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今の日本で感じること

こんにちは。

今日は、自分と他人は違うのだから、価値観を押し付けないことは非常に大切であるということを記事にします。

日本独特の同調圧力


日本は、協調主義、海外(特に欧米)は個人主義と言われます。

日本の雇用、賃金体系を見ても明らかでしょう。新卒一括採用、年功序列、終身雇用というのは日本独自でしょう。

他にも小学校〜社会人までの1本のレールに乗った人生や結婚に愛する圧力など日本の同調圧力の例は多くあります。

コロナ禍でより顕著に

その傾向はコロナ禍でより顕著になりました。

2020年から世界中で猛威を振るった新型コロナウイルス。

世界中で新型コロナウイルスが猛威をふるい、人々の不安が増大しました。日本でも連日のように新型コロナウイルスの報道がなされました。
学校の一斉休校、緊急事態宣言の外出自粛や県境を超えた往来の自粛など異例の事態となりました。

現在は、新型コロナウイルスがなくなったわけではないですが、5類に移行され、マスクについても徐々に外す方向へと向かっています。
しかし、マスクについては現在でも外せない人が多数になってはいます(欧米では、マスクをしている人が少数派。GWに日本に来日した海外の観光客を見てもマスクをつけている欧米の方は稀有な存在でした)。

SNSでも毎日のように見られる


コロナ禍の後にはロシアによるウクライナ侵攻、さらに値上げが止まらない中で余裕がなくなる中でSNSによる他人叩きがより顕著になったように感じます。

インターネットの世界だと顔や実名を見せるわけではないので、不満に感じたことをオンラインでリアルタイムにネットに反映させてしまうのでしょう。

ネガティブ思考に陥る罠

本能的にネガティブ思考がより印象に残る

人間は、ネガティブに感じたことがより強く印象に残ると言われています。

これは、テレビのワイドショーの報道などを見てもより強く感じることです。テレビのニュースは基本的にネガティブな話題が多いです。

テレビがネガティブな話題が多い理由としては、ネガティブな話題がより強く印象に残るため自分のチャンネルに視聴者を釘付けにする狙いがあるのでしょう。

6-1は五分

私は、放送がある日は、Mリーグを見てますが、Mリーグの実況者の日吉辰也プロが2軒リーチの捲りあいで「6-1は五分」のようなことをどっかの試合で行ったような気がします。もちろん視聴者を盛り上げるための謳い文句だとは思います。

しかし、人間の感情においては、ポジティブ6 - ネガティブ1は五分五分という研究結果も出ているようです。
ネガティブな事象を1つ取り除くためには6つのポジティブな事象が必要というのはしんどいですね。

確かにMリーグやプロ野球、Jリーグでもいいですが、応援しているチームが勝っている試合よりも負けている試合の方がより強く印象に残ります。

Mリーグの公式コメント欄では、よく打牌選択などの選択ミスをすると対局者を徹底的に叩くコメントがよく見受けられます。麻雀は不確定要素がより強いゲームなので、第3者から見るとミスがより目立ちやすくコメントが荒れやすい特性があります。見ていると気分が悪くなるので、今年からは私自身コメ欄は閉じて放送を見ています。

これは、プロ野球やJリーグでも同じ現象が見られます。エラーやミスした選手を徹底的に叩かないと気が済まないファンは残念ながらどこにでもいるようです。

他人に対しても悪い面しか見れなくなる

こうなると他人に対して悪い面を見たり減点評価で他人を見るのが癖づいてしまいます。

この癖は、人間関係で大きくつまづいてしまいますし、孤独になる確率も飛躍的に高まってしまいます。

人に対して常に攻撃的な人と付き合っても自分自身にメリットがないですし、付き合っている自分自身が攻撃対象になることも考えれば自然と連絡は控えるようになるでしょう。

他人を攻撃する癖がある人は、最終的には自分自身の首をボディブローのように閉めていると言えると思います。

自己否定をやめることから

自分を認めてあげることから

そもそも何故他人を攻撃してしまうのでしょうか。考えれば、他人には他人の価値観があるのだから自分の価値観を強制しようすれば、衝突することは目に見えてます。

それは、自分自身に自信がないからではと思います。

私自身、20代の頃は、他人に対して攻撃的であったと思います。
好きな高校野球を見ていてもなんでこんな大事なところで四球出すんだよ、エラーするんだよ!という上から目線で何様だよと言う人間でした。

今思うと原因は、自分に対して余裕がなかったことが挙げられると思います。金銭的な余裕も社会的な余裕も精神的な余裕も全てにおいてです。

仕事では失敗してネガティブな言葉を浴びせられ続けましたし、人と衝突することもありました。結果的に精神的に病んでしまい、所属部署を離れることになってしまいました。

何故そうなってしまったのかというと、結局現状に不満ばかりの感情ばかり抱えて、何も現状を変える行動をしなかったことにあると思います。


不寛容の原因は、余裕がないこと

自分自身を認める力がないから他人のことを考える余力もなかったと今思えば感じます。

今の社会でネットでの炎上や他人に対して攻撃が目立つようになっているのも社会全体が余裕のないことの表れでしょう。

確かにコロナ禍での外出自粛やテレワークで人との接触を半ば強制的にシャットダウンされ、マスクで表情もわからないままのコミュニケーションを余儀なくされたら誰だってストレスは溜まります。
さらにロシアウクライナ戦争に伴う物価上昇に対して賃金はなかなか上昇しない状況に不満を感じている人も多いでしょう。

その余裕のなさが社会全体をゼロサムゲームの傾向に持っていっているのではないでしょうか。
ゼロサムゲームとは、社会の資源は限られており、人々はその資源を巡って争うことで成立しているという考え方です。ゼロサムゲームにおいて、誰かの勝ち=自分の負けという図式が成立します。
その社会において、有名人が不祥事を起こしたら、一斉に叩くことで自分自身が有利になったような気になってしまうのも無理はないでしょう。

寛容さを身につけるために

では、他人や社会を変えることはできるでしょうか。

残念ながら、他人や社会を変えることは出来ません。生まれた場所、生活環境も異なりますし、その中で形成された価値観も異なります。無理に変えようとすると歪みが生じてしまいます。戦争になるだけです。

なので、変えることができるのは自分自身ということになります。が、自分自身ですら変えることはそう容易なことではないです。

自分自身を変えるためには、まず自分の長所や短所を認めることが必要になってくるでしょう。

良い面も悪いと言われる面も含めて自分自身なんだと自分のことを認めてあげることができなければ他人に寛容になることなどまず不可能です。

では、その自分自身を認めるために大切なこととは何か。以下の3点が挙げられると考えています。
①何かに取り組んでみる。
②価値観の合う人との関係作り
③生活リズムを乱さない

①何かに取り組んでみる。

何か新しいことや今までと違う方法などを取り入れてみるなど生活に変化を加えることが大事です。

毎日、起きてから寝るまで同じことの繰り返しでループしているようでは味気ないです。

毎日の生活がつまらないと感じ、その積もり積もった不満が第三者へと向かってしまいます。
そうならないためにも好きなことを行動してみることが大切になるのではないでしょうか。

成果が出たり、上達したりするとやる気が上がって楽しくなります。
RPGゲームでも最初は、初期装備でスライムのようなモンスターしか倒すことができませんが、レベルが上がって新たな呪文を覚えたり、装備を整える中で強い敵を倒せるようになり、面白さが格段に上がりますよね。

私自身、記事を書いて、いいねをいただけることやタイピング能力が格段に向上したことでモチベーションを維持できています。あとは、文章に書いてアウトプットすることで自分自身の気持ちを整理できています。

他にも旅行が好きです。旅行の中でより良い移動方法や宿泊費を抑える方法などを発見するのは非常に楽しいです。

新たなことを始めることで成長することもありますから、何も楽しみがないという人はまず楽しみを見つけることから始めることが大事だと思います。

②価値観の合う人との関係作り

続いては、人間関係作りです。

新たなことを始めても1人でずっと継続していくことは難しいです。

また、ドラクエを例に出しますが、1人で最初からラスボスまで冒険するのは1だけですよね。2以降は、仲間が加入して最終的にラスボスまでゲームが進行していきますよね。
1人でゲームを進行するとレベルをどんなに上げて装備や最高呪文、特技を覚えても全滅するリスクは抱えています。ザキなどの即死系の呪文やマヒ、ねむりや混乱などの状態異常にさせられて、集中攻撃を浴びせられたりです。

仲間がいることで苦しい時でも相談できますし、辛いことが起きても立ち直る力になりますよね。もちろん、人は選ばないといけません。否定したり、攻撃する人と付き合ってしまうとエネルギーが逆に吸い取られてしまいます。

共に成長できる相手を見つけることが非常に大切なことです。

③生活リズムを乱さない

最後に①②を満たす前提条件です。

全ての基本となるのは生活リズムです。今の3交替勤務を行なっていると尚更感じます。やはり、夜勤勤務を終えたあとは、疲れが増します。仕事量的には、日勤の方が3倍近い量あるにも関わらずです。

普段寝ている時間帯に気持ちを張り巡らせて仕事をするということの負担がやはり大きいのでしょう。

生活リズムが狂うとやはりメンタル的に不安定になってしまいます。不安定な状態で、価値観の合う相手を見つけるというのも非常に難しい話です。

そう考えると、何はともあれ心身ともに良好な状態であることがより良い人生を生きるための前提条件であると言えるのかもしれません。コロナ禍が今の不寛容さ社会をより強くしたのも納得がいくところですね。

可能な限り同じ時間に寝て、同じ時間に起きて生活することが何よりも大切なことです。

①〜③ができれば、他者に対しても攻撃的にはなりようがないと思います。自分とは関係ない他者間で何か問題が発生しても、そもそも他人は変えることができないんだから自分が首を突っ込むことはないよねという姿勢を保つことができます。

最後に

新型コロナや物価高などの不安定な社会でなかなか精神面を良好な状態に保つことは非常に難しいです。

そんな中でもできることは、日々何かしら行動していくことしかないように思えます。

何も行動せずに左から右へ、上から下へスマホの画面をスクロールしているだけでも何も変わりません。変わらないどころかYahoo!ニュースなんかは読んで落ち込んだり、イライラする気持ちになりマイナスの影響が出てくる可能性があります、テレビのワイドショーも同じですね。

ただでさえ、ネガティブなことは印象に残りやすいです。ネガティブな話題ばかりをインプットしたら、さらにネガティブな気持ちになります。結果的に気持ち的にも余裕がなくなってしまいます。

そのためには、生活リズムを整えることと自分自身が楽しいと思えることを日々取り組むことがいるのではないでしょうか。

本当に楽しいと思えることをやっている時に他人を攻撃しようとは思えないでしょう。

他人を変えることは出来ませんから、他人を攻撃する人とは近づかない、自分が楽しいと思えることを行う(もちろん第3者に対してネガティブなツイートをするなど明らかに不快にさせる行為は論外です)ということが非常に大切だと思います。

日本が不寛容な社会になっているのは、残念ながら世界からもそのような目で見られています。
以前、ベトナム人に実習生と仕事をしている時に「日本人はなんでこんなギスギスしているの?」ということを言って帰国しました。

コロナ禍のストレスのせいもあるとは思えますが、今の日本の社会は寛容性がなくなってゼロサムゲームを行なっている社会となっているように思えます。

思うようにうまくいかなくて苦しいという気持ちは非常にわかります。しかし、その中でも自分ができること、楽しいと思えることを行い、自分の気持ちにフォークスすることがまず大切になるでしょう。

記事は以上になります。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。


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