オークスステップレースについて
こんにちは。昨夜はMリーグ🀄️ファイナル面白かったですね。優勝したEX風林火山の選手、関係者の方々おめでとうございます。他の3チームも最終半荘のオーラスまで戦う姿勢があり、非常に面白かったです!最後の4選手の健闘を称えあった握手は胸にじんとくるものがありましたね。一方で、批判や議論の対象になったこともあります。そのことについては、明日記事にしたいと思います。
今週日曜日は、オークスが東京競馬場を舞台に行われます。3歳牝馬による1戦で距離は2400M、多くの牝馬が未知の距離を走ることになります。そのため、オークスの舞台では、予想外の穴馬の好走ということもあり、3歳牝馬クラシックの中では荒れる傾向があるレースだと思います。
オークスのステップレースは桜花賞中心にはなりますが、他のレースについても取り上げたいと思います。
1、桜花賞
まずは、最重要ステップと言える桜花賞(阪神1600M)からです。桜花賞組が多く出走予定しているので、桜花賞が記事のメインになります。
ハロンタイム 12.1 - 10.8 - 11.2 - 11.1 - 11.6 - 11.2 - 11.2 - 11.9
上り 4F 45.9 - 3F 34.3 勝ちタイム1.31.1
1着 ソダシ 3着 ファインルージュ 4着 アカイトリノムスメ 5着 アールドヴィーヴル 6着 ククナ 8着 エンスージアズム 9着 ホウオウイクセル 12着 ストライプ
この日の阪神競馬場は良馬場の高速馬場でした。それを考えても1000M通過が56.8というのは非常に早いペースでした。このペースを早め先行から押し切った曽田氏は非常に強いです。ただ、3着ファインルージュ、4着アカイトリノムスメ も大きく負けているわけではありません。今回は東京競馬場でソダシが輸送があるのに対し、この2頭は輸送がないので、そのアドバンテージはありそうです。では個々の馬で取り上げます。
1着 ソダシ
ハイペース流れたレースを内枠から積極的に追走しました。直線の半ばで抜け出すと、2着のサトノレイナスにはクビ差まで詰め寄られましたが最後は押し切って勝利しました。
桜花賞のレース、何度見ても非常に強いですね。サトノレイナスの末脚は目立ちましたが、3着ファインルージュ 4着アカイトリノムスメ とはほとんど上がり3Fのタイムに違いはありません。
今回は、サトノレイナスが日本ダービーに向かうため、実力実績的にもここでは1枚抜けた存在ですね。2400Mの距離についてですが、2歳時に札幌2歳Sで洋芝の1800Mをこなしてますし、スタミナの問題もないと思います。今の東京のスピード馬場も桜花賞で早い時計にも対応しているので問題なし。
懸念点も大きなものは見当たらないですね。輸送も2歳時にこなしてますし、圧倒的1番人気で徹底的にマークされる立場ですが、桜花賞でサトノレイナス以外の馬には振り切って勝っているのでこれも問題なし。
あとは、オークスまで順調に調整できれば牝馬2冠の可能性は非常に高そうです。
3着 ファインルージュ 4着 アカイトリノムスメ
2頭ともソダシをマークしていましたが、ゴール前で詰め寄ったものの、最後まで交わすことができなかったですね。2頭ともオークスの距離延長は問題なさそうですし、輸送が今回ないのは今回の大きな強調材料です。
ただ、ソダシに勝利するためには、2頭とも桜花賞からさらにパフォーマンスを上げないと厳しいです。しかし、他のレース組から気になるのは1頭くらいなので打倒ソダシの候補はこの2頭だと思います。
ファインルージュの鞍上はオークスを得意としている福永騎手、アカイトリノムスメ はルメール騎手と騎手は2頭とも魅力的です。特にアカイトリノムスメ のルメール騎手は現在東京のGⅠ2連勝中です。オークスでも当然怖い1頭になるでしょう。
5着以下
5着以下の馬は4着アカイトリノムスメ からさらに3馬身離されており、大きく一変させないと厳しいです。
5着アールドヴィーヴル に関しては、力は桜花賞上位馬と遜色ないです。ただ、気になるのは減り続けている馬体重です。オークスでは、輸送も控えているのでこれ以上馬体重を減らして欲しくないところです。逆に輸送をしっかりこなすことができればチャンスはあると思います。
桜花賞組の中で距離延長に魅力があるのが6着ククナ です。長くいい脚を使う馬で東京競馬場では安定した成績を残しているので、上位人気馬が直線の半ばで苦しくなってきたら追い込んでくる可能性も十分あると思います。
8着エンスージアズム 9着ホウオウイクセルも距離延長はこなせそうですが、桜花賞上位馬を交わすには大きくレースパフォーマンスを向上させないと厳しい印象です。
2、フローラS
続いて、東京競馬場の開幕週に行われたオークストライアルフローラS(東京 2000M)についてです。
ハロンタイム 12.5 - 11.4 - 11.3 - 12.1 - 12.9 - 12.8 - 12.6 - 11.3 - 11.0 - 11.5
上り 4F 46.4 - 3F 33.8 勝ちタイム1.59.4
1着 クールキャット 2着 スライリー 3着 ユーバーレーベン 4着 メイサウザンアワー 5着 ウインアグライア
逃げたアンフィニドールの1000M通過が1.00.2。2番手以降はさらにそこから3〜4馬身後ろを追走しているので超スローペースのレースだったと言えます。勝ちタイムの1.59.5というのはやはり少し物足りない印象が拭えず、オークス好走のためにはここからさらにレースのパフォーマンスを上げないと厳しいです。
1着 クールキャット 2着 スライリー
スローペースということで好位追走した馬が1、2着に入りました。クールキャットは道中3、4番手を追走し直線では前を捉えて快勝しました。これは、ルメール騎手の好騎乗が光りました。オークスでもスローペースで先行集団を追走しソダシに食い下がることができれば、好走の可能性もありそうです。
2着 スライリーは展開に恵まれた印象が強く距離が伸び、メンバーも強力になるオークスでは厳しいかなと思います。
個人的にフローラS組で注目したいのは3着ユーバーレーベンです。桜花賞をパスし、オークスに照準を絞った印象ですし、スローペースの前残りの展開を中団から足を伸ばした印象は着差以上に強い印象です。ソダシとも好勝負を演じている馬なのでユーバーレーベンには要注意だと思います。
3、スイートピーS
続いて、スイートピーS(東京1800M)についてです。スイートピーSからオークス好走した馬と言えばカレンブーケドールが思い浮かびますが、今年はオークス好走馬がここから出てくるか。見ていきたいと思います。
ハロンタイム 12.6 - 10.9 - 11.2 - 11.8 - 11.8 - 12.0 - 11.9 - 12.2 - 11.8
上り 4F 47.9 - 3F 35.9 勝ちタイム1.46.2
1着 タガノパッション 4着 スウィートブルーム
1000M通過は58.3のハイペースで流れました。勝ったのは中団から追走し、外から豪快な末脚で抜け出したタガノパッションでした。
勝ちタイムは1.46.2。ハイペースで馬場も高速馬場だったことを考えると、目を見張るものではありませんが、勝ち方は非常に強かったです。オークスはペースが落ち着くことが多いので、その展開でスイートピーSのような末脚が繰り出せるかが鍵になりますが、無視はできない1頭だと思います。
4、忘れな草賞
続いて、オークスに向けて注目のステップレース忘れな草賞(阪神2000M)について見ていきたいと思います。忘れな草賞からオークスを勝った馬といえばこの前クイーンエリザベス2世Cを勝利し世界で活躍も見せているラヴズオンリーユーですね。
個人的に桜花賞以外で注目のレースを挙げるとしたらこの忘れな草賞です。では見ていきます。
ハロンタイム 12.4 - 10.9 - 12.0 - 11.9 - 12.1 - 12.0 - 11.8 - 11.3 - 11.5 - 12.1
上り 4F 46.7 - 3F 34.9 勝ちタイム1.58.0
1着 ステラリア
逃げたエイシンヒテンが刻んだ1000M通過のラップは59.3。この日は桜花賞と同日で馬場が非常に早いことを考えれば決して早いペースではなかったと思います。
このペースを中団の外目から追走し、最後の直線も馬場の外からいい脚を使って差し切り勝利をしたのはステラリアです。
勝ちタイムの1.58.0というのは馬場を考えると標準レベルと思います。ただ、この日の阪神は前もそれなりに残っており、このレースの流れはエイシンヒテンの完全な逃げ残りのレースだったと思います。それを外から差し切った内容は非常に強いですし、オークスにも期待の持てる内容だったと思います。
過去にはベゴニア賞(東京1600M)で青葉賞2着馬キングストンボーイとも接戦を演じた実績もありますし、牝馬限定のオークスでも期待の持てる馬だと思います。
あとは、東京への輸送でしょうか。2月のクイーンCでは調子自体もあまり上がっていなかったこともあり伸びきれず6着に敗れましたが、勝ち馬アカイトリノムスメ とは0.3差と大きく負けているわけではにので逆転は十分に可能だと思います。
5、まとめ
以上、オークスのステップレースとして4レース取り上げました。今回取り上げたレース以外にも矢車賞勝ち馬ハギノピリナ、ミモザ賞勝ち馬スリーセブンシーズ、1勝クラス勝ち馬ミヤビハイディも登録しています。条件クラスからいきなりGⅠで好走というのは非常に難しいので、今回は取り上げませんでした。この中で注目は馬場が悪くなったときのスリーセブンシーズには要注意というくらいだと思います。
まとめるとステップレース注目馬は
桜花賞 ソダシ ファインルージュ アカイトリノムスメ フローラS ユーバーレーベン 忘れな草賞 ステラリア
この5頭を取り上げたいと思います。やはり、桜花賞上位組が力関係的には有利です。一方、それに対抗できそうなのはフローラSで中団からいい脚で追い込んだユーバーレーベンと忘れな草賞で差し切り勝利をしたステラリアでしょう。2頭ともオークスに照準を合わせて調整しており、東京競馬場の2400Mにコースが変わるのも良さそうです。
オークスまで、最終追い切り、枠順発表、天気と馬場状態など考慮する情報がこの後出てくるのでしっかり吟味しながら予想していきたいですね。
記事は以上になります。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。
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