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孤独を楽しむ人

こんにちは。

今回は、先日読んだ本が非常に面白かったので紹介します。

ソフトカバーでも販売されていますが、kindleがソフトカバーより安く購入できるので非常におすすめです。

この記事では、本の中で非常に参考になる部分をごく一部紹介します。

1人だから楽しいことができる

孤独には2種類あると紹介されています。

孤独だから楽しいことができる、孤独だから何もしたくないの2種類です。

孤独と聞くと孤独死など負のイメージが先行すると思います。最近はソロ需要にも注目されたこともありが、世間的にもぼっちなどと呼ばれることもあります。

孤独と聞くと寂しいイメージが先行しますが、誰かと何かをすることを基本にするのではなく、1人をすることを基本にすると自分の意思でやりたいこと好きなことを追い求めることができます。

何かに挑戦したり、自分の好きなことで遊んだり、自分が興味のあることを学んだり、様々な人とのつながりを作ることに他人の承認は必要ありません。全て自分の意思で作り出すものです。

今の時代は、ソロキャンプ、1人カラオケ、1人焼肉、ソロ飲み、推し活などのソロ活動がブームになっていることを考えると人といることにつかれ、1人で楽しいことをしたいという現代人の心が表れていると思います。

私自身も一人旅、1人カラオケ、自宅近くのバーでのソロ飲みなどソロ活動を楽しんでおります。転勤しての1人暮らしだと1人での楽しみ方を見つけることが孤独でメンタルを病まないコツだと感じています。

1人は寂しいは思い込み

本の中では、孤独には物理的な孤独(1人でいること)と感情的な孤独(寂しさ)は全く別だと書かれています。

1人で寂しさを感じる人もいれば、かえって1人でいることが楽という人も多いでしょう。私も1人でいることが気楽だと感じることが本当に多いです。

1人で寂しいということは全くなく、逆に周りに人がいる時に寂しさが出てくるものです。

人間関係の中では、多かれ少なかれ他人に対して期待は出てくるものです。

話を聞いてくれない、助けてもらえない、仲良くしてもらえないなどの他人に対して寂しいと感じる時はあると思います、しかし、これらの感情は全て思い込みです。他人に対して、勝手に期待してがっかりしているだけです。
友人や恋人、家族からでも「なんで私のことをわかってくれないの」と言われても困るでしょう。

他人に期待して感じる寂しさは、孤独に対して感じる寂しさに対しても同じことが言えます。1人だから寂しい、1人だから何もしたくないという思いが心と体を蝕んでいます。

1人だからこそ、100%自分で決めることができると思うと1人も悪くないと思います。

もちろん、1人でいると寂しさを感じる瞬間もあります。私は、6月に入ってから原因不明の風邪症状(高熱、唾を飲むだけでも激痛が走る激しい喉の痛みと長期間続いた滲出性中耳炎)で苦しい時、人がいないから出勤せざるを得ない時は、1人の辛さは感じました。

1人であれ、家族や恋人と同居している時であれ、苦しい時、寂しい時はありますから、あまりその瞬間の気分を引き摺らないことが大切だと思います。

1人で不幸は世間の刷り込み

結婚か未婚かについては、どちらの方が幸せかなどの議論がいつの時代も行われています。

しかし、結婚か独身どちらが幸せかを決めること無意味と本では書かれています。

人と一緒にいることで感じる幸せもあれば、逆に人といることで感じる辛さもあります。1人でも然りです、それぞれ今いる場所で自分の幸せを見つけることが非常に大切です。

今は、「おひとりさま」が一般的になりつつあります。テレビドラマの孤高のグルメのヒットやソロキャンプブームが物語っているでしょう。ただ、世間一般ではいまだに「1人が不幸」と考えている人もおり、メディアでも「人とつながっていることこそが幸せ」という空気が流れています。

イベント時はそれが特に顕著に表れます。クリスマスは典型的な例でしょう。

世間の価値観に流されることなく、自分は何がしたいのか、自分の心に正直になることが非常に大切だと思います。

最後に

この記事では、1人の良さについて語っていますが、人は1人で生活することはできません。食事、風呂、洗濯など、サービスを提供する人がいるからこそ個々人の生活が成り立っています。

人は、支え合って生きている以上は、自分の価値観だけを押し付ける訳にもいきません。

ただ、自分の気持ちを押し殺して他人の価値観に無理に合わせようとしても疲れるだけだと思います。

今、どんな立場であれ最終的に自立して生きることは求められます。結婚してても、離婚や死別で1人になることも十分にありえます。

職場や家庭以外にも自分の気持ちを押し殺さずに話せる友人やコミュニティの存在は非常に大切でしょう。

ただ、社会人になると待っていても友人も新たなコミュニティも作ることができません。自分から作りに行く必要があるでしょう。
これは、私自身の課題でもあります。

孤独というと仙人のような生活ではなく、自分で自立して時には人と協力しながら生活していくことが非常に大切なことだと思います。

本には孤独を楽しむための感情整理術や孤独を楽しむ具体的な方法、孤独を楽しむ人の人間関係なども書かれているのでこれからの人生を考える上で本当に考えさせられる本なので、非常におすすめです。

記事は以上になります。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。


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