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学校という組織の難しさ

あんたは自分の子どもの学校でなんか問題が起きたときにどんなことをしている?

現実的には「しょうがないよな」で済ませることがほとんどだと思う。
その上で、冷静に考えると「あれ?」って思うことも普通にあると思う。

俺の場合は息子が明らかに授業において不利益を受けたってことを聞いたときも、息子が明らかに何かをやらかしたときに不問に付されたってときも実になんとも言えない違和感を感じるわけよ。

こう、「そうじゃねえべ」って感情が俺の中で渦巻く感じ。

それと同時に、自分が息子に対してキッチリ教育出来てんのかよって言われると、グムムって唸っちまうやつだ。

今回は子供の教育ってやつについて考えてみる回だ。

ああ、いつも通り正解なんてないさ。
でも考えておかないわけにはいかんだろ?

直近で起きた学校での出来事

どうも、うちの息子が授業で質問したらしいんだ。
よくわからんことがあったみたいでね。

ところが、息子が言うには先生に「無視」されたって言うんだよ。

まあ、そう言うこともあるかなぁくらいの感覚もあったんだけれど、妻が激怒し始めて、息子の連絡帳にどう書けば良いかって考えあぐねていた。

俺も一緒になって考えて、結果的に副校長先生と俺が電話で会話するって感じになったんだよね。

最近は教頭先生じゃなくて副校長先生って言うらしいな。

で、話してみた結果。
どうも「無視」ってことが起きたことは学校としても確認が取れているらしく、そのことに対する対策をどうするかみたいなことを検討したわけよ。

まず、学校としては「無視」が起きたのはミスだったってことらしかった。

授業ってのはヒトが作り上げるものなんだからミスってのはあって当たり前。
なので、そのミスに気づけたんだからそのミスをどうフォローしていけば良いのかって話になった。

結果として授業ごとに質問を受ける時間を取るって話になった。

まあ、そりゃそれで対策としては直接的なものだったんで、じゃあそれが実際に取られているかはチェックしてねって話で終わったんだ。

後日の展開

で、チェック結果を1週間後にもらえるってんで、その結果を担任の先生からのお手紙でもらったわけよ。

結果としては質問時間を設けるのは難しいって話だった。

うん。授業時間はギリギリで運用されているってのはわかる。
授業の準備時間にも限界があるってのもわかる。

わからないのはそのことは「わかってた」のになんでその無理筋の計画を立案して、それをあたかも出来るように俺に副校長先生が伝えてきたのかってことなんだよな。

現場の先生とディスカッションしていれば、生徒の質問時間を設けるのが無理筋だってのは意見が出ていたと思う。

そもそも副校長先生にまでなられる方なんだから、そう言う現場の状況ってのは理解していたはずだとも思う。

それでも副校長先生は俺に「時間を取る」という回答をしてたってことだと思うんだよな。

学校という組織が抱える課題

なんで、副校長先生は俺にそんな無理な対策を提示してきたんだろう?

考えたくないけれど、やるやる詐欺的なことだったんだろうか?

つまり「こう対策してますよ」ってことに対して親がチェックを求めるってことを想定してなかったってことなのか?

いやぁ、我ながらめんどくせぇ親だとは思うよ。
なんつっても、筋を通すことってのを逃げ場がない形で求め続けるわけだもんな。

たださ。
俺の認識では会社員はその「筋を通すこと」ってのが何よりも重要な業務だって感じがしないか?

俺の仕事だけなのか?
この筋を通すってことに労力を割かないと仲間も部下もついてこないってのは。

俺の想像どおりなら、学校って組織はもしかしたら「権威」ってのが物を言う構造がはびこっているってことなんか?
いや、違うな。
だって、それなら副校長先生が俺に言ったことを先生たちが守らんといけんもんな。

逆に現場の意見が最も優先されているってことなんだよな。きっと。

で、その現場が「ミス」をしたときに、組織としての学校は何が出来るんだ?
「ミス」をしても「しょうがないじゃん」って言う現場に副校長先生は何が言えるんだ?

なあ、あんたはどう思う?

こんなにガバナンスが効かない現場を組織としてまとめるには何をどうしたら良いんだ?

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