AIがもたらす正解
あんたの手元にもAIで作られているいろんなコンテンツの話が届いているかい?
ぶっちゃけ、俺の感想としてはコンテンツとして楽しむヒトが多くいるのであれば、そのコンテンツがAIでこさえられていようが、ヒトが汗水たらして作っていようが、そのことに思いをはせるヒトってのはレアだと思うんだよな。
例えば葬送のフリーレンってアニメがあったじゃんか。
あれって原作マンガがアニメになったことによってめちゃくちゃ評価が上がった作品だと思うんだけれど、話づくりのからくり的にみると、シンプルに多くのヒトが認識している「王道RPG」って構造を「ヒトの感情」ってのにどうやって結び付けるのかってのがキモにあると思うんだよな。
で、この誰もが知っている構造を別の切り口で表現するってのは、本質的にAIが得意とする分野だと思うわけよ。
今回はAIが情報を提供するのが当たり前になった世界について考えてみる回だ。
ちっと、俺たちが望むものってのを考え直しておこうぜ。
AIで提供されるコンテンツ
2023年はAIが作った画像やら文章やらで話題が沸騰してたよな。
おそらく今後、AIが作るコンテンツはもっと進化を続けるんだろう。
ちょびっとだけ気になったのはAIが作る美女って当たり前だけれど、同じような顔の映像が多くある気がするんだよな。
そうそう、こんな感じ。
鼻筋が通ってて目がきりっとしててって感じ。
当たり前っちゃあ当たり前なんだけれど、AIが「かわいい」とか「きれい」とか言うめっちゃ抽象的な条件を示されたら、そらあ平均的な何かを作るってもんだよな。
そこでふと思うわけだ。
あれ?俺たちって「平均」を求めているんだっけか?ってね。
俺が好むコンテンツ
じゃあ、俺が個人的に好んでいるコンテンツってのがなんなのかってのを振り返らんとなってなるわな。
うん、ガンダムにヤマトにオネアミスの翼。
ガンパレードマーチにマインクラフトって感じか。
共通しているのは未知への恐怖と争いって感じかな。
恐怖とか未知を好むって意味が分からんとは思うけれど、俺が知らない何かってのを求めているってことなのかなって思うわけよ。
そう考えると、無知の知ってのにヒトという生き物が魅力を見出してからこっち、進化速度が加速度的に増したってのは歴史が示しているんだから、その「知らない何か」ってのを求めるヒトってのは多数派なんじゃないかと思うわけよ。
そこで「平均」だ。
AIが提供してくれる平均的な魅力の先に未知ってのはあるんだろうか?
普通に考えると「ない」って答えになるわな。
でもちっと考えてみる。
俺はホントに「平均」を客観的に認識できているのか?ってね。
平均的な○○
試しにいろんな言葉で考えてみるか。
平均的な年収とか?
いや、それ職業だとか住んでいるところでまちまちだろ。
平均的な通勤時間とか?
それこそ働いている場所や職種でバラバラな感じがあるわな。
平均的な睡眠時間とか?
年よりは短そうだなぁ。
とかなんとか、俺たちは実は全体を対象とした平均ってのを感覚として持ち合わせていないってのが現実なんだろうな。
ところが、AIはビッグデータなる「得体のしれない何か」を相手にすることが出来るから、「平均的○○」ってのを容易にまとめることが出来るのかもしれない。
これが時間とかお金とかの数字で表すことが出来るものなら、まあ何かしら確かめることが出来るかもしれないけれど、例えば「平均的な野菜」とか言われても「何のこってすか?」ってなるじゃん。
試しにAIに聞いてみた。
よくわからんけれど、まあなんか答えは出してくれるわけよ。
問題はこの回答が正しいとも正しくないとも俺たちは言えないってことなんだよな。
特にコンテンツ周りの「正しさ」なんてものはめちゃくちゃ多くのヒトが試行錯誤し続けてきているけれど、そんな答えにたどり着いちゃいないもんだよな。
なあ、あんたはどう思う?
俺たちは何が正解かなんてわからないときに「とりあえず確からしい答え」に飛びついたら何が起きると思う?
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