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国家安全維持法はセキュリティリスク

あんたも香港の国家安全維持法のニュース、チェックしていたりするかい?

あのニュースを見るにつけ、改めて中華人民共和国という国は民主主義の国じゃないんだよなぁって認識し直しているんだよね。

俺たちは、生まれたときから民主主義・自由主義の名のもとに社会が動いている状態だったじゃんか。
今、香港はそんな状態を劇的に変えられる状態になっているってのが俺の認識だ。

それは同時に香港という地域に対しての日本としての関わり方を変える必要に迫られているってことも意味するよな。

今回は改めてこの歴史的転換点について調べてみようって回だ。

ちっとばかり俺の勉強に付き合ってくれよな。

香港の国家安全維持法は対岸の火事なのか

俺もこの国家安全維持法ってやつの実態はよくわからないので、ニュースサイトの情報が全てになってしまっているんだよね。

ただ、この国家安全維持法ってたまらなくきな臭い。

要するに中国政府が「国家の安全を脅かす」って判断すればコンテンツの削除を要求できるってんだよ。
これってfacebookとかの投稿でも同じことが言えて、極端な話、俺たちの投稿が「国家の安全を脅かす」って中国政府が判断したら、facebookの香港現地法人は俺たちのアカウント情報を中国政府に提供しないといけないって意味だからね。

実際、グーグル、Zoom、マイクロソフト、テレグラムなどの企業は、香港政府からのユーザデータ要求の受付を一時中止している状態だってことらしい。

にしたって、この国家安全維持法の内容を精査するからその間はカンベンってなトーンにも見える。
もはや、中国政府とネットワーク上で同じサービスを利用するってことそのものがセキュリティリスクになりかねないってわけだ。

中国に実体があるクラウド

facebookのようなSNSでも問題はでっかいけれども、クラウドサービスについてはもっと危険だ。

アップルのiCloudってあるじゃん?
あのクラウドサービスのサーバーって中国においてあるってんだよね。

iCloud上で管理されている様々な情報も同じ様にセキュリティリスクを抱えることになってしまうとすると、SNSでのリスクを遥かに超える大問題に発展するよな。

Google Drive上に業務データを確保している中小企業って普通にあるじゃんか。
そのデータが「国家の安全」なる明確な基準を定義することが出来ない理由をつけられてダダ漏れになるって、ちょっとシャレにならないよな。

香港から企業が撤退し始める

で、当然そんなリスクのある状態を企業が許容できるはずもなく、長期的には香港から資本が流出することが予想されるよな。

今までは香港の実質GDPって右肩上がりの予想がなされていた。

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出典:https://ecodb.net/exec/trans_image.php?type=WEO&d=NGDP_R&c1=HK&s=2015&e=2024

でも、このGDPの伸びに国家安全維持法はブレーキを掛ける事は結構な確率でありそうだよな。

そうなってくると、中国政府としても香港の旨味みたいなものが消失することになっちまう。
中国政府としてもそれは避けたいはずだから、なんかしら手を打ってくるとは思うんだけれど、今の所は何をしてくるのか想像もできない。

TikTokは香港から撤退した

そんな流れの中、一つの企業の動きがちょっと気になった。バイトダンスって企業なんだけれど、この企業はTikTokを運営しているので有名な会社だね。

何が気になるかって、この企業は中国の企業なんだよね。

中国政府の情報奪取からいち早く逃げたのが中国の企業ってわけだ。

このバイトダンス。ついこの間の6月11日時点では香港のオフィス拡張ってニュースが出てたんだよ。

ところが国家安全維持法が施工されるやいなや、速攻で香港撤退を決めたっってんだよね。

どうだい、この変わり身の速さ。
さすがは今をときめくTikTokってところだよな。

俺たちも自分の身を守る意味でも今回の国家安全維持法の実体について見続けていかないといけないと思わせるよな。

なあ、あんたはどう思う?

中国政府は俺たちの世界をどうしようとしていると思う?

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