幸せってなんだっけ?
あんたも「幸福度」なんて言葉を聞いたりしているかい?
とある記事を見たんだけれども、どうやら2000年以降、日本の女性の幸福だと感じる率ってのが向上しているらしい。
まあ、2010年までのデータでの話なんで直近はどうかわからないんだけれどさ。
でも、同時期のアメリカやヨーロッパ諸国では女性の幸福と感じる率が減っているってことなんだそうだ。
うむ?
それってなんか違和感ないか?
今回はこの違和感について考えてみようって回だ。
まあ、推論に過ぎない戯言だとは思うけれど付き合ってくれよな。
日本の女性の幸福について知らせてくれた記事
今回、この「女性の幸福」について知らせてくれた記事がある。
「あまり喜べない」ってのがまた感情を刺激するタイトルだよな。
中身を見てみると、欧米では女性の社会進出に伴って女性の幸福度ってのが女性の社会進出にともなって低くなる傾向にあるってことらしい。
はは~ん。
それって何気に俺としてはめちゃくちゃ腹落ちするわけよ。
だってよ?
男性の幸福度って女性の幸福度よりも常に低いってのが日本の傾向であるって話があるわけだ。
このnoteでも同じ様に「労働」にまつわる幸福度がどうなんのかって話を書いた。
つまりはだよ。
俺たちは男女に関わらず「働くこと」に幸せを感じていないのかもって話だ。
少なくとも欧米の女性は「働く」という行為をし始める率が上がったことで幸福度が下がったってデータなわけだもんな。
本質的に俺たちは働きたがっているわけじゃないってことを示しているわけだ。
日本の女性の幸福度は上がっている
ところがだよ。
日本の女性に限っては幸福度が同時期に上がっているって事実がある。
これは一体どうしたことなのか?
この記事によれば家庭内の男女不均衡の状態ってのが関係しているってことらしい。
つまりは家庭内での「働く」って状況について不均衡が2000年くらいには今よりもあって、それが改善されたことが女性の幸福度向上につながってるってことなんだってことらしい。
その家庭内の「働く」の最大の象徴として子育てや家事ってのを挙げている。
確かに男性がその2つの作業に携わる率は上がっているような気もしないでもない。
統計的にそれを示す数字は見つけることが出来なかったけれどね。
でも労働時間の推移ってのは情報としてはあった。
出典:厚生労働省
……む?
全体的に働く時間が減っている?
え?男女別の幸福度ってどう推移してんだっけ?
2000年から2010年で見ると女性は上がっていて男性は下がっている。
2005年からのデータでしか比較できないけれど、労働時間は男性も女性も下がっているのに女性は幸福になり、男性は幸福と感じられないヒトが増えている。
こいつはちっと「幸せ」って言葉について考える必要があることだと思わんかい?
「幸せ」ってなんだっけ?
改めて「幸せ」ってなんだっけと醤油のCMの様に考えてみる。
#昭和
自分の中の言葉を掘り起こしてみると、それってやっぱ「認められること」なんだよな。
美味いもの食えるのも、素敵な場所に旅行できるのも、家族が平穏無事に暮らしていけることすらも、誰かから「認められている」からこそできることじゃんか。
認められることと経済的に裕福になることってのは因果関係はあってもイコールじゃない。
だから誰にも認められない状況の富豪とみんなから求められている貧乏人はどっちが幸福かって考えるとみんなから求められている貧乏人なんじゃないかって思ったりもする。
それはお前がある程度生活を成り立たせる事ができているからだろって意見もあると思う。
実際、俺は極貧という状況を経験しているわけじゃないから、その状況で「みんなから求められている」って状況を想像することすら出来ないしね。
その上で、生活できる経済力が確保された状態でみんなから求められているのと、人生100回すごしても使い切れないほどの資産を持っていて誰からも求められないのと、あんたならどっちが幸せかって話だ。
絶対、前者だろ。
そう考えると日本の女性の幸福度が上がったのって、給料をもらうような労働以外からも「求められている」って機会が増えたってことを意味しているんじゃないか?
少なくとも女性がそう感じることが出来る機会がさ。
直近では男性も幸福度が上がっている。
女性ほどではないけれど。
なあ、あんたはどう思う?
俺たちはもしかすると、誰かから求められていることをうまく受け取り始められたんだろうか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?