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地方を救うことと日本を救うこと

あんたも日々の地震がらみのニュースをチェックしているかい?

実際、いろんなヒトが現地に向かったり向かったりしたりと行動を起こしているヒトも見受けられる。
でも、現状では現地に向かうことが課題を起こしているなんて意見も見られるよな。

現実問題として、交通インフラがマヒしている状態っぽいから、被災しているヒトの本当の利益を考えたらどうするのが正解なのかって思ったりもするんだよな。

まあ、俺自身もネット上の情報で判断しているから、現地に行くのが正解なのかどうかなんてことは結論を出すことは出来ないんだけれどね。

でも被災したヒトのことを想像して現地の誰かを助けたいって思いそのものは否定するもんでもないとは思う。

肯定も否定も出来ない実に難しい話だよな。

今回はこの地震に対するヒトの思いと俺たちを囲んでいる現実について考えてみる回だ。

ちっと、俺たちが抱えているリスクってやつを考えておこうぜ。


能登半島の状況

俺は行ったことがないんだけれどさ。
能登半島ってものすごく「陸の孤島」って言葉がぴったり来る交通インフラの状況らしいんだよな。

なんつーかだ。
幹線道路と言える道路が国道249号線くらいしかない。

しかもその道路が地震の影響で通行止めになっているなんて場所が結構あるって話だ。

そんな状況だってんなら、確かに物資を届けることもままならないことは想像に難くない。
各国の支援を受け入れたとしても、そもそもその支援を被災地に届けることもままならんってことなんだよな。

陸路がダメなら海路か。
そう思ってみてみると、なんかエグいニュースが見つかった。

おいおい、そもそもその港が地震で使えない状況だってか。

なら空路か?
なんか、詳細はわからないけれど、能登空港はJALもANAも欠航しているなんて話が見て取れる。

そもそも物資の流通もままならない状況で空港なんてコストのかかる施設をまともに運用できるわけもないってのもあるかもな。

実際、自衛隊は徒歩で状況確認をしているんだそうだ。

えっとさ。
手段が思いつかないんだが。

ぶっちゃけ、どうしておけばよかったんだ?

出口のない問題

おそらくだけれども、日本全国にこういう「陸の孤島」みたいな場所ってそれなりにあると思うんだよ。

だって、ざっくり日本の国土の6割が山地なんだぞ?

もともと北陸地方って南海トラフみたいなプレート型の地震とはあんま関係ないって意見もあったと思うんだ。
でも能登半島は被災した。

もう、日本全国どこでも今回の規模の被害が出ても不思議じゃない。

そして、日本全国にこういう交通インフラが貧弱な場所ってのはいくらでもある。

じゃあ、都市部にヒトを集中させるか?
そうすれば、すでにあるインフラで多くのヒトのケアが出来る。

でもそうしちまったら、その都市部のインフラが停止してしまった時のダメージがデカすぎる。

都市部に人口を集中させるリスクは地震だけじゃない。
今どき戦争でのターゲットにされちまうってリスクも物語だけの話じゃないんだ。

俺たちはヒトと自然の両方に首根っこを押さえつけられているってわけだ。

まあまあ、出口がない話だよな。

分散させる覚悟

ならだよ。

結局はある程度インフラが整っている地方都市を活用して、その地方都市を拠点として交通インフラでつないでいく。

そして、その交通インフラも何か起こったときにどうにかできる代替手段を順次整備していく。

安全保障的にはそんな考え方にならざるを得ないと思うんだよな。

その結果としてだ。
山岳部の小さな町を捨て去るってことになる。

俺たちはその覚悟を持てるんだろうか?

俺たちの故郷を災害があったときに対応出来ないからなんて理由で切り捨てることが出来るんだろうか?

出来ない気がするんだ。
どんだけ理由を並べても、あのガキンチョの頃の町の姿を捨てるなんて覚悟は。

なあ、あんたはどう思う?

俺たちは、限りあるリソースを使って、どうやって日本を守っていけば良いんだろう?

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