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インボイス制度への嫌悪感

あんたも適格請求書いわゆるインボイス制度ってやつの正当性について考えることがあるかい?

まあまあ冷静に考えるとだ。
いや、冷静に考えているんか?って問われるとちょっと答えに詰まるんだけれどさ。

たぶんね。
おそらくね。
インボイス制度に対して「ダメだよね」って言う根拠ってなんなのかって話を認識しとかないと話にならんわな、

今回はインボイス制度が導入されるべき制度だって意見に耳を傾けてみる回だ。

俺としては理解できてない意見なんだけれど、そこの意図ってのをキチンと見ていこうぜ。

インボイス制度のメリットとされること

この記事ではインボイス制度にもメリットがあるよねって説明をしてくれているんだよね。

ざっくり書くとこんな感じ。

(1) 電子インボイスで管理できるからペーパレスの業務に移行できる
(2) 消費税計算を適切に行いやすくなる
(3) 不正防止になる

4つめに適格請求書を発行できるようになれば取引をとりやすくなる的なことが書いてあったけれど、これはなんつーか論外だよな、
そもそも現状で継続的に仕事をしている個人事業主を含めた年商1000万以下の企業は消費税を納付する義務が無いんだぜ?
そのヒトたちがだ。
「適格請求書を出せないから」って理由で仕事を切られる可能性が出てきているってわけだ。

それを「取引がとりやすくなる」ってメリットとして書き連ねるのは詭弁と言うしかない気がするんだよな。

(1)の電子インボイスもなんでインボイス制度導入を前提にしないと実施できないのかもわからん。
普通に今でも導入したらよろしいがな。

個人の確定申告でも書類の提出を求められなくなって久しい。
実態としては、取引履歴はシステム上でのやり取り履歴が証明してくれているよな。
それを、あたかも「インボイス制度を導入しないと実現できませんよ」って表現している意図はなんなんだろう?

(2)の消費税計算がやり易くなるってのも、(1)の請求書の電子化を認められれば自ずと実現される話だ。

freeeみたいなオンラインの仕組みで消費税対応もされているじゃん。
で、実際には銀行取引なんかを通じたやり取りがメインなんだから、そこのシステム上での消費税計算の煩雑さってのは結構解消されていると思う。

まあ、消費税の仕組みがいびつなので煩雑さは残っちまうけれどね。

(3)の不正防止ってのは、この複雑な消費税という仕組みの隙間を埋めやすくなるってことを書いてあるんだけれど、ぶっちゃけ「その根拠はなに?」って聞きたくなっちまった。

まあ、記事の性格上、具体的な不正ケースとかはかけないのかもしれないけれどさ。

法律的には不正というのを存在するという前提で考えなければいけないのはわかる。
法の支配ってそういうもんだもんな。

ただ、「どうしてインボイス制度導入で不正が防げるのか?」という問いに対して「請求書が電子化されるから」ってんなら、インボイス制度関係なく実現できね?って思っちまうんだよ。

飲食店での請求書の扱い

このあたりの会計処理については俺は結構怪しいんだけれどさ、交際費で発生するお金ってさ、一応経費として処理されるじゃん。
もちろん予算の範囲内って制限はあるけれどさ。
※個人事業主は交際費の上限って無いんだっけ?

交際費に伴う消費税ってどういう扱いになるんだろうな。

なんかめちゃくちゃめんどくさい感じなんだな。
あんまり知らんかった。

この面倒くさい感じにさらに適格請求書が絡んでくる感じなんだな。

何その地獄みたいな事務処理。

取引先のヒトと円滑に仕事を進めるための人間関係構築のために訪れた飲み屋さんが適格請求書を出せなかったら経費で落ちない感じ?

いやいやわかるかそんなの。

消費税計算を適切に行いやすくなる?
馬鹿も休み休み言えってやつだ。

何を持って「適切」なんて言えるんだ?
こんなん現場が自腹きっておきなさいよって政府自らが言っているようなもんじゃんか。

なあ、あんたはどう思う?

この制度がマジで2023年10月に始まっちまったんだぜ?

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