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日本の危機について考える

あんたもニュースに反応することってあるかい?

日々の生活の中でテレビを見る習慣がどんどん減っている中で、俺たちの感覚にひっかかるニュースってのは、えらく偏りが出てきちまうとは思うんだよね。

とは言え、あんまりにもショックなニュースだったもんで、思わずnoteの画面を開いちまった。

今回のニュースの主人公は麻生太郎財務大臣そのヒトだ。

麻生さん、総理大臣だった時は結構な人物だと自分としては思っていたんだけれども、財務大臣というポストにつくと、びっくりするくらい問題のある発言をなさっているように思える。

今回は、このニュースについて感じたところをぶちまけてみようって回だ。

いやぁ、日本の政治って結構末期的な状況なんじゃないか?
一緒に考えてみてくれよな。

今回のニュース

今回、俺の目玉が飛び出るんじゃないかってくらいに驚かせたニュースがコレだ。

福岡市で開いた自身の政治資金パーティーで「(個人の)現金がなくなって大変だということで実施した。当然、貯金は減ると思ったらとんでもない。その分だけ貯金は増えた」と述べた。
 同時に「お金に困っている方の数は少ない。ゼロではないですよ。困っておられる方もいらっしゃる。だが、現実問題として、預金、貯金は増えた」と語った。
出典:上記ニュース

いやいやいや、麻生閣下。なんで貯金が増える=お金に困ってないって発想になるんスカ。

そもそも貯金に給付金が回されたって言うけれども、まずそれはいつの統計っすかって根本的な話にもつながるけれど、まさか給付金を「お上からのプレゼントだぜ~イェーイ!!」ってその場で全額使えるはずないじゃんかよ。

本当に困っているヒトは貯金してそれをちょっとづつ切り崩して使うやり方になるのは当たり前じゃんか。

むしろ、この「特別定額給付金」というお金の配り方が全然イケてないのが露呈した格好だと思うんだよ。

10万円を1回だけってのがいただけない。
将来に渡って仕事がどうなるかわからないって状態に対して10万円なんて雀の涙みたいなもんだ。

せめて通年のGDPの成長率が2%を維持できる状況が数年間続く状況になるまでは毎月給付を出すくらいの思い切った財政出動をしないと、消費にはつながらない。

そもそも、ニューノーマルな状況にならなくても日本のGDPの伸び率は悲しくなるくらいの体たらくだったんだ。

マジで財政健全化なんてことを今言うのは、大怪我で出血しまくっているヒトに絆創膏でしのげって言ってるようなもんだよな。

自分の選挙区の議員を眺める

今はほんとうの意味での日本の危機ってやつだ。
マジでまともに選挙に取り組んでいかないと、洒落じゃなくディストピア一直線になっちまう。

そこで、改めて自分の選挙区から立候補して選挙区で勝ち抜いた一人と比例区で当選した一人の政策をチェックしたんだよね。

そしたら、片方は「GDPを伸ばしても給料は増えない」とか謎なことを言っているし、もう片方は「税金の無駄遣いの撲滅」とかはっきり言って時代について行っているようにはとても思えない感じだ。

落選した候補者のページも見てみたけれど、前回の衆議院選挙以来、更新されていないし、外貨を稼ぐ方向で考えているみたいなので、今の状況にマッチはしていない。

もうひとりの落選した候補者については、政治のことを勉強していきます~くらいのトーンで全く話にならない。

………まずいな。本格的にマズイ。
財政出動についてだめだって言っているヒト。
GDP伸ばしても意味ないってヒト。
活動してないヒト。
勉強中のヒト。

どの候補者に入れてもお先真っ暗なやつだ。

衆議院銀選挙の仕組みをおさらいする

衆議院選挙は小選挙区比例代表並立制なので、選挙区にろくなやつがいなくても比例区で主張をすることは出来る。

なに?何言ってんのかわかんねぇって?

衆議院選挙ってのは小選挙区っていう「その選挙区からは一人しか当選しませんよ~」って仕組みを基本にしている。

ところが、この小選挙区ってやつは俺たちの民意を反映しにくい仕組みなんだよね。

なんでかって?
例えば候補者が3人いたとするじゃん?

Aさんは10万票
Bさんは9万票
Cさんは8万票

の得票をしたとする。

この場合、自分の選択を活かすことが出来たのはAさんを選んだ10万人だけになるよな。1人しか当選しないんだから。

全部で27万票の意見があったのにも関わらず、17万票はドブに捨てられちまうってことだよな。
これって当選したAさんを支持する10万人よりも多い17万人のヒトの意見を無視するってことになっちまう。

そいつはマズイってんで、衆議院選挙では比例区の投票も行う事になっている。

比例区ってのは日本を11のブロックに分けて、政党に対して投票するってスタイルだ。
日本全体で11ブロックなので、比較的大きな単位で上位から当選が割り振られていく感じだ。

衆議院選挙の場合は拘束名簿方式ってやつなので、個人名を書くことは出来ないけれども、政党で近い考え方をしているところを投票すれば、自分の選挙区じゃないところかも知れないけれど、自分の大事だと思っていることを政治的に実現できる目が出てくるってわけよ。

財政出動の必要性を主張している政党

政党として財政出動をすることの必要性を主張している政党は結構少ない。

国民民主党とれいわ新選組くらいか?

消費税については立憲民主党も時限的な凍結と言っているし、共産党も廃止と言っているけれども、財政出動の必要性を訴えているって話はあまり聞かないよな。

プライマリーバランスの黒字化っていうよく理解できない目標を掲げている自民党の中にも財政出動を是としているヒトはいるので、そのヒトたちが自分の選挙区だったら、応援してあげてほしいなぁ。

ちなみに、以下のnoteでしょうさんがプライマリーバランス黒字化に反対している議員さんをまとめてくれているから要チェックだ。

なあ、あんたはどう思う?

次の選挙はマジで俺たちの未来がかかっていると思わないかい?

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