君が代の歌詞の解釈
あんたも君が代って事あるごとに聞いていると思うんだよね。
なんかの国際大会があれば何度となく聞く日本の国歌。
知らなかったんだけれども、正式に日本の国歌として法律上定義されたのは1999年なんだそうだ。
それまでは日本には正式には国歌ってもんがなかった扱いらしい。
しかも、この法律は全会一致で成立していなくて、共産党やら社民党は反対していたっぽい。
民主党でも菅直人さんやら海江田万里さんは反対だったんだね。
今回はこの君が代って歌について調べてみる回だ。
この誰もが知っているのに、その内容について、あんまり知られていない歌。
ちっと付き合ってくれよな。
「君が代」の解釈
あらためて君が代の歌詞を書いておこう。
君が代は
千代に八千代に
さざれ石の
巌となりて
苔のむすまで
俺は調べてみるまで、この「君」ってのは天皇を指すもんだと思い込んでたんだよね。
もちろん「君」が天皇を指すって解釈は一般的な解釈なんだけれども、他にもいろんな解釈が有るらしい。
例えば「君」が指すのはどうも歌を歌う人が祝っているヒトくらいの意味だってWikipedia先生は言っている。
なんと君が代はラブソングだってんだよね。マジか?
他にも「君」は「キ」と「ミ」に分けられるって説もあるらしい。
曰く、君というのは男と女という意味だってんだよ。
よくわかんね~って?
ネタは日本神話だ。
日本を作った神様ってあんたは知っているかい?
ご存知、イザナキとイザナミだ。
#知らねーって
この「イザナ」の部分は文字通り「いざなう」って意味でイザナキは男神でイザナミは女神。つまりいざない合う男女ってわけだ。
その意味でも君が代がラブソングだってのはワリカシ筋が通る説ってことになるのかもしれないね。
つまり「君が代」ってのは「大切あなたのいる世界」って感じかね。
「さざれ石の巌」の解釈
「千代に八千代に」は「ずっとずっと」ってくらいの意味になるんだろうな。この辺はひねりは特に無いよな。
「さざれ石の巌となりて」あたりはちっと調べてみないと行けない気がする単語が出てくるよな。
Wikipedia先生曰く、さざれ石そのものは小石って意味らしい。巌は「岩」の別の表現方法なんだそうだ。
俺はさざれ石ってのが小石が集まって固まった岩のことを指すんだと思ってたんだけれども、「さざれ石の巌」ってのがそれなんだな。
このさざれ石の巌ってのは何なのか?
Wikipedia先生曰く、苔のむすまでまで含めて、超長い月日を表すってことらしい。
「君が代」が「天皇の治世」を表すという解釈なら「天皇の治世は永遠に続くよ」って感じかね。
ただ、この「君が代」が「大切なあなたのいる世界」って解釈だとちっと「さざれ石の巌」の意味も違って聞こえてくるよな。
この場合「さざれ石」は「大切なあなた」って意味になる。
つまり「さざれ石の巌」ってのは「大切なあなたたちが団結して」って意味になるよな。
「苔のむすまで」の解釈
「苔のむす」はシンプルに苔が生えるまでくらいに俺は捉えていたんだよね。
でもこの「むす」って言葉そのものにもいろんな解釈が有るらしい。
どうも「むす」ってのは「むすこ」と「むすめ」の「むす」だってんだよね。
つまり子々孫々ってわけだ。
まあ、いろんな説があるもんだね。
その説まで踏まえて君が代を解釈し直すとこうなる。
「大切なあなたたちのいる世界はずっとずっと大切なあなたたちが力を合わせて子々孫々に継がれていく」
そうか。君が代は祈りの歌ってことなんだね。
天皇が祭祀王として権威を一身に背負って成立している日本という国。
君が代は天皇が日本という「大切なあなたたち」がいる世界を祈り続けている歌だって解釈は、ちょっと俺たちに誇りを与えてくれるような気がするよな。
なあ、あんたはどう思う?
俺たちはこの解釈のように「大切なあなた」でいるために何が出来るんだろうか?
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