麻生太郎さんが緊縮財政をする理由
あんたも麻生財務大臣が財政出動を渋っているコメントを連発しているニュースを見てどう思う?
麻生さんは総理大臣時代には結構な財政出動を決断していた。
それによって日本の経済がちょっと上向いたって現象がおきたくらいだ。
そのときには財政出動をすることで国債発行をしていった麻生太郎さん。
それと今の財政出動を絞ろうとるする麻生太郎さん。
何たる違いなんだろうな。
今回は麻生太郎さんの変節っぷりについて考えてみる回だ。
ちっと一緒にどうすればいいか考えてみようぜ。
総理大臣時代の麻生さん
実際、総理大臣だったころの麻生さんの政策を振り返ってみよう。
【平成20年度第1次補正予算】‐総額11.5兆円(「安心実現のための緊急総合対策」)
【平成21年度予算】‐総額37兆円(「生活防衛のための緊急対策」)
生活者への支援
【平成21年度補正予算】‐総額15.7兆円(「経済危機対策」)
こんな感じで当時としてはありえない感じでの財政出動をしまくっていたんだよね。麻生内閣って。
その時の麻生総理大臣に対する批判がマスコミで荒れまくってたのをあんたは覚えているかい?
やれ漢字が読めないだの、ホテルのバーで飲んでただのとおよそ政策とは関係ない部分で叩きまくっていたよな。
これ、叩かせてたのは誰なんだろうな?
何?マスコミだろって?
いやいやいや、マスコミってざっくり言うけれど、彼らも得のないことはしないじゃんか。
問題はそのマスコミをそう言う論調にする様に先導してたのが誰なのかってことだよな。
そこで知っておきたいのが財政研究会って存在だ。
いわゆる記者クラブってやつだね。
財務省のマスコミに対する報道窓口的なやつだ。
この記者クラブってのは闇が深い。
そこに入ればマスコミとしては一次情報を手に入れられるので報道としての信頼度を上げられるんだけれども、記者クラブに所属するためには財務省の許可を得ないといけない。
当然財務省の方針に反するような報道をしようもんならこの記者クラブからおんだされてしまう。
本質的に記者クラブって仕組みは「御用記事」を作り出す温床ってわけだ。
ポイントはこの記者クラブへ入れるかどうかを決めているのは政治家じゃなくて、官僚ってところだと思う。
要するに民主的な国民の意図はそこに反映される仕組みが無いわけだ。
他の省庁であれば大臣の人事権をもってコントロールできるとは思う。
でも財務省だけは特殊ってことなんだろう。
金を握るってそう言うことなんだろうね。
結果として麻生総理大臣はバッシングされまくっていた。
そのときに麻生さんは財務省に逆らうことの大変さを実感してしまったのかもしれないね。
麻生財務大臣の方針
で、麻生財務大臣になってからは一転して緊縮財政路線をひた走るようになってしまった。
では麻生太郎さんは政府の財政支出をしちゃ駄目だって心変わりをしてしまったんだろうか?
ちっとこの動画を見て欲しい。
この講演会の中で、明らかに麻生太郎さんは政府支出、つまり財政出動が景気を支えていたって言い切ってるんだよね。
つまり、緊縮財政の危険性をきちんと理解しているし、円建て国債による財政破綻はありえないって理解しているわけだ。
じゃあ、なんで麻生財務大臣は緊縮財政路線をこのコロナ渦でひた走るんだろう?
麻生太郎さんは今80歳。そろそろ政界引退をすることになると思うんだ。
そして、その地盤はご子息に譲りたいって思うのが人情ってやつだと思う。
その地盤を譲るってときに財務省を敵に回して逆風を吹かせたらどうなるか。
それは政治家だったら誰でも理解できることなんだと思う。
麻生太郎さん本人だったら耐えようもある。
今までの実績があるからね。
でも政治家としては知名度が無いご子息に地盤を受け継ぐタイミングでバッシングがご子息に向かったらこらえようがない。
そう言う事情があるんじゃないかって勘ぐってしまうね。
なあ、あんたはどう思う?
俺たち日本国民の未来は麻生家の存続と天秤にかけられているんだろうか?
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