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俺たちの望む政治と俺たちの手にある手段

あんたも一連の政治と金のニュースを眺めているかい?

いい加減、もうお腹いっぱいな感じだけれど、いよいよ派閥解体って方向での動きがみられるようになってきたよな。

いや、ぶっちゃけね?
この一連の問題の本質って派閥なんかね?

だって、派閥って要するに「ミニ政党」みたいなもんじゃん。
問題は、その派閥に対して投票するような仕組みがないから、その派閥がどんな政治的な思想を持っているかとかを判断するためには、結構な労力をもって政治ってのを眺めていく必要があるんだよな。

つまり、派閥ってのがもっている課題ってのは「わかりにくい」ってことが根っこであって、派閥に銭が関わっているってのは別の問題だと思うんだよな。

いや、もちろん銭を派閥が握っているってのは問題だとは思うよ。
なんつっても民意が直接どうのこうのできないところで銭が動くんだもんよ。
それでも、国民が政治判断するのが難しいって問題よりはまだ制度として何か考える余地があると思うんだよな。

今回は政治家を選ぶってことについて考えてみる回だ。

ちっと、大人として政治ってのを考えてみようぜ。


派閥に属している政治家の立場

まず最初に考えてみたいのが、派閥に属している政治家を職業としているヒトがどんなことを考えるかってことだと思うんだよな。

大前提として政治家ってやつは、ベラボーに銭がかかる。

選挙のたびに供託金なる身代金まがいの銭を取られるし、当選するまでの選挙事務所なんて基本的に政治家の持ち出しで維持することになる。
選挙演説するためにあちこち移動するし、地方の選挙区の議員となれば、地方と東京の往復の旅費だけでも馬鹿にならない。

しかも、衆議院ともなれば小選挙区で選挙を勝たないといけない以前に、党から公認候補として選出してもらう必要がある。
そのためには党に対してモノ言える集団に属すという手段を選択することそのものはごく自然な判断だと思うんだよな。

要するに、政治家ってのは「政治」なんて娯楽にうつつを抜かしている余裕がないわけだ。

これさ。
ホント洒落にならない状況だと思うのよ。

だってそうだろ?
俺たちが「日本を何とかしてくれる政治家」ってのを求めて政治家を選んでいるつもりになっているのにさ。
その政治家ってのになるためには、俺たちの思いとは全く別の「党内力学」だの「派閥の力学」だのっていう俺たちにはどうこう出来ない何かの力が必要だってんだからさ。

派閥の解消がもたらすもの

でだ。
その派閥なるものが解体するって方向になっているってニュースが飛び交っているわけだ。

ストレートにとらえれば「良かった」ことになる気がするじゃん。

でもさ。
派閥がなくなったとしてだよ。
その時に政治家はどんな「力学」を利用しようと考えるんだろう?

普通に考えればだよ。
派閥という集金機能を利用できなくなったとしたら、政治家は何をもとに銭を集めようとするのかってことじゃん。

小選挙区制度が維持されている以上は、党という枠組みの中で公認候補という立場を手に入れるには、党内組織で発言力を持つ必要がある。

多分だけれども、派閥以上の何かしらのからくりを思いつけない以上は、派閥ってのは何度でもよみがえると思うんだ。
実際歴史上でも派閥ってのを解消したという体裁を主張しながら、結局派閥は無くなっていないんだもんよ。

派閥を超える力学

そしたらだよ。
政治家という職業のヒトの都合と、俺たちが望んでいる政治ってのをつなげるからくりが必要になるわけだよな。

なんとなく思うんだけれど、政治家と国民をつなげるからくりってのが必要なんだよな。

前提として国民は「政治」なんてことに時間を割く余裕がない。
なので政治が分かりやすいってのは必要最低限の条件だ。

つまり「政治を分かりやすく」して、かつ「政治へアプローチする実感」を持てるようにしたうえで、「政治を選択する覚悟を国民がもつ」必要があるってわけだ。

その意味でだよ。
「政治を分かりやすく」って手段として、青山繁晴さんのようなアプローチも良いと思うし、山本太郎さんのような手段もあると思う。

要するに出来るだけ政治を娯楽にする必要があるってことだと思うのよ。

「真面目過ぎない真面目な活動」ってのが政治とヒトをつなげることが出来るんじゃないかって思うんだよな。

なあ、あんたはどう思う?

今のこの絶望的と言えるような状況をどうすれば変えることが出来ると思う?

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