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無知の知が俺たちに与えたもの

あんたはさ。
毎年来るこの日のことについて考えることってあるかい?

今日は8月15日。
終戦記念日だ。

毎年のように思う。
何が記念なんだ。
一体何を覚えておけというのか。

ヒトがなにかのために死んだことか。
ヒトがなにかのために誰かを殺したことか。

それとも命を授かるということは、必ず死に向かってひた走るってことをか。

ヒトの歴史ってのは戦争の歴史だ。
歴史の教科書を開けばびっくりするくらいの殺戮が描かれている。

ヒトは「無知の知」と言う禁断の知恵の実を手に入れた。
その結果としてヒトはものすごい勢いで技術を高めていった。

たった100年前には無かったパソコンも冷蔵庫も全自動洗濯機も今や普通になくてはならないものになった。

コンピュータなんて、ホント象徴的だよな。
だって、「ヒトを殺すため」に生み出された仕組みなんだから。
※世界初のコンピュータと呼ばれるエニアックは弾道計算のために生み出された。

コンピュータだけじゃない。
自動車だって戦争のために生み出された。
そもそも、馬を使った戦車はギリシアだとかの神話的な話でも普通に登場している。

究極的には農業だ。
農業による定住と言う価値は「土地を奪う」と言う価値観を生み出した。

毎年、この日が来るたびに思うんだ。
「戦え」と歴史は言っているって。
なんのためにってことはまるきりおいて置かれている上でね。

今回はヒトが持つ「欲望」について考えてみる回だ。

ちっと、この日くらいはさ。
俺たちの命ってやつを考えてみようぜ。


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死にゆく男、死にゆく女

俺にとってだけかも知れないけれど、戦争と言う現実を歌った曲って言うとこれを思い出すんだ。

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