魅力を言葉に
あんたも色んなヒトとの出会いをしていると思うんだよね。
その色んなヒトはあんたの感性によって好きなヒトとそうじゃないヒトにより分けられていくのが自然だと思う。
万人と仲良くできる超人はそうはいないと思うからね。
でもさ、あんたは自分が好きなヒトってどういうヒトだってことを言葉にして考えたことがあるかい?
改めて考えてみると、これってなかなかの難易度なんじゃないかって思うんだよな。
今回は自分が好きだなぁって思ったヒトについて考えてみる回だ。
魅力って奥が深いよなぁ。
自分の友人を眺めてみる
まずは俺の周りにいる友人たちを眺めてみて、その共通点みたいなものを考えてみるところから始めてみよう。
学生時代からの友人は趣味でつながっていることが多い。
ってか100%そうなんじゃないか?
まあ、アラフィフのオッサンの学生時代からの友人関係なんて言ったら、そういうつながりでもなきゃ、続かないもんな。
ところがだよ。
オッサンともなると、趣味に時間をささげている余裕もないわけで、その趣味でつながっている友人とも自然とやり取りが薄くなっちまうってのが現実なわけだ。
実際、学生時代にものすごくのめりこんでいたTRPGだって、俺はもう何十年もやってない気がする。
やったらオモロイんだろうけどね。
#オンラインでやろうってヒトは声かけて
人間的な魅力って言葉
そういう、昔からの友人ではないヒトの中にも俺にとってたまらない魅力を感じさせるヒトってのは確実に存在する。
特に仕事をしている中で、その魅力ってのを感じさせてくれるヒトってのはものすごく貴重だ。
自分とは意見や判断が異なっていても、確実にそのヒトの判断なら上手くいくって絶対的な信頼感。
そのくらい俺が心酔している人物ってなると、さすがに数人しかいない。
俺が今時点で思い浮かべられるヒトについて共通点ってやつを考えてみると、びっくりするくらいに思いつかない。
そのヒトがそのヒトであるってことの価値以外に同じところが全く思いつかないんだよね。
あるヒトは絶対的な信頼を部下にすることで、その期待に応えさせている。
あるヒトはどんな事態になっても笑顔で事態に挑み続けている。
あるヒトは自分にも他人にも筋を通すことを貫き通している。
どのヒトについても俺がなんで魅力を感じているのかってのは理由がうまく説明できないんだよな。
魅力を言葉にする
なんで俺は俺が魅力を感じているヒトの性質についてうまく説明できないんだろう?
たぶん一人ひとりの魅力を表現することは出来るとは思うんだけれども、それが俺にとっての本質をとらまえた表現にできるとはとても思えないんだよ。
そもそも本質を言葉にするってことそのものが俺にとって無理ゲーの極みのように感じているってことなのかもしれない。
だってそうだろう?
自分にとって「こうありたい」ってものが明確に言葉によって定義出来たら、それはある意味悟りを開いているってくらいの状況じゃんか。
自分がガキンチョのころは、大人になればすべてのことが明確で、すべてを納得して行動できると思っていたけれど、そんな状況に至ることは、多分一生できないってのがオッサンになった俺の感覚だ。
じゃあ、俺が魅力を感じたヒトについて、俺は言葉で表現することをあきらめるべきなんだろうか?
そいつは違うよな。
言葉という道具は完璧じゃないけれど、俺たちヒトという生き物がこの世の中で生き延びていくための大切な道具であることは疑いようのない事実なんだからさ。
それにもう一つ。
俺が魅力を感じているヒトについて言葉で表現することで、自分自身がその言葉の表す魅力に近づいていける可能性が出てくるってのがあると思うんだ。
感覚でしかなかったものを言葉にすることによって具体化する。
例え、言葉にすることで本質とはちょっとずれるものになったとしても、その行為そのものには意味があるはずだよな。
だから、今日も俺たちは言葉を使って誰かの魅力を語る。
それが、俺たち自身を幸せにする。
なあ、あんたはどう思う?
俺たちが誰かの魅力を語ることは俺たちと俺たち以外の誰かの幸せにつながっていけると思うかい?
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