見出し画像

各産業の様子を眺めてみて感じたこと

あんたも今の厳しい状況にどんな手を打てば良いのか必死に考えているんだと思うんだよね。

2020年の激変を経て、2回目の緊急事態宣言。
その影響は飲食店以外の業種にも確実に影響を与えている。

中長期的なスパンで考えてみると、自動車産業って先細っていくって見方も出てきているみたいなんだよね。

うん?何でだって?

ニューノーマルな世界観では「移動」ってことそのものがリスクってなっているじゃんか。
実際トヨタも2020年度売上予測は約2割減の見込みらしい。

今回はいろんな産業でどんな事が起きるのかってやつを妄想してみる回だ。

ちっと思考ゲームに付き合ってくれよな。

清潔さを保つための産業は伸びる

このニューノーマルな世界観になって意識が変わったものって言えば「清潔さ」に対する意識だよな。

俺たちは何をするにも手を洗い、何をしたとてうがいをして、換気をするって生活習慣が当たり前になった。

じゃあそれに関わる産業は伸びるはずだよな。

で、考えてみるとダイキンみたいな空気清浄機メーカーは伸びるような気がしてくる。

で実際に見てみたら1割位売上予測を上方修正してるっぽいね。

でも同じ空気ってテーマで語られるエステー化学は売上を落としているみたいだ。

なんでなんだろう?
あれか。今のヒトが求めているのは「消毒」であって「消臭」ではないってことなのか。

非接触という価値観が変えるもの

あと、この消毒って価値観は非接触って価値観ともつながっているよな。

この非接触によってアオリを食う業界があるらしい。

銀行だ。

もともと政府がキャッシュレスの促進をオリンピックに向けて推進していたのに対して、この非接触って価値観はキャッシュレスをより一層促進しているって現実があるらしい。

俺個人としても現金での支払いは「それしかできない」ときにしかしなくなってるんだよな。

現金って明らかに他者との接触を伴うものなので、現金決済ってのは面倒なだけじゃなくて「リスク」になっちまう。
その認識に立てば各店舗もキャッシュレス決済の導入を促進することは目に見えている。

で、そうなってくると現金の引き落としの機会はどんどん減ってくるはず。
引き落とし手数料で儲けを出している銀行としては、まさに出口の見えない状況ってわけだ。

なに?銀行の本分は融資だろって?

だってデフレなんだよ?
お金を使うよりもっといたほうが得な世界なんだよ?
そんな状況でお金を借りるってリスクを拡大させて成長しようとする企業なんて限られているじゃんか。

この状況はメガバンクといえど同じ様な状況らしくって、どっかのメガバンクは野村證券と合併するとか言う噂があるくらいだ。

なかなかな状況ってやつなんだな。

日用品への需要

実際このニューノーマルな状況でヒトは何を買っているのか?

こんなグラフがある。

画像1

出典:https://manamina.valuesccg.com/articles/885

圧倒的に「日用品」なんだよな。

考えてみれば在宅勤務なんてしていると、前までは会社がトイレやらのカバーをしてくれていたのを、全部自分で負担することになる。

なのでこれは割と当然の結果ってことなのかもしれない。

逆に言えば、日用品くらいしか買わないようにして節約に努めていたって側面もありそうだよな。

この間、この辺の感覚はミネバルという素敵空間を経営なさっている峯さんとの会話させてもらったときに、その状況認識を聞かせてもらえたんだよ。

素敵な食事という「体験」を売るようなところから、食って腹を満たす「消費」へとヒトが流れていっている。
そんな事を教えてくれたんだよね。
#峯さんありがとう

まさに生きるってことに最大の価値をヒトは感じている。
そう言うことなのかもしれない。

でもさ、それってちょっと普通じゃないと思わないかい?

俺たちは生きるために生きてるんじゃなくて、生きる意味に向かって生きてるんじゃなかったっけ?

この日用品が一番売れているってデータは、そんな疑問を俺たちに思い出させてくれるのかもしれない。

なあ、あんたはどう思う?

様々な産業が作っていく時代を俺たちは理解しながら生きる意味を模索できると思うかい?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?