仕事着の改革
あんたの職場にはドレスコードってやつがあるかい?
俺の職場では2019年の夏から正式にドレスコードの撤廃ってやつが決まった。
具体的に言えば、ジーパンとTシャツで働いてもいいですよって仕組みだ。
で、実際この仕組に則ってジーパンとTシャツで働いてみると、ちょっとした意識改革ってやつが起きたような気がするんだよね。
今回はこのドレスコード撤廃に関わるエトセトラについて考えてみる回だ。
職場の改革って、いろんな形があるもんだよな。
ドレスコードの撤廃によって得られたもの
このドレスコードの撤廃がなされたあとも、普通にスーツで来る人は一定数居る。
俺たちのようなお客様相手に仕事をするタイミングが多い職種だと、どうしてもお客様の風土に合わせた服装にしなければならないからね。
俺もジーパンで仕事をしているときに、突然お客様に赴かなければならないことがあったときに何度か気まずい思いをしていたりする。
それでもお客様訪問をしないときにジーパンで作業が出来るってのは非常にいい。
何がいいって、なんつっても楽なのよ。マジで。
ジーパンだとぶっちゃけ汚してもいいって思っていられるから、変なところに気を回さないで済む。
スーツの折り目がヘロヘロになってきたとか考えないで済むしね。
あと、クリーニングの利用頻度が圧倒的に減った。
クリーニング代もばかにならないからなぁ。
少なくとも毎週5枚のワイシャツを出していたことを考えると、ものすごいコストカットだ。
そして、なにげに俺の中ででかいのが、ヒトを見た目で判断しなくなった気がする。
パリッとしたスーツを着こなしているヒトと、現場作業でくたびれ気味になっているスーツを着ているヒトでは、どうしたって前者に対しての印象が良くなる。
これが普段着を着てきなさいよってなると、そういう見てくれのバイアスがかからなくなっているんだよな。
仕事で頼りになるヒトは頼りになるってだけでそのヒトの印象が決まるってのは、なにげにフェアなことだよな。
とは言えスーツが必要な時
こんな風にいろんな意味で良いドレスコードの撤廃だけれども、冒頭触れたとおり、お客様訪問時はどうしたってスーツが必要になることがある。
特にお客様常駐になったら、ドレスコード撤廃もへったくれもないからな。
そこで、少しでもドレスコード撤廃を活用しようと考えてみた結果、こんな商品があることにたどり着いた。
パッと見はスーツだけれども、いわゆるナイロン素材で伸縮性がある。ジャージまでは行かないけれど、結構着てみたところ楽ちんだった。
何がいいって、家庭で普通に毎日洗うことが出来るってのがいい。
スーツだと家庭で洗うってのがなかなかに厳しいもんがあるからな。
結構なお値段だけれども、今後こう言うニーズって確実に広がっていくような気がするんだよな。
なにしろこのメーカーさん、もともとは水道関連会社でこういう作業着を使う側の会社だったらしい。
そいつが現場の意見を吸い上げながら作ったのがこのスーツに見える作業着ってコンセプトなんだってことなんだ。
水道会社としての作業着をこう言うスーツ風味にすることで評判が広がったので、2017年12月にアパレル会社を発足。2018年3月から外販を始めたところ、あれよあれよという間に年商1億円に到達したんだそうだ。
地味にすごいよな。
このスーツ風味作業着のニーズはさっきも言ったとおり現場から上がっていたものだったそうだ。
作業着は楽ちんなんだが、そのままレストランに入るのにも抵抗があるってヒトが一定数居たんだそうだ。
で、それが特に若い世代に多かったってことで、この作業着の改善ってテーマは新卒者の獲得ってテーマにも直結していたんだってさ。
こう言う地味だけれども、わかりやすい改革として、やっぱり仕事着って大事なんだな。
さて、あんたの職場はどうだい?
2020年という変化の年に向けた改革ってやつ。進められそうかい?
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