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[プロット][小説][バラッド]-序章-登場人物


しこうのおと
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歌えないオッサンのバラッド-序章-の登場人物

田中健一

主人公。どこにでもいる中年サラリーマン。
大学生の息子と二人暮らし。妻は息子の出産時の影響で命を落としている。
息子と当番制で家事をこなしているが、若干息子に押し付け気味。
普段はいたって温厚な普通のオッサンだが、酒が進むと相手の感情が自分の中に流れ込んでくるように感じられ、相手と同じ様に泣き、笑い、怒るというクセがある。
そして、その共感力が一定のしきい値を超えると、「なにか」が起きる。

田中健一

タカさん

田中健一ののみ仲間の一人。
本名は高田正吉。
元プロレスラー。
怪我が原因で今は引退して、高所作業を中心とした肉体労働に従事している。

一度結婚はしているが、プロレスを辞めた時に一時期家庭内で荒れまくっていたことがあり、それが原因で離婚している。子どもはいなかった。
本人は無理矢理にでも「笑う」ということの大切さを離婚を期に考えるようになり、極力笑顔を絶やさないように努力をしている。

身長190cmを超える巨漢。

異常なまでに聴力が良く、離れたところの会話や心音まで聞き分けられてしまうため、余計に相手のことを思いやってしまうクセがある。

タカさん

トムさん

田中健一ののみ仲間の一人。
本名は冨永譲二。
ちなみに「トムさん」のあだ名はタカがつけた。

職業は警視庁生活安全部少年事件課。
特に職業を隠しているわけではないが、周りには自分の職業について語ることはない。

持ち前の観察眼でヒトを見るクセがついていて、時々ボソリと本質をついたことを言ったりする。

性格は温厚で、声を荒げるようなことはめったにしない。
命に関わるようなことでなければ。

もともと刑事部の捜査一課で凄惨な現場を見続けていたが、自分の仕事があまりにも「手遅れ」なタイミングでしか動けないことを気に病んで、自ら少年事件課に異動を願い出ている。

年齢は三人の中では少しだけ歳を取っている。
独身。一度も結婚をしようとは考えたことがない。
捜査一課での経験がトムさんにその選択をさせたのだが、本人は「俺はもてないからね」とうそぶいている。

トムさん

ママ

3人の行きつけのスナック「葵」のママ。

本名は渡辺翔子。

一人でスナック葵の切り盛りをしている。

彼女の醸し出す不思議な安堵感に引かれて来る固定客も多く、料理もうまい。
一部に熱狂的なファンがいる「ピクルス入りたまごサンド」は葵の名物料理。
※田中はピクルスが苦手なので頼まない

もはや超能力者なんじゃないかと思うくらい、名前と顔を覚えるのが得意。
会話の中で聞こえてくる名前と顔を一致させ、二度目に来るときには「いらっしゃい。〇〇さん」と声を掛ける。

昔は普通のOLをしていたが、その能力が気味が悪いほどの特異さを持っていたため、職場で孤立気味になっていた所、先代の葵のママに拾われ、先代が引退した今、葵のママとして手腕を振るっている。

性格は感情を奥に押し込めるタイプで、いつも張り付いたような笑顔でいる。

田中が飲み過ぎた時に、ふとした言葉をかけられ、それ以来田中に一目を置いている。

ママ
ちょっと表情を変えて

序章の特別登場人物

小泉リサ

葵ののある駅の隣の駅にある銀行の銀行窓口をやっている女性。

銀行独特の雰囲気に馴染めていないところがあり、特に同僚の女性たちと飲み会をすると、吹き出してくる行内の人物の嫌な所を言い合うような場面が苦手で仕方がない。

小さな時に初めて自分の銀行口座を親に作ってもらった。
その時の行員の対応がものすごく印象に残って、理想に旨を高鳴らせて銀行に入行した。

銀行全体の歪のようなところまでは頭が回っておらず、あくまでどこの職場でもありがちな、目の見える半径100m以内のヒトへの愚痴や妬みに塗れることで、自分もいつかああなってしまうんじゃないかという恐怖に抗おうとしている。

小泉リサ

橘泰三

リサの直接的な仕事の上司。
色々と細かなことを考える傾向があるが、ここというときの行動力は目を見張る物がある。

仕事もそつなくこなし、上司にもリサにも信頼を持たれている。
本人としては、リサも上司の風間も上り詰めていく人材だと確信しており、上下左右の全方向的に無茶な仕事を降る傾向がある。
※ちなみに時分でやるのが一番早くて正確なので、割と煙たがっているヒトは多い。

ただ、根っこは人情家であり、誰かが困っているのを見ると、駆け出して手を差し伸ばしてしまうようなところがある。

橘泰三

風間透

橘やリサの上司。
今回、リサが無力感を感じているプロジェクトのプロジェクトマネージャー。
冷静沈着を絵に書いたような人物
ただ、どこかに暗い影のようなものを抱えている様に見えることもある。
ほとんどの人は気が付きもしないが。

それほど、「スキがない人物」という評価は社内でも知れ渡っている。

仕事だけでなく、チームメンバーの趣味を把握していたりもする。

風間透


とりあえず、序章の登場人物はこんな感じで考えとりますぜ。

忌憚の無いご意見をお待ちしとります。

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