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コーヒー豆の焙煎機は迷った挙句にAillio Bullet R1 V2に

コーヒー焙煎に本格的に乗り出してみようというきっかけになったのは、当初移住先として検討していた北海道の美瑛町、そこから少し南に降った中富良野町のMedicine Leatherさんにお邪魔した時のこと。

オーナーさんが革細工の傍で美味しいコーヒーを淹れてくれるということでオーダーして、色々と話しを聞くと、コーヒーは自家焙煎、しかも手鍋で焙煎しているとこと。なんと!そんなことが出来るのか!とびっくりしていたところで、YouTubeの煎りたてハマ珈琲さんの動画を見て始めた、とか。

家に帰って早速ホームセンターで小さい手鍋を買い、Amazonで100gが5種類入ってる生豆を買って、手鍋焙煎をやってみた。そしたら、意外にも初めから結構美味しくできて、これは面白いとなった。

もちろん最初は結構失敗して、すごく不味いものが出来たりした。今思うと、あれば火力が弱すぎるのに時間ばっかり気にして、全然火が通ってなかったから。今ではそんな失敗はまずしない。

そんなこんなで、横浜から下田に移住してもしばらくは手鍋焙煎を続けつつ、コーヒー豆の焙煎を生業にするのであれば焙煎機は絶対に必要だし、でもどれを選んだら良いのか、何が自分に合っているのか、分からないから、色々とリサーチし始めた。

主にネット、ブログ、YouTubeなどを見ながら選択肢を広げていく。色々な選定要因を挙げて横比較してみるもなかなか決めきれない。まずは現実的なところで、購入予算が限られているので、高価なものはそもそも検討の対象外となるが、以下の点が横比較する際のファクターであった。

①国産or外国産(これはそのまま故障時の対応に直結する)
②熱源はガスor電気、直火or熱風or半熱風
③値段
④焙煎量(最低と最大)
⑤焙煎機自体のサイズ、重量、外観
⑥他ユーザーさんの評価
⑦焙煎プロファイルのログ取り対応、ソフトウェアの使用感
⑧焙煎機の使い易さ、焙煎豆の再現性

ちなみに、当初は中古も選択肢に入っていたが、そもそも中古で出回っているものがほとんどなく、少なくともネットではほとんど見つからないか、見つかっても値段が届かないようなアンティークに近いものばかりであったため、必然的に新品に限定された。

選択肢として考えたのは以下の焙煎機です。
A. Aillio Bullet R1 V2(1kg)
B. マーベラス焙煎機(0.5kg)
C. ナナハン焙煎機(0.8kg)
D. ワイルドオリジナル1.25kg焙煎機vasic
E. 煎りたてハマ珈琲1kg焙煎機
F. フジローヤルディスカバリー(0.25kg)
G. フジローヤル1kg焙煎機
H. ロスティリーノ(0.2kg)
I. トルネードキングエース(1kg)
J. カルディ フォーティス焙煎機(0.6kg)

他に、ドイツのProbat、韓国のEasyster、トルコのBesca、国産ラッキー、中国のKaleidoも考えましたけど、値段や納期、国内での採用数の少なさ、などが理由で除外しました。makuakeのSandBoxは業務用に使えなさそうだったので、これも除外。

それぞれの特徴と、なぜAillio Bullet R1 V2を選んで他を除外したのか、その理由の詳細は別の機会に書きたいと思いますが、Aillio Bullet R1 V2を選んだ主な理由は、以下の通りです。

・焙煎量に対するコスパが良い
・持ち運びが出来る
・ログ取りのソフトウェアが優秀で、扱い易いので、焙煎の再現性が高い

焙煎小屋がまだ出来ていないので、青空焙煎(だから持ち運びできるのが大事だったのです)

もう一つ、業界内で働いている友人からの勧めがあったのも大きいです。曰く、これから焙煎ビジネスを始めるのであれば、最初から大きいものを買うよりも値段が手頃で取り回しのし易いものを選んだ方が良い、ビジネスが軌道に乗ったら二台目に5kgとか大容量の焙煎機を買い、一台目のものをサンプルロースターとして使うのが良いのでは?というアドバイスをいただいた。非常にスマートな考え方で、素晴らしい助言でした。

結果として今はAillio Bullet R1 V2を使い回していますが、とても満足しています。もし、これから焙煎ビジネスを始めるという方の参考になれば嬉しいです。




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