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グラブ職人の、グラブにかける「想い」


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こんにちはー!
今日も元気なDブルです🐶
このインタビューではですね、これまで様々なスポーツのプレーヤーを取り上げてきましたけどもけども、
今回はなんとそのプレーヤーを支えている野球のグラブ職人さんにお話を聞かせていただくことになりました。
道具をつくっている方の裏側、なんでグラブ職人になったのかみたいな話も聞いていきたいと思いますので、今回もよろしくです!
それでは、インタビュー、スタート🎤!


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【自己紹介】

D🐶:こんにちは!まず、自己紹介をお願いします!

若林👨:こんにちは。グラブ職人をしてます若林武志です!
野球メーカー『Two Way Player』を立ち上げ、『プレイヤー用』『ギフト用』のグラブ製造、販売。
また、グラブ職人を育成する『グラブ職人スクール』を行なったりしております。

D🐶:グラブ製造、グラブ職人、惹きつけられるワードが。。。
そのことを聞く前に、これまで野球をやられてきた若林さんですが、経歴を教えてもらえますか?

若林👨:はい!小学1年〜大学4年まで野球を続けて、今も週末は草野球を楽しんでます!笑
出身が千葉県の佐倉市というところであり、中学生の時は佐倉リトルシニアに所属。
高校は習志野高校、大学は神奈川大学でプレーしてました。

【グラブ職人になるまで】

D🐶:名門!習志野高校って野球も強いし、ブラスバンドの応援がすごいところだ!(観に行きたくなってきた!)
そんな若林さん、グラブ職人ってことにものすごく興味があるんですけど、グローブには選手の時から、ずっと深い興味があったんですか?

若林👨:そうですね!
小学5年生の頃から親にはグラブ職人になりたいって言ってました(笑)
職人あるあるなんですが、学生時代は自分のグローブや友人のグローブの紐修理もよくやってましたね(笑)

D🐶:小学5年生からですか!すごっ!職人気質なんですね!笑
自分でグローブをつくりたい人ってたくさんいると思ってるんですが、そもそもどういった経緯でグラブ職人になったんですか?

若林👨:私の場合、ほんと運があっただけなんです(笑)
大学の就職活動時に、各メーカーや工場の求人募集を探しましたが一つも見当たらず、、
だったら直接行こうと思って、東京→奈良→大阪の工場へ飛び込みで『グラブ職人をやらせてください』と言いに行きました(笑)
もちろん求人も出してないので、最初は全部に断られましたし、なんだコイツって思われたと思います、、、(笑)
その後、大阪のグラブ工場の社長さんから電話があって、入ることができました。

今、好きな仕事ができているのは、大阪のグラブ工場の社長さん・そのご家族・職人の先輩方のおかげだと思っているので、
皆さんには本当に感謝しかないです!!

【誰でもグラブをつくれる!?】

D🐶:その行動力すごすぎますって!笑
でもそれが今に繋がっていると考えると、大切なんだと改めて感じました。
先ほどのお話の中で、グラブ職人として製造をしている傍ら、『グラブ職人を育成するスクール』もやられていると聞きましたが、どういったことをしてるんですか?

若林👨:そうですねー、誰でもグラブ作りを一から作れるようになるスクール。
おそらく日本初、いや世界初の試みですかね(笑)
わかりやすく言うと、よくあるミシン教室。鞄作り教室。
といった教室のグローブ版です!!

大阪の工場で働いているときに感じたのですが、
グラブ職人になりたい
グラブを作れるようになりたい。と思っている学生や社会人の方は、世の中にたくさんいると感じました。

でも、そういう人達って私同様、求人を探して⇒問い合わせして⇒断られる。
グラブ職人になりたくてもどうやってなったらいいのかわからない、
募集もされていないから、そもそも諦めてしまう方がほとんどなんです。

私自身は、大阪の工場で修業していた時から、実は副業で違い仕事もしていました。
求人募集が出ないなら、違う仕事をしながらでも誰でもグラブ職人になれる環境を作りたいと考えてます。

D🐶:鞄作り感覚なんですか?遠い世界の感じで、イメージが湧きづらくて。。
そのスクールで、グローブが出来上がるまでどのくらい時間がかかるんですか?

若林👨:人それぞれの初期スキルや、スクールへ足を運ぶ頻度や時間も異なりますので、どのくらいと言うのは難しいですが、、、
グラブを作る工程を大きく分けると、
①裁断 ②革漉き ③貼り作業 ④縫製 ⑤紐通し ⑥仕上げ型付け

この工程を効率良く、スクール生と話しながら、毎回毎回違う発見をして頂けるよう、個々でスケジューリングを立てております。

D🐶:実際にスクールを受けられた方でどんな方がいらっしゃるんですか??

若林👨:そうですねー、皆さん色んなお仕事をされている方々なんですが、1人例に挙げますと、
29歳、公務員(元スポーツ店勤務)
週1回、1回あたり3時間程度のレッスン。


その方は、現在5回通って頂き、紐通しや裁断がほとんど出来るようになりました。
縫製もすでに始めており、グラブ作りで1番難しいハミダシと呼ばれる革を縫製する練習も行なっています。

元スポーツ店勤務ということもあり、グラブの紐通しはある程度最初から理解がありました。
経験のない縫製や裁断など、私の手本も見せつつ、マンツーマンレッスンでいかに効率良く、スクール生1人1人の性格やスキルに合わせながら『コツ』を伝授しております。

D🐶:そうなんですね✨グラブをつくるなんて想像がつかない世界でワクワクします!

若林👨:グラブ業界では新人がミシンを使わせて頂くのに、数年かかるメーカーさんもございます。
なので、たった数時間でミシンを使えるスケジューリングも異例かも知れませんね(笑)

【グラブをつくる人の想い】

D🐶:いやー、やってみたい!(犬でもできるかな・・・)
(ウェブサイトのURLを載せちゃうので、見てみてください↑↑)
いろいろグラブ職人としてのお話を聞いてきましたが、やりがいを感じるときはどんな時ですか?

若林👨:やりがいですかー。
私は現役時代に守備が好きで、下手なりにグラブへのこだわりが人一倍ある奴でした(笑)
なので、グラブの相談ができるグラブ職人が近くにいたらいいなー、て想ってて、選手と距離の近いグラブ職人像を目指している部分があります。

大切にしていることはお客様とのコミュニケーション!
お客様と作り手(グラブ職人)が直接話しながら、どんなグラブにしていくか方向性を決めることで、少しでも選手の理想に近いグラブができると思っています。
なので、プレイヤー用オーダーグラブは全て対面式
ギフト用オーダーグラブもLINEでコミュニケーションを取り、グラブの製造を行います。

お客様が理想通りのグラブでした。って
感想を言ってくださった時が1番のやりがいを感じる部分ですかね!!

D🐶:それはすごいことですね。寄り添って一緒にグローブをつくっていくんですね。
よろしければ教えてください。
グラブを大切に使い続けていくために大事な豆知識を教えてください!

若林👨:ただの道具だと思わないで欲しいですね。
グラブは牛の命から出来ており、そこにたくさんの職人さんの想いが詰まって完成されてます。
なのでグラブを投げつけたり、汚れたままにしないなど、基本的なことをやってグラブを好きになってもらえたら嬉しいです。

豆知識じゃなくすみません(笑)

【今の夢とは】

D🐶:牛の命、職人さんの想い。それは全ての選手、そして子どもたちにも知ってもらいたいことです!
ありがとうございます!
そんな若林さん、今の夢を教えてもらえますか?

若林👨:先ほどもお話させていただきましたが、グラブ職人スクールを通じて、グラブ職人になれる環境を少しでも広げていき、1人でも多くの方がグラブを作れるようになり、最初は趣味や副業でも良いのでそう言ったグラブ職人が増えていける世の中にしたいです。
いずれはグラブ職人の育成に特化した学校法人も作ろうと思ってます。
そうすることでグラブ業界、野球業界に貢献したいです!

自社グラブについては、
お客様とのコミュニケーションを大事にし、選手と距離の近いメーカーとして、選手のサポートをさせて頂き、いつかメジャーリーグの舞台で「Two Way Player」を使用してくださる選手が出てくると嬉しいですね。

また、結婚祝い・還暦祝い・出産祝い・監督やマネージャーへの贈答などといったケースでは、うちのグラブを贈りたいと想ってくださる方が1人でも増えると嬉しいですね。
多くのお客様の笑顔が見れるように私も頑張りたいです。

【こどもたちへのメッセージ】

D🐶:素晴らしい夢です✨今この記事を見ている人たちにもその夢が届いてほしい!
最後に、今、スポーツをがんばっている子どもたちに向けてメッセージをください!

若林👨:自分は小学5年生のときにグラブ職人になりたいと思ってから、一度も諦めずにここまで来ました。
スポーツをする中で、もしこうなりたい!といった夢や目標ができたら周りに発言して、行動して、諦めないで突き進んでほしいです。
そうすると必ず協力して下さる方も出てきます(笑)

そしてとにかく楽しんでほしいですね!

D🐶:かっこいいです。諦めないこと、夢や目標を言葉にして行動に移すこと。
道がわからない中でグラブ職人としての仕事を切り拓いていった若林さんだからこそ、説得力あるお言葉でした✨
今日は本当にありがとうございました。
どんなスポーツでも道具は大切で、それをつくっている人がいる、その人たちの想いをも大切にすることの大事さを改めて教えていただきました。
ぜひとも夢の実現に向けて、今後ますますグラブ職人としてご活躍されることを楽しみにしております!


【プロフィール】

若林 武志(わかばやし たけし)
1991.03.22生まれ
千葉県佐倉市出身
〇習志野高校 卒業
〇神奈川大学 卒業
〇イクノ工房、藤岡スポーツ社にてグラブ修業
〇株式会社アイメックRD入社
〇株式会社サニーサイドアップ入社
※医療、PR業界へ転職し、刺激的な毎日を送りながら、5年にわたり『副業(二刀流)』としてグラブ製造を続け、グラブ職人として研鑽を重ねておりました。

〇2021年3月、自社ブランド(WBC)を設立。
〇2021年12月より現在の『Two Way Player』へ名称変更


【一般社団法人 日本未来スポーツ振興協会】

各家庭における経済的事情・環境的な事由により、スポーツに取り組むことが難しい子どもたちへ、スポーツを始める為のきっかけづくり、続ける為のサポートとして用具提供を行います。誰もがスポーツを楽しめる環境づくりをサポートし、年々減少し続ける国内スポーツ競技人口の増加と共に、一人ひとりの豊かな人格形成と成長を目指します。
用具支援・寄付・スポーツ経験者専門転職・FANB導入・イベント開催をご検討の方は弊社ホームページもしくはお問い合わせアドレスにご連絡ください✨

HP:https://jf-sports.or.jp
IG:@jfsgram
TW:@DUGOUT31791679

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