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ティアラメンツに対抗しろ!【60GS】

0 はじめに

 初めましての方は初めまして,そうでない方はいつもありがとうございます。関西で遊戯王をプレイしている禿鷹(@hagetaka_ygo)と申します。
 今回は,2023年1月14日のプルガトリオ杯に使用した【60GS】デッキについて解説していきます。
 2023年1月14日発売の「CYBERSTORM ACCESS」により,「深淵の獣」が強化されたことを受け,新制限後も続いていた【ティアラメンツ】1強環境に抗うデッキとして,今回,このデッキを使用しました。
 いつも通り,本文は無料になります。
 読んで参考になると思ったら,お年玉代わりにおまけ部分を購入してもらえるとありがたいです。
 Youtubeの方でも,2023年1月14日に解説配信をするので,ログを残しておきます。気になる方はそちらもご覧ください。
 ちなみに,カードの説明で分量が多くなるのは嫌いなので,必要な説明以外はほとんどしません。記事内で説明していないカードの効果を知りたい方は遊戯王wikiやニューロンで調べてください。 

1 60枚グッドスタッフとは

 グッドスタッフの名のとおり,単体で非常に優秀なカード及びテーマで構築されたデッキになります。今回の構築では,4つのテーマと単体パワーが高いカードをかき集めて,減環境に存在する各デッキに対するメタを盤面に用意することを目指します。 
 最終的に,以下のカードを盤面に集めて相手を制圧します。

 今回,新弾で発売された「深淵の神獣ディス・パテル」によって「深淵の獣」による展開力の強化,妨害の質向上が見込めることになったため,これを採用し,「深淵の獣」を中心にこれと相性のいいテーマを組み合わせてデッキを構築しました。


 「ティアラメンツ・キトカロス」の禁止により【ティアラメンツ】のパワーが低下したことにより,今まで採用されていた【ティアラメンツ】カードを不採用とし,これらで下がったパワーを補うためにレベル8・レベル10のシンクロモンスターを最終盤面や展開に組み込む形での構築となりました。
 

 また,このデッキは,他の展開系と異なり,サイド後に採用される「冥王結界波」「禁じられた一滴」に対しても,すでに適用されている「アークネメシス・プロートス」の効果は無効にされないことや,「烙印の獣」採用により罠による妨害を残せること,「妖精伝姫ーシラユキ」による墓地からの妨害も出せる等,ある程度耐性ができているため,サイド後でも安定した勝率を誇ることができます。
 
 その他,環境に存在する各デッキに対しても明確な強みが存在するため,今後は少しずつシェアを伸ばしてきそうなデッキになりますので,是非この機会にこのデッキに対する理解を深めてもらえればと思います。

2 強み

 このデッキの強みとしては,3つ挙げられます。

(1)無限妨害による制圧

 このデッキの最終盤面には「アークネメシス・プロートス」による特殊召喚封じや「超雷龍サンダー・ドラゴン」によるサーチ封じのような永続効果によって相手の動きを止めるカードが並ぶことになるため,これらの効果で相手の動きを制圧できます。
 また,これらに対する対策の対策として,「スプライト・エルフ」の対象耐性付与や「フルール・ド・バロネス」の無効効果も添えることができ,盤面が成立すればそのまま相手を制圧し切って勝つことができます。
 つまり,先攻展開が決まればそのまま勝てるということです。

(2)ティアラメンツに対して有利であること

 現在の【ティアラメンツ】は,規制により融合効果を持つカード総数が6枚となり,この6枚を処理された場合,【ティアラメンツ】側としてはデッキ自体が機能不全に陥ることになりますので,これらを簡単に処理できる「深淵の獣」を全て投入しています。
 このデッキにおける「深淵の獣」は,展開札でありながら妨害札にもなるため,【ティアラメンツ】相手にも有利を取ることができます。

(3)手数の多さ

 様々なテーマを組み合わせており,これらのテーマが独立して動きます。そのため,1つの動きが止められたとしても,他のテーマで動くということができます。そのため,単発の誘発では止めにくく,盤面の再現性が高いデッキになります。
 

3 構築

(1)最初

 Twitterで適当に見つけてきた構築から検討を始めました。
 1人回しをした結果,「アサルト・シンクロン」による貫通が多かったため,これを手札に持ってこれる「調律」の採用枚数を増やすことにしました。
 当初採用していた「素早い」ギミックから入っても展開が思ったように伸びなかったため,抜いても展開に影響が小さいと判断し変更に至りました。

(2)調整途中


手札に来たカードを墓地に送る目的で「ティアラメンツ・シェイレーン」を採用したものの,初手になければただのノイズになってしまうため,「亡滅の戦慄ーデストルドー」の枚数を増やす方向で変更。
 「古衛兵アギト」「古尖兵ケルベク」でデッキを掘りながら相手のデッキをピーピングすることを目的としていましたが,【ティアラメンツ】対面で使用した場合,こちらの先攻展開に干渉されることが多かったため,リスクを取って動くよりも相手の動きを止めることを優先すべきと判断し,「剣神官ムドラ」「宿神像ケルドウ」に変更。
 ピーピング自体は「真血公ヴァンパイア」でできること,墓地落としの枚数がこちらの方が少なくいため,リスクも小さいと判断しました。

(3)最終的に使用したデッキ

 上記の変遷を経て,最終的に使用した構築がこちらになります。

4 展開の考え方

(1)向かうべき最終盤面

  基本的には,以下の盤面を目指します。
 

  写真のとおり,最終盤面に並ぶことになるのは,主に以下の8つです。
  ①「スプライト・エルフ」
  ②「アークネメシス・プロートス」
  ③「超雷龍サンダー・ドラゴン」 
  ④レベル10シンクロモンスター
  ⑤「永遠の淑女ベアトリーチェ」
  ⑥「召命の神弓ーアポロウーサ」
  ⑦墓地に「妖精伝姫ーシラユキ」,「剣神官ムドラ」,「宿神像ケルドウ」
  ⑧「復烙印」,「烙印の獣」

  
 この中で,相手に合わせて必要なカードを用意していく意識で展開していきます。

(2)盤面の作る上での考え方

 上記盤面を作るに辺り,各モンスターの用意の仕方と優先順位を意識しておくと展開しやすくなると思います。

 このデッキは,展開する際に,「隣の芝刈り」「混沌魔龍カオス・ルーラー」「真血公ヴァンパイア」による不確定要素が入るため,決まった展開手順がありません。そのため,展開を行う際には,最終盤面に用意したいカードをどのように集めるのかということを考えながら展開する必要があります。
 その際,何も考えずに展開してしまうと,上手く展開できないことが多いです。
 これを解消するために,自分の中で盤面に置くカードの優先順位を付けておくといいと思います。特に,アドリブで回すのが苦手な人はこれを意識するだけでもかなり改善されます。
 個人的には,以下の優先順位で盤面に用意するようにしています。
 優先順位としては,盤面にいるときの便利さ,制圧力,出すのが用意か否か等を考慮しています。あくまで目安ですが参考にしてください。

優先度 高い
↑ ④のうち「フルール・ド・バロネス」
   ①「スプライト・エルフ」
   ②「アークネメシス・プロートス」
   ③「超雷龍サンダー・ドラゴン」 
   ⑧のうち「復烙印」
   ⑤「永遠の淑女ベアトリーチェ」
   ④のうち「フルール・ド・バロネス」以外)
   ⑦墓地に「妖精伝姫ーシラユキ」,「剣神官ムドラ」,「宿神像ケルドウ」
   ⑥「召命の神弓ーアポロウーサ」
↓ ⑧のうち「烙印の獣」
優先度 低い


※上記盤面に存在するカードの用意の仕方 当たり前のことしか書いていませんが参考にしてください。
 ①=レベル2orリンク2+@1
 ②=素引きor「ネメシス・フラッグ」でのサーチ
 ③=手札で「サンダー・ドラゴン」ギミックの効果使用+「スプライト・スプリンド」
 ④=レベル8+レベル2チューナー,レベル6となった「宣告者の神巫」+「妖精伝姫ーシラユキ」
 ⑤=レベル6@2体(内訳 「深淵の獣」or「サンダー・ドラゴン」ギミック)
 ⑥=「マスカレーナ」+@2
 ⑦=「混沌魔龍カオス・ルーラー」or「真血公ヴァンパイア」or「永遠の淑女ベアトリーチェ」
   イシズギミックに限り,「宣告者の神巫」
 ⑧=素引きor「深淵の獣ルべリオン」 

(3)メインデッキの各ギミックの基本的な役割

 ここでは,メインデッキに採用している各ギミックの簡単な解説を行います。あくまで基本的な役割の説明となります。展開する際の目安にしてください。

 ・ p.u.n.kギミック


  基本的には,「混沌魔龍カオス・ルーラー」と「真血公ヴァンパイア」の成立のために使います。
  また,墓地に落ちる光属性を何も考えずにコストにすると他のギミックとの噛み合いで使えないパターンが発生するため,可能な限り,「No-P.U.N.K.フォクシー・チューン」を経由することで墓地に「混沌魔龍カオス・ルーラー」のコストとなる光属性を置いておけます。

 ・ 深淵の獣ギミック


  「深淵の獣ルべリオン」による「復烙印」or「烙印の獣」の用意+レベル6の供給+除外によって効果を発動するカードの起動のために使います。

 ・ サンダー・ドラゴンギミック


  手札で効果を発動することで「超雷龍サンダー・ドラゴン」の条件を満たす+レベル6の用意,手札リソースの増強のために使います。
 
 ・ ネメシスギミック


 「アークネメシス・プロートス」の用意+レベル2の供給を目的とします。
 「ネメシス・フラッグ」は手札から特殊召喚できることは覚えておきましょう。

 ・ イシズギミック


  「剣神官ムドラ」「宿神像ケルドウ」にて墓地に触る妨害の用意+「相剣大公ー承影」起動のためにフリーチェーンで除外できるカードの用意が役割となります。


 ・ シンクロンギミック


  レベル2チューナーの用意+「カオス・ルーラー」の再利用+「アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン」の効果対象となります。

  今回の構築が今までの【60GS】と大きく変わったのは,「アサルト・シンクロン」の採用になります。
  このカードは手札から特殊召喚できるレベル2チューナーであり,かつ,緩い条件で除外されたドラゴン族シンクロモンスターを再利用できる効果を持っています。
  「混沌魔龍カオス・ルーラー」と合わせて,レベル10シンクロモンスターを出しながら,「混沌魔龍カオス・ルーラー」を再度盤面に並び直すことができます。
  また,レベル2チューナーであるため,「アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン」とも相性がよく,レベル10シンクロモンスターの素材になれると等,墓地にいるだけでも仕事が期待できます。
  さらに,手札から特殊召喚する効果を使わなければ,シンクロ召喚縛りはつかないので,通常召喚や墓地からの蘇生後に「スプライト・エルフ」等の素材としても運用可能です。
  レベル10に限らず,「深淵の獣」と組み合わせて,レベル8のシンクロモンスターの素材にもなりますので,幅広い役割が持てます。
 さらに,制限のないサーチカードである「調律」も採用でき,比較的手札に持ってきやすいカードとなります。

・ その他ギミック


  「亡龍の戦慄-デストルドー」はモンスターの頭数を増やすことと,「雷電龍-サンダー・ドラゴン」を対象に取ることでレベル2チューナーとしての役割を目的としています。
  「妖精伝姫ーシラユキ」は墓地からの特殊召喚によりモンスターの頭数を増やすこと,相手ターンに特殊召喚し妨害としての役割が期待できます。
  「増殖するG」は手札誘発であることと,レベル2モンスターとして「スプライト・エルフ」等の素材になります。
  「シノビネクロ」は,レベル2チューナーを供給する役割になります。
  「隣の芝刈り」は一定数以上の墓地肥やしが期待できます。

(4)エクストラデッキのギミックの役割

 ここでは,エクストラデッキに採用しているカードの役割を説明します。
 今までの【60GS】と大きく異なる点,新規採用されたカードに絞って説明します。

 ・「アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン」  

  基本的には①の効果のみを使用します。
  今回のデッキにはレベル2チューナーを数多く採用しているため,それらのカードを墓地から釣り上げます。
  釣り上げたあと,盤面次第でレベル10シンクロモンスターにつなげるのか,「スプライト・エルフ」「スプライト・スプリンド」につなげるかは盤面によって変わりますが,重要なのはレベル2+レベル6で多くの選択肢が取れるということです。
  必要に応じて必要な盤面を作り行けるため,新弾後では必須枠だと考えています。 

 ・「相剣大公ー承影」 


  隠れた最強カード。
  基本的には,③の効果を使うために盤面に置くことが多いです。モンスターによる妨害に比重が置かれており,相手のセットカードに触りに行くことが難しかった今までの【60GS】と違い,相手のセットカードや墓地に触りに行くことができるようになり,【ラビュリンス】等の罠ビート相手にも強く出られるようになりました。
 リンク値を伸ばさなくても 「ジ・アライバル@イグニスター」や「混沌の戦士カオス・ソルジャー」のように耐性の問題で突破しにくいモンスターも除外枚数を増やすことで戦闘破壊を狙いに行けるようになったのは非常に大きいと思います。  

 ・「深淵の神獣ディスパテル」


  ①の効果が展開補助の効果になります。
  ②の効果がモンスター効果に直接チェーンして効果を発動したモンスターを破壊するか,モンスター効果を無効にできます。
  展開の途中で足りないピースを除外から回収することが多く,例えば,レベル2チューナーが足りない場合,「混沌魔龍カオス・ルーラー」のコストで「宣告者の神巫」や「アサルト・シンクロン」を除外しておき,これらを蘇生することで,シンクロ召喚はもちろん「スプライト・エルフ」の素材にすることも可能です。
  「アークネメシス・プロートス」で闇宣言しない場合には,このカードが盤面に残っていることが多いため,②の効果で相手のモンスター効果を妨害することができます。  

5 各種誘発への耐性

・灰流うらら


 ほぼ初動に打たれます。
 手数2以上で貫通できるため,比較的貫通できます。

・増殖するG


 相手のデッキ次第では打たれたら喜びます。
 こちらが動き始めればあとで引かれた誘発は数枚であれば貫通できるため,最序盤に打たれた場合は積極的にLOを狙います。エクストラデッキをフルで使えば,最低でも30枚は相手のデッキを掘れる計算になるので,エクストラデッキのカードを使いきるイメージで展開します。
 ただし,相手が【ティアラメンツ】の場合,LOまでの道のりが遠く,こちらの盤面に干渉してくる都合上,手札に「深淵の獣」がある場合は止まった方が勝ちやすい場合もあります。

・原始生命体ニビル


 メイン戦では飛んでこないので無視して回します。
 サイド後は,打たせないことよりも,自分に有利な状況で打たせる意識で回します。
 より言えば,自分のダメージが小さい状況を作りつつ,相手がニビルを打たざるを得ない状況を作りながら回します。
 例えば,レベル8+レベル2チューナーを盤面に用意すれば,相手視点からは「フルール・ド・バロネス」によるニビルケアができることになるので,ここに打たせることができます。
 その後,手札の深淵の獣やサンダードラゴンギミック等で貫通しながら,再度,展開をしていくことになります。
 ケアできないときはケアしません。ビビったら負けです。

・エフェクト・ヴェーラー・無限泡影


 盤面のモンスターを1体止められたくらいなら止まりません。無視して展開しましょう。

・ディメンション・アトラクター

 貫通不可能です。
 泡吹いて倒れましょう。
 サンダー・ドラゴンギミックを回せる場合は多少の抵抗は可能なので気合いで落として粘りましょう。

6 環境デッキとの相性

 各デッキの前に大会で結果を残している構築を貼っておきますので参考にしてください。

(1)ティアラメンツ

 「深淵の獣」がフル投入されている関係上,有利対面です。我々にはヤーティ神の加護がついているので,6割以上の確率は絶対に当たることが運命づけられています。したがって,常に手札には「深淵の獣」が来ることが決まっています。
 先攻展開では,「アークネメシス・プロートス」で闇宣言していれば大型融合モンスターは出てきませんので基本は闇宣言で問題ないと思います。手札に「深淵の獣」が余っているときは「ティアラメンツ・クシャトリラ」の手数をつぶすために水宣言をすることや「クシャトリラ・フェンリル」をケアするために地宣言も考えます。
 後手では,手札に1枚はある「深淵の獣」で相手の動きを止めます。
 「増殖するG」を打たれた場合,LOが少し難しいので行くか行かないかは慎重に考える必要があります。

(2)エクソシスター

 基本的には有利です。
 先攻では,「アークネメシス・プロートス」で光宣言をすることを意識して回します。
 そのため,他のデッキと対面する以上に「永遠の淑女ベアトリーチェ」や「妖精伝姫ーシラユキ」を先攻盤面に用意することを意識して展開します。
 後攻では,このデッキも墓地ギミックを使う関係上,「エクソシスター・バディス」に注意しながら展開します。「エクソシスター・リタニア」を単発でもらう分にはリソースに差が生まれないので,リソース差を付けられないように意識します。
 ビーステッド+烙印の獣を構えて1:1交換をし続けることを目指します。リソース勝負をした場合,リソースが循環する分,こちらが有利になるため,1つ1つ妨害を踏んでいくイメージで対戦しましょう。
 相手の妨害と比較して手数が豊富にある場合にはゴリ押しして展開します。相手がリソースを用意することが簡単ではないため,ゴリ押しが比較的通ります。
 「ディメンション・アトラクター」を投げられた場合,泡吹いて倒れて相手が気を取られているうちに首筋に手刀を入れて闇討ちしましょう。物理的に倒せば勝ちです。

(3)ラビュリンス

 調整前の段階では,相性は不利だと思っていましたが,試しているとそこまで不利ではなかったです。
 先攻では,「超雷龍-サンダー・ドラゴン」の代わりに「相剣大公ー承影」を成立させることができるように展開します。「相剣大公ー承影」の除外効果でフィールドと墓地のカードを除外し続ければ,そのままアドバンテージの差で相手はこちらの動きを止められなくなります。
 特に,現在流行している【家具型ラビュリンス】は誘発としてこちらの先攻展開中に罠をセットしてくれることが多く,「相剣大公ー承影」の効果を先攻で打つことができ,先攻展開中に相手のアドバンテージを減らすことができます。「相剣大公ー承影」が入っていることが知られていないうちは,この手法で狩り取れます。
 後攻は,「スキルドレイン」と「次元障壁」がないことを祈りましょう。これらがなければ手数でゴリ押せばなんとかなるゲームが多いですが,この2枚は大体無理です。見た瞬間に破りましょう。 

7 サイドチェンジ後の先攻の考え方

 展開系のデッキを使う際,サイドチェンジ後,「溶岩魔神ラヴァゴーレム」,「拮抗勝負」「冥王結界波」などの後手の捲り札をケアするために先攻展開を抑えたり変えたりすることを考えることがあります。
 しかし,このデッキに関しては,そのケアを一切考える必要はありません。
 まず,妨害の中心である「アークネメシス・プロートス」が有効なデッキが相手であれば,すでに適用されている効果は止めらないため,何を打たれたとしても実質ターンスキップとして機能します。
 仮に効かないとしても,手札にある「深淵の獣」による除外,墓地にある「妖精伝姫-シラユキ」「剣神官ムドラ」「宿神像ケルドウ」によって妨害することが可能になります。
 また,展開途中で用意することが多い「復烙印」を利用してリソースの回復や「深淵の獣」の特殊召喚が見込め,アドバンテージを回復することが見込めます。
 結局のところ,捲り札を打たれたとしても,アドバンテージを回復することができるため,そのターン中に負けなければ,返ってきたターンで残ったリソースで再度展開することが可能になります。

 
 僕のように何も考えずに展開する人にはおススメっていうことですね!


8 おわりに

 以上が【60GS】の解説になります。
 最後まで読んで頂きありがとうございました。

 記事内に記載されてないことや分からない部分があれば,Youtubeの配信でコメントやDMをいただければ全てご回答いたしますので、お気軽にご連絡ください。
 展開パターンや細かい考え方はYoutubeの配信内で言っていると思いますのでよければそちらもご覧ください。
 反響が大きければ,この記事で説明していないカードについても加筆していきます。

 本文はここで終了です。文章の校正に付き合ってくれた,むらかみ(@breaker1864)はありがとう。
 ここから先はおまけになります。
 もし,本文の内容がよかったと思っていただければ,お年玉代わりに購入してもらえるとめちゃくちゃ嬉しいです。
 今回はNo修羅です。誓って修羅は起こしていません。

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