見出し画像

フェアトレードのお店で日本のフェアトレードについて考えた

江戸時代は完全分業制でみんな自分の得意を色んな職種にしていたそうで、タイムトラベルできるなら、ぶっちぎりで江戸時代に行ってみたいと思うダブラヴヨブス です。

現在vote for by sisam fair trade 三宮SOL店にて開催中のポップアップ


元々はシサムコウボウ 堀江店があった時にギャラリー使用の応募をさせていただいたことからご縁が始まりました。

シサムさん的には海外の発展途上国の手仕事でのフェアトレードをメインとしていらっしゃいます。

その安すぎるコーヒーはどうなの?

その安すぎる服はどうなの?

労働者はちゃんと食べていけるの?

良い環境で働いているの?

「ええやろこれ、安かってん」は自慢になりません、全部未来の自分たちの給料に響いてきます。

そんなメッセージが根底にあるからこそのモノやその背景、見えないところをしっかり見る目を持ったお客さまが来られます。

画像1


日本も 売り手よし 買い手よし 世間よし の三方よし という言葉がありますが、作り手本人が自分で売らなければ 作り手よし の四方よしも必要です。

最近では商業施設の空きを埋めるために作り手に声をかけ、売り場に立たせてマージンも取るという不思議なやり方が多くなってきました。なのでとにかく数字の出せる作家が好まれます、作家の手元にいくら残るか、なんて知ったことではありません。

我々もお誘いがあれば色々と出ておりましたが、やっぱり一番売れるのは店主やスタッフが自分の顧客にしっかり紹介をしてくれるパターン、作り手のストーリーを色々紹介下さりものづくりの現場を知ってもらう架け橋となり初対面でも安心して売買できる空気を作ってくださること。

更に良くなるのは店主やスタッフさんが作り手にお客さまの反応などをマメに報告してくださることが作り手のモチベーションを上げます。

物を作り、お金に換えてまた作る

物を販売し、お金に換えてまた発注する

それだけではどれだけ売れようが豊かではありません。

面倒でも相手のことを考えて報告する、喜びを分かち合う。それが作り手と売り手のwinwinのバランスなんだと思いました。


おかげさまで

心を込めて物を作り、報告とお金を得てまた心を込めて作る

心を込めて物を売り、気持ちとお金を分かち合いまた心を込めて物を売る

この理想的な絵空事のような構図、実はしっかり成り立っています。

我々にはシサムさんやミドリネコ舎さん、おおもり歯科医院さん、モダナークギャラリーさん、それからメッセージやコメントをいただけるスティーブヨブスのみなさまにより実現されています、ありがとうございます。

今どんどん人間からコミュニケーションが奪われているような気がしてたまらないホントは人間嫌いなダブラヴヨブス ですが、大事なのはコミュニケーションなのです。それによって得るものは心の温かさとやり甲斐、それと必要最低限のお金、だと思います。

お金の問題は 有りすぎるか 無さすぎるか のどちらかだ
-チャールズ・ブコウスキー-


画像2


アトリエ兼店舗と巣立てる若手の育成や、プロジェクトのストックも沢山あります。サポート頂ければ幸いです。