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イーロンマスクのアート思考。彼が学生時代に掲げた原則に感動した話(ファンの戯言)

最近「デザイン思考」と「アート思考」という言葉をよく見かけます。
ちなみに言葉の定義は調べてください。ここではそこは扱いません。

私の理解を書くと

デザイン思考とはデザイナーがデザインするときの思考方法。デザインプロセスに倣って課題の解決を試みていく方法
アート思考はアーティストの思考方法。自分の中にある興味や問題を自分の世界で捉えて自分なりに探求をしていく方法

でしょうか。

で、本題になりますが、最近イーロンマスクの偉業にただただ感動しています。

彼の偉業や行動から哲学やアート思考を感じたのでそれについて書きます。

何に感動したのか

民間初の有人ロケットの打ち上げ&ISSに人を送ったことです。

このあたり背景の文脈も必要かと思うのですが、ざっと箇条書きで背景やポイントを書くとこんな感じです。

・ アメリカの宇宙開発計画は2011年にほぼ止まっていた。今後をどうするかが悩みの種
・NASAは宇宙の研究開発を担当する民間企業を探していた
・SpaceXが立候補して選ばれる。
・宇宙にインターネットをつくろうとしている(!!)

など。

国家と個が対等になった瞬間を目撃した。

偉業をあげれば数え切れないのですが、個人的に一番すごいと思うのは民間企業が国から宇宙開発を依頼されるパートナーになったことです。

“個の時代”をこんなかたちで実現した人は人類史上初なんじゃないかと思ってます。

この偉業をリアルタイムで見られるのは本当に嬉しいです。

アート思考は自分のうちにある興味から始まる

冒頭でアート思考について書きましたが、イーロンマスクは自分の内なる興味から問題を定義したんですよね。

その問題は彼が学生時代に3つ話しています。

問い:今後、人類の進歩に貢献できる分野は何か?

彼の回答:

1. インターネット
2. クリーンエネルギー
3. 宇宙

それに対して彼がとった行動は起業家としての軌跡を見ればそれを実現してきた天才だとわかるでしょう。

・ 12才 → ソフトウェアを販売する
・学生時代 → 上3つの問題に取り組むことを決める
・一社目の起業 → ZIP2を起業(インターネットの会社)
・X.comの起業 → Paypal に統合(インターネットの会社。その後クーデターに遭う)
・SpaceX起業 → 宇宙の問題に取り組む
・TESLA買収 → クリーンエネルギーの問題に取り組む

などなど、自分が掲げた問題意識、またこのレベルの課題に対しての実際に取り組み成果を出せる人なんてまずいないだろう。

プロトタイプでFigmaが使われていた

少し横道に話がそれますが、クルードラゴンで使われているコクピットのデザインが我々にも馴染みが深い Figma で作られそれが公開されているではないですか…

我々が普段使っているソフトがここで出てくるとなると、遠い世界の話ではなくどこかで我々のような仕事をしてる人がつながっているんだと実感できます。(勝手に嬉しい)

ちなみに過去のコクピットの比較画像はこちらのツイートがわかりやすいですね。

本当に大事な問題を見つけて向き合っていきたい

自分の中から生まれた問題意識や、原則で行動している人はあまりにもまぶしい。

デザイン思考、アート思考のどちら?などが大事なのではなく大きな課題とビジョンが連動していれば、そこに対して何かを始める作り出す。そんな行動に価値が生まれるんだと改めて思いました。

コロナで少し塞ぎがちな状況が続きます。

仕事が行き詰まったとき、新鮮な発想や感動をもたらしてくれるのは、専門分野の知識やデータよりも、異質な世界のできごとが多いです。

コロナやSpace Xの偉業を見つつ、自分たちはまた目の前の仕事にしっかり向き合っていきます。

ちなみにトップのイラストは偉業に感動して描きました。自分の中から湧き上がる感情を久しぶりに実感した話題でした。

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