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メインランドでの法人設立について


まえがき

UAEにおいて事業を設立するためには、適切な手順を踏むことが重要です。特にドバイのメインランドにおける会社設立は、UAE国内市場へのアクセスが容易であるため、多くの企業にとって魅力的です。本稿では、ドバイでのメインランド会社設立の具体的な手順と、メインランドのメリット・デメリットについて簡単に説明します。

設立手順

1.ビジネス活動の決定と会社名の予約

ドバイ経済開発局(DED)に会社名を予約し、ビジネス活動を決定します。会社名は他社と重複しないように注意し、UAEの文化や法律に適合する名前を選びます。

2.初期承認の取得

DEDから初期承認を取得します。この段階でビジネス活動の適合性や必要なライセンスの種類について確認されます。(取得可能ライセンス一覧はこちら

3.必要書類の提出

一般には以下のものが必要とされますが、追加書類が要求される場合もあります。

  • 申請書

  • パスポートのコピー

  • 設立覚書と定款

  • 銀行参照書

  • ビジネスプラン

  • 賃貸契約書(オフィススペース)

  • 胸から上の写真(背景は白地)

書類の準備には時間がかかることがあるため、早めに取り掛かることをお勧めします。

4.ローカルスポンサーの確保

メインランド会社では、UAE国籍を持つスポンサーが51%の株式を保有する必要があります(特定の業種を除く)。信頼できるスポンサーを見つけるために、複数の候補と話し合い、契約内容を明確にすることが重要です。

5.オフィススペースの確保

メインランド内で適切なオフィススペースを確保します。バーチャルオフィスや共有オフィスが利用可能な場合もありますが、DEDの基準を満たすことを確認してください。

6.ライセンスの発行

  • 申請が承認されると、ビジネスライセンスが発行されます。ビジネスライセンスには、貿易ライセンス、サービスライセンス、製造ライセンスなどがあります。ライセンスの種類に応じて必要な手続きや費用が異なるため、事前に調査しておくことが重要です。(取得可能ライセンス一覧は可能

メインランドのメリットとデメリット

1.メリット

  • UAE国内市場へのアクセス : メインランド会社はUAE全土でビジネスを行うことができます。

  • ビジネスカテゴリの柔軟性 : 幅広いビジネスカテゴリに対応可能。

  • 外国企業との取引の自由度 : メインランド会社は、フリーゾーン会社と比べて外国企業との取引に関する制限が少ないです。

2.デメリット

  • ローカルスポンサーの必要性 : 多くのビジネスカテゴリで、UAE国籍のスポンサーが51%の株式を保有する必要があります。スポンサーとの契約内容や関係性をしっかりと構築することが重要です。

  • 税制面での制限 : フリーゾーンほどの税制優遇措置はないため、税務計画が重要です。

まとめ

ドバイのメインランドで会社を設立することは、UAE国内市場へのアクセスやビジネスカテゴリの柔軟性など、多くのメリットを提供します。しかし、ローカルスポンサーの必要性や税制面での制限などのデメリットも考慮する必要があります。これらの情報を基に、企業は自社のニーズに最適な設立方法を選択することが重要です。また、設立手続きの各段階で注意すべきポイントを押さえることで、スムーズなビジネススタートを切ることができます。


もしUAE(ドバイ)での法人設立や移住に興味がおありでしたら、お気軽に下記e-mailアドレスにお問い合わせください。

zeirishi.dubai@gmail.com

相談は無料です!!

最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

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