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NOMAyado column

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兵庫県と徳島県、4年間の2拠点生活を経て、2022年1月から始まった宿プロジェクト。思いをカタチにしていく中で、何を考え、心がどう反応したのか、ありのままの記録と、宿をやっていく… もっと読む
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2024年5月の記事一覧

私のラスタファリズム

行きたかった映画「ボブマーリー・ONE LOVE」をようやく見ることができた。 最初は、ボブを演じたキングズリーの顔にギャップを感じ、入り込めなかったのだが、ジャマイカなまりの話し方や、少ししゃがれたような独特の声もそっくり、さらに歌唱シーンも秀逸で、次第にそんなことは気にならなくなっていった。ミュージシャンたちが集まり、ボブがアコギで歌い始めると、ドラムがリズムを与え、ベースやギターがボブの歌に命を吹き込んでいく。やがてスタジオ全体が一体となってレゲエに包み込まれていく様

延命のような暮らしはいらない

思想家で武道家の内田樹さんが、こんなことをある本に書いていた。 よく考えると薄ら寒くなるような話だが、 実はこれって、私たちの暮らしにも似たようなことが起こっている気がする。 とにかくお金を稼いで家計を維持することが最優先で、言葉は悪いが対処療法的というのか、目的地が見えない暮らし。 ひとたび、心もカラダも健康に機嫌良く暮らしたい・・・なんてことを本気で考え始めると、社会のレールから外れ、独自の価値観で暮らしを立てるしかなくなる。 鳴門という地方都市に暮らしてみて思うの

思わず考えさせられたこと

GWも無事乗り切り、宿主としてはホッと一息。母の命日ということもあり、兵庫の自宅に戻ってきた。 翌日のこと、何かが焦げているような臭いに気付き、家の中をくまなく点検するが何も問題無し。ふと窓から外を見ると、何やら尋常では無い煙が立ち上っているのが見えた。あっ火事だ、外に出ると灰のようなものが風に吹かれて漂っている。これは近いかも、心配になって、煙の立ち上る方に歩き始めた。煙を吸って歩いているせいか喉がイガイガし始めるが、相変わらず見えるのは煙ばかり。 引き返そうとも思った

ひとり旅が放つ、不思議で特別な力

皆さん、GWはいかがお過ごしだったでしょうか? 4月に入ってもGWの予約がなかなか埋まらず、モヤモヤとしたNOMAyadoでしたが、間近になってたくさんのお問合せをいただき、ほっと一安心。 GW期間中に開催した、ニット作家である奥さんの新刊本イベントとワークショップも盛況で、テレビ番組の取材クルーにもお越しいただけるなど、ほんと幸せな時間でした。NOMAyadoを訪ねて頂いた皆さん、改めてありがとうございました。 下は20代から、上は60代まで、幅広い年齢層のお客様。