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NOMAyado column

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兵庫県と徳島県、4年間の2拠点生活を経て、2022年1月から始まった宿プロジェクト。思いをカタチにしていく中で、何を考え、心がどう反応したのか、ありのままの記録と、宿をやっていく… もっと読む
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2022年3月の記事一覧

契約を終えて思ったこと(徳島宿プロジェクト)

和歌山県の蔓防が明けたことで、延び延びになっていた撮影仕事が再開し、宿プロジェクトも一旦中断。勝浦漁港まで生マグロの撮影に行ってきた。 朝3時、まだ暗い中でマグロの水揚げが始まる。船からクレーンを使って吊り上げられるマグロ。雨の中カッパ姿の男達が忙しく動き回るのだが、聞こえてくるのは聞き慣れない言葉。どうやら近年マグロ船で働くのは、ほとんどがインドネシア人のようだ。あとから聞いたのだが、彼らの月給は7万円程度、それでもインドネシアの田舎町の平均的給料からすると10倍になるそ

いかにマイノリティかを思い知らされる日々(徳島宿プロジェクト)

前回の記事から、ずいぶんと間が空いてしまいました。 その間、何も起こっていなかった訳では無く、逆にいろいろあり過ぎてnoteを書く余裕が無かったというのがその理由。 懸命に書いていた事業計画書、前回指摘された箇所を修正し、再度見てもらおうと地元の商工会に連絡を取ると、これ以上は関われないとの返事。商工会の会員で無いというのが建前にあるのだが、コロナ禍で苦しんでいる人間が、宿というコロナ禍で苦しんでいる事業に進出するというシナリオに無理がありすぎると考える担当者の思いが透け