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NOMAyado column

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兵庫県と徳島県、4年間の2拠点生活を経て、2022年1月から始まった宿プロジェクト。思いをカタチにしていく中で、何を考え、心がどう反応したのか、ありのままの記録と、宿をやっていく… もっと読む
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2022年2月の記事一覧

私が宿をやりたい理由(徳島宿プロジェクト)

連休が明けて、徳島から帰ってきた。 今回の滞在は、「鳴門を知る」というのがひとつの目的だったのだが、いろいろ訪ねて回ったことよりも、川西に帰ってきて読んだnoteの記事に心を打たれた。 名所と言われるところを観光したり、地元のグルメに舌鼓を打つことも旅の楽しみではあるが、旅にはいろんなカタチがあり、様々な目的や味わい方があるものだと改めて痛感した。 町をガイドブックやネット記事で知るのもいいけれど、やっぱり地元のことは地元の人に聞くというのが旅の醍醐味。どんな観光地であ

街歩きで鳴門を知る(徳島宿プロジェクト)

予定していた撮影が延期になり、ひと月ぶりに徳島へ。 このところ本業が忙しく、宿プロジェクトのモチベーションも下がり気味だったので、いつもより一つ手前の鳴門北インターで降り、美しい海岸線に並ぶリゾートホテルを横目にまずは宿の予定地へ。間が空くと知らぬ間に不安が募り、自分の選択が本当に正しいのかを真っ先に確かめたくなった。晴れ渡った空の下、キラキラと輝く海峡を望む物件。猫が日向ぼっこし、聞こえるのは小さな漁船が行き交うエンジン音だけ、心がすう〜と落ち着いていく。観光地めいたもの

いつしか壁は扉に変わる(徳島宿プロジェクト)

国の事業再構築補助金獲得に向け、このところコツコツと取り組んできた事業計画書の作成。 ようやくカタチになったので、商工会議所を訪ね見てもらうことにしたのだが、第一声強力なパンチが飛んできた。この補助金、コロナ禍で売上げ減少に苦しむ事業者に向け、新規事業の立ち上げを応援するという趣旨のものなのだが、コロナ禍で大きな影響を受けている旅館業への進出というのが、趣旨にそぐわず苦戦するのでは無いかという事実。 確かにそう言われてみれば当たり前のこと。 だからこそコロナの影響で大き