古本屋 DUALBOOKs

2023年、小樽市春香町(銭函エリア)、春香山のふもとで古本屋を開店。 思考を刺激する…

古本屋 DUALBOOKs

2023年、小樽市春香町(銭函エリア)、春香山のふもとで古本屋を開店。 思考を刺激する古本と珈琲 思考を緩和する海と空  Deep & Lelax / Local & Curture ・店主の雑記『たそがれパラダイス』https://ziccchi.com/

マガジン

  • 古本屋開店日記 ‐DUALBOOKsができるまで‐

    古本屋開店までおおよそ2か月間の日記。人生でそれほど多くないはずの「開店」というドラマを、ドロドロになりながらも前進するしかないというその切実さを、記録しておこう。そう思ってはじめた開店日記でしたが、果たして・・・・。

  • 出版日記 ‐ワタシの本ができるまで‐

    「あなたの本を出してみませんか」ある日届いた手紙には、確かにそう書いてあった。そして数日後、緊急入院。透析生活がはじまることが確定したワタシは、ここを人生の特異点と覚悟し、渾身で「本を書く」ことに決めた。   この『はじめての出版日記』では、ワタシの本がどのようにできていくのか、編集者との二人三脚ぶりも含めて記録していきます。さて、無事に出版にまで辿り着けるでしょうか。

記事一覧

豪華な出店ラッシュ/古本屋履歴04

おめでとう、世界 DUALBOOKs がこの世界に誕生することを祝して「おめでとう、世界」と発したのは1年ほど前のこと。この『古本屋履歴 -DUALBOOKsになるまで-』のシリーズ…

古本屋 DUALBOOKs
14時間前
7

ついに銭函の地へ/古本屋履歴03

おめでとう、世界 DUALBOOKs がこの世界に誕生することを祝して「おめでとう、世界」と発したのは1年ほど前のこと。この『古本屋履歴 -DUALBOOKsになるまで-』のシリーズ…

成功と反省と/古本屋履歴02

おめでとう、世界 DUALBOOKs がこの世界に誕生することを祝して「おめでとう、世界」と発したのは1年ほど前のこと。この『古本屋履歴 -DUALBOOKsになるまで-』のシリーズ…

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原点はFREE貸本/古本屋履歴01

おめでとう、世界 DUALBOOKs がこの世界に誕生することを祝して「おめでとう、世界」と発したのは1年ほど前のことですが、こうして実店舗誕生に至るまでには、いろいろな…

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感激の冒険に必要なもの/出版日記01

おはよう、世界。 本日も、札幌市内の西、手稲駅を見晴らす渓仁会病院からお送りしております。連続猛暑日のうだるような暑さを乗り越え、たどりついた今日は久しぶりのた…

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薄氷のプロローグ/出版日記

おはよう 世界。 おはよう note。 note。いったいどれほどぶりに書いているのだろう。『古本屋開店日記』以来だから、ちょうど1年が経ったころでしょうか。 1年ぶり、…

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さようなら 開店日記 【古本屋開店日記:終】

こんばんは。世界。 「古本屋開店日記」と銘打って、note に向かってキーを叩きはじめたのは3月19日のこと。今から3か月と10日ほど前のことだ。オープン予定までおおよそ2…

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開店直前の書けない病【古本屋開店日記06】

おはよう。世界。 開店直前の開店日記、開店直前ならではの日々の記録・・・・・なのに、インターバルが開きすぎてもはや意味がなくなってきた「古本屋開店日記」の第6回…

19

許可されました【古本屋開店日記05】

おはよう。世界。 強風、強風、強風なり。2023年5月開店 の DUAL BOOKs が「一晩中の強風のついでにちょっぴり雪も降らせてみたけどどう?」な小樽、銭函エリアの春香山の…

開店日記と創世記 -序-【古本屋開店日記:番外編】

おめでとう、世界。 開店準備中の小樽は銭函エリア、春香山のふもとからお送りする古本屋開店日記。今回は初の番外編ということで、DUAL BOOKs店主の故郷、鹿児島に向かう…

世界に新しい蛇口とトイレが生まれる日。【古本屋開店日記04】

おはよう、世界。 快晴、快晴、快晴なり。2023年5月開店 の DUAL BOOKs が、快晴なる小樽は銭函エリアの春香山のふもとからお送りします。 古本屋開店日記01 で整理して、…

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作業が進む。世界が更新される。【古本屋開店日記03】

おはよう、世界。 3月なのに雨。3月なのに最高気温10度越え。こんな異常も普通になっていく。そんなダイナミックな変化を身体に落とし込むと、良いとか悪いとかのずっと手…

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体調不良=覚悟完了。【古本屋開店日記02】

おはよう、世界。 朝焼けの中、一瞬だけZINEに目をとおす幸せから始まった一日でした。 2023年5月の開店 を予定している DUAL BOOKs が、今日も小樽の銭函エリアの春香山…

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開店準備の状況整理をしたら…わお!それでも世界は IT’S ALL RIGHT【古本屋開店日記01】

2023年5月の開店 を予定している DUAL BOOKs。開店ざっくり2か月前にnoteを始めるという暴挙 をご了承いただいた上、どうぞお付き合い願います。 さて、『古本開店日記』…

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開店まで2か月【古本屋開店日記プロローグ】

妻 「サラリーマン向いてない でしょ?」 私 「そうだね・・・・内容はやりがいあるんだけどね・・・」 妻 「それは大事だけど、気質として向いてないでしょ。」 私 「まち…

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豪華な出店ラッシュ/古本屋履歴04

豪華な出店ラッシュ/古本屋履歴04

おめでとう、世界

DUALBOOKs がこの世界に誕生することを祝して「おめでとう、世界」と発したのは1年ほど前のこと。この『古本屋履歴 -DUALBOOKsになるまで-』のシリーズでは、実店舗誕生前の時代のことを整理してみたいと思います。

軽やかに。
リズムよく。
思い出の Post-it を

(前回03はこちら)

2019年7月 銭函フェス @光超寺またまた、銭函のミュージシャン中田雅

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ついに銭函の地へ/古本屋履歴03

ついに銭函の地へ/古本屋履歴03

おめでとう、世界

DUALBOOKs がこの世界に誕生することを祝して「おめでとう、世界」と発したのは1年ほど前のこと。この『古本屋履歴 -DUALBOOKsになるまで-』のシリーズでは、実店舗誕生前の時代のことを整理・記録してみたいと思います。思い出を書き込んだポストイットをはりめぐらすように。ライトに、軽やかに。

(前回02はこちら)

2018年11月 NUMA

初のクラブみたいなとこ

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成功と反省と/古本屋履歴02

成功と反省と/古本屋履歴02

おめでとう、世界

DUALBOOKs がこの世界に誕生することを祝して「おめでとう、世界」と発したのは1年ほど前のこと。この『古本屋履歴 -DUALBOOKsになるまで-』のシリーズでは、実店舗誕生前の時代のことを整理・記録してみたいと思います。思い出を書き込んだポストイットをはりめぐらすように。ライトに、軽やかに。

(前回はこちら)

2018春 官能小説朗読会『エロスの組体操』

前回から

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原点はFREE貸本/古本屋履歴01

原点はFREE貸本/古本屋履歴01

おめでとう、世界

DUALBOOKs がこの世界に誕生することを祝して「おめでとう、世界」と発したのは1年ほど前のことですが、こうして実店舗誕生に至るまでには、いろいろなフェーズがありました。

この『古本屋履歴 -DUALBOOKsになるまで-』のシリーズでは、そんな実店舗誕生前の時代のことを整理・記録してみたいと思います。想い出を書き込んだポストイットをはりめぐらすように。箇条書きで、ライト

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感激の冒険に必要なもの/出版日記01

感激の冒険に必要なもの/出版日記01

おはよう、世界。

本日も、札幌市内の西、手稲駅を見晴らす渓仁会病院からお送りしております。連続猛暑日のうだるような暑さを乗り越え、たどりついた今日は久しぶりのたっぷり雨。畑に向き合う人々は口々に「遅いわー。でもありがたいわー」なんて言うのでしょうか。幼い子どもたちは「えー、海は?せっかく暑かったのにぃ、ねぇ海は?雨でもいいよぼくは」と、良心的に駄々をこねるのでしょうか。

ワタクシにはわかりませ

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薄氷のプロローグ/出版日記

薄氷のプロローグ/出版日記

おはよう 世界。
おはよう note。

note。いったいどれほどぶりに書いているのだろう。『古本屋開店日記』以来だから、ちょうど1年が経ったころでしょうか。
1年ぶり、改めまして北海道は小樽、海と山に恵まれた銭函(ぜにばこ)という地域にございます古本屋 DUALBOOKs の店主、ぢっちと申します。

この note という素敵な空間には、古本屋店主としてのあれこれ、例えば開店日記の続きとして

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さようなら 開店日記 【古本屋開店日記:終】

さようなら 開店日記 【古本屋開店日記:終】

こんばんは。世界。

「古本屋開店日記」と銘打って、note に向かってキーを叩きはじめたのは3月19日のこと。今から3か月と10日ほど前のことだ。オープン予定までおおよそ2か月だったあの頃。世の中の誰でもない、誰も求めていない、ただただ夫婦で勝手に定めた2023年5月のオープンという目標。それまでの怒涛の日々を!その苦悩の道のりを!ブレがちな道筋の後筋を!単時的な喜びや霞のような達成感を!そして

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開店直前の書けない病【古本屋開店日記06】

開店直前の書けない病【古本屋開店日記06】

おはよう。世界。

開店直前の開店日記、開店直前ならではの日々の記録・・・・・なのに、インターバルが開きすぎてもはや意味がなくなってきた「古本屋開店日記」の第6回です。もうあれですね、疲れすぎて note 書く気力がありません。今だって気力ないのです。疲れピークいんナウ。疲れの頂、疲労のトップロープです。つまりなんでもいいってことです。それでも少しでも書いておくのです。だってもう・・・・プレオープ

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許可されました【古本屋開店日記05】

許可されました【古本屋開店日記05】

おはよう。世界。

強風、強風、強風なり。2023年5月開店 の DUAL BOOKs が「一晩中の強風のついでにちょっぴり雪も降らせてみたけどどう?」な小樽、銭函エリアの春香山のふもとからお送りします。

番外編をのぞくと、古本屋開店日記04 から3週間も経ってしまいました。はい、3週間も経ちましたので、その分どどーんと作業も進んでいるに違いないでしょう。

そんなわけで、久々の現在地確認。

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開店日記と創世記 -序-【古本屋開店日記:番外編】

開店日記と創世記 -序-【古本屋開店日記:番外編】

おめでとう、世界。

開店準備中の小樽は銭函エリア、春香山のふもとからお送りする古本屋開店日記。今回は初の番外編ということで、DUAL BOOKs店主の故郷、鹿児島に向かう途中の機内からお送りしております(が、実際に投稿できたのは銭函に帰ってきてからでした)。

さて、開店日記といえば「この世界にあたらしい世界、お店がインストールされる過程を記録するもの」のことですが、それはつまり「この世界にこの

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世界に新しい蛇口とトイレが生まれる日。【古本屋開店日記04】

世界に新しい蛇口とトイレが生まれる日。【古本屋開店日記04】

おはよう、世界。
快晴、快晴、快晴なり。2023年5月開店 の DUAL BOOKs が、快晴なる小樽は銭函エリアの春香山のふもとからお送りします。

古本屋開店日記01 で整理して、そして驚愕した「設備屋さんくるまでやることリスト」。そのほとんどをクリアして、本日3月28日、無事に設備屋さんをお迎えしております。おめでとう家族。ありがとう家族。

トイレ内装は、漆喰(仕上げ)があとすこーし足りず

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作業が進む。世界が更新される。【古本屋開店日記03】

作業が進む。世界が更新される。【古本屋開店日記03】

おはよう、世界。
3月なのに雨。3月なのに最高気温10度越え。こんな異常も普通になっていく。そんなダイナミックな変化を身体に落とし込むと、良いとか悪いとかのずっと手前に、時間を自由に漂う存在の愛らしさを見つける。なんてことを想いながら目を覚ましました。うそです。
2023年5月の開店 を予定している DUAL BOOKs が、3月なのに小雨のぱらつく中、すっかり雪融けが進んだ小樽は銭函エリアの春香

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体調不良=覚悟完了。【古本屋開店日記02】

体調不良=覚悟完了。【古本屋開店日記02】

おはよう、世界。
朝焼けの中、一瞬だけZINEに目をとおす幸せから始まった一日でした。
2023年5月の開店 を予定している DUAL BOOKs が、今日も小樽の銭函エリアの春香山のふもとの絶賛準備中の店舗内からお送りします。って言われても「知らんがな。想像もできんがな」という方がほとんどかと思います。その説明は・・・またナニカの機会に譲ります。

さて、古本屋開店日記01(3月19日)で状況

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開店準備の状況整理をしたら…わお!それでも世界は IT’S ALL RIGHT【古本屋開店日記01】

開店準備の状況整理をしたら…わお!それでも世界は IT’S ALL RIGHT【古本屋開店日記01】

2023年5月の開店 を予定している DUAL BOOKs。開店ざっくり2か月前にnoteを始めるという暴挙 をご了承いただいた上、どうぞお付き合い願います。

さて、『古本開店日記』の第1回。なにを記録すべきでしょうか。それほど難しい問いではないでしょう。記録すべきことは「あるがまま」。あるがままを記録すればよい のです。2回言いましたね。大事なことなので入れ替えて2回言いました。

あるがまま

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開店まで2か月【古本屋開店日記プロローグ】

開店まで2か月【古本屋開店日記プロローグ】

妻 「サラリーマン向いてない でしょ?」
私 「そうだね・・・・内容はやりがいあるんだけどね・・・」
妻 「それは大事だけど、気質として向いてないでしょ。」
私 「まちがいない。大学も4回留年したし・・・なにかこう・・・遅刻しないとか、テストの日は学校に行くとか、そういうほとんどの人がやることが、できない気質だね」
妻 「本好きなんだしさ、古本屋いいんじゃない?古本屋の雰囲気、似合うよ。」

おお

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