共感という病 読んだ

面白かった。 

かわいそうな子供や犬、猫を見ると放っておけない、悲しい気持ちになるという人は多いと思う。 
そして、そう感じる自分達は優しいのだと(無意識にでも)思っている風潮がある気がする。 「子供が好きな人はいい人だ」とか。 

ただ、それが見た目が酷い大人だったりすると同情する人は減る。 結局、誰かが幸せになってほしいとか、誰かを助けたいと思う気持ちって良いことだけども人を選んでるんだなって思う。 
そう今まで思ってたことと、本の内容が似ていたから面白かった。 

筆者は人を見て「助かってほしい、かわいそうだ」と思うかどうかを共感の有無とした。 共感って良いイメージがあるけど、この本を読んで負の側面もあること、共感のみに依存するのは危険なことに気づけた。 
例えば、共感されにくい問題はいつまでもスポットライトが当たらない。とか。

そこから発展して、対話の仕方だったり、そもそも議論は必要なのか、多様性の捉え方、など自分が気になっていたことに関して、普段会えないような人の考えを知れてよかった。 

共感が大切だと思っている人、弱者に手を差し伸べたい人、Twitterで絶えず議論している人、など色々な方におすすめ

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