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Illustratorでのトレース時に活用したい[アウトライン画面で配置した画像を表示]オプション

Illustratorでトレースを行うとき、「塗り」があると不便です。

特定のレイヤーのみ、アウトライン表示にする

そこでよく行うのは、トレース用のレイヤーを別に用意し、目玉アイコンをcommand + クリックして、そのレイヤーのみをアウトライン表示にする方法です。

「下絵」レイヤーは手作業でロックし、必要に応じて不透明度を下げます。

「テンプレート」レイヤーを活用する

下絵を別レイヤーにしている場合には「テンプレート」レイヤーに設定すると、次の設定を個別に行う必要がありません。

  • 濃度が50%になる(値は変更可能)

  • ロックされる

  • プリントの対象から外れる

「テンプレート」レイヤーにするには、[レイヤーオプション]ダイアログボックスを開き、
[テンプレート]オプションをONにします。

[アウトライン画面で配置した画像を表示]オプション

(特定のレイヤーのみでなく)ドキュメントをアウトライン表示にすると、配置した画像は見えなくなってしまいます。

埋め込みの場合には×は表示されず、枠のみが表示されます。

ところが、[ドキュメント設定]ダイアログボックスで[アウトライン画面で配置した画像を表示]オプションをONにすると、配置した画像がグレースケールで表示されます。

[ファイル]メニューの[ドキュメント設定]をクリックします。

[アウトライン画面で配置した画像を表示]オプションはGPUプレビューでは効かないので、[CPUで表示]に変更する必要があります。

なお、「GPUプレビューでは効かない」ことは問題として認識されているようです。

というか、GPUレンダリングのバグ多すぎ…

まとめ

今回紹介した方法の比較です。

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