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Google ChromeやSafari、Google Chromeでリンクを作るKMマクロ(Make Link)改め、ブラウザーまわりのURLの扱いを快適にするマクロ集

ブラウザーまわりのURLの扱いを快適にするマクロ集を整備しています。

2024年1月20日、v7.0にバージョンアップしました。
2024年1月21日、v7.1にバージョンアップしました。

誰向け?

日々、次に挙げるような操作を何度も行う人向けです。

  • サイトのタイトルやURLを伝える場面が多い(テキスト、Markdown、HTML)

  • サイトのへリンクをQRコードとして画像ファイルにしたい

  • サイトへのリンクをweblocファイルにして保存したい

  • メールや企画書、メモなど、URLが入っているテキストからURLだけをブラウザーで開きたい

  • 改行されているテキストを、行ごとに別タブで検索したい

  • オンラインバンクで振り込むとき、カンマ入りの数字をペーストし「整数で入力してください。」と注意され、毎回ゲンナリする

  • パラメーターがたくさん付いているURLをキレイにしたい

  • いま、開いているページを、別のブラウザーで開き直したい

  • 前のタブに戻るとき、デフォルトのキーボードショートカット(control + shift + tabキー)を面倒だと感じる

  • 開いているタブのすべてのURLをテキストとして再利用したい

  • 開いているページをGoogle翻訳で開きたい

パレットでも使えます!

各マクロのキーボードショートカットは変更可能です。覚えられない…という方は、option + Lでパレットとして開いて使えます。


URLをコピーする

現在開いているタブのURLを取得するには、次の手順を踏みます。

  1. アドレスバーをアクティブにする(⌘ + L)

  2. コピー(⌘ + C)

次のキーボードショートカット(変更可能)で、アドレスバーをハイライトさせずに、開いているタブのURLをコピーします。

  • option + Cキー

  • ⌘ + option + Lキー

  • ⌘ + Eキー

ただし、Firefoxのみ例外でハイライトします。

タイトルとURLをコピー(テキスト、Markdown、HTML)

「このサイトなんだけど…」とメールやメッセージで紹介したり、ブログに書くときなど、そのページのURLとタイトルをセットで抜き出すのは、なにげに面倒です。

各ブラウザーごとに拡張機能などがありますが、キーボードショートカットの自由度が少なかったり、そもそもキーボードショートカットが使えなかったりと不便です。

これをKeyboard Maestroに解決します。

  • Google Chrome、Safari、Firefoxの各ブラウザーに対応

  • 同じキーボードショートカットで使えるように

たとえば、DTP Transit(https://dtptransit.design/)の場合、このマクロ集によって、次を実現します。

(1)サイト名+URL

DTP Transit
https://dtptransit.design/

(2)Markdown

- [DTP Transit](https://dtptransit.design/)

(3)HTML

<a href="https://dtptransit.design/">DTP Transit</a>

(4)開いているすべてのタブのURLを取得する

Google ChromeとSafariのみの対応です。

その後、タイトルを含めるマクロも追加

キーボードショートカット

次のキーボードショートカットでも使えます。

  • option + T:テキスト

  • option + M:Markdown

  • option + H:HTML

  • option + Q:QRコード(画像ファイル)

  • option + W:weblocファイル

  • option + K:weblocファイル(デスクトップ)

Google ChromeでタイトルとURLを取得する

Google Chromeの場合には「%ChromeTitle%」「%ChromeURL%」というTokenを使って参照できます。

その組み合わせをクリップボードに入れます。

HTMLとしてコピーする

SafariでタイトルとURLを取得する

Safari場合、URLは「%SafariURL%」で取得できますが、「%SafariTitle%」がうまく動作しませんので「%WindowName%1%」を使います。

  • タイトル:%WindowName%1%

  • URL:%SafariURL%

FirefoxでタイトルとURLを取得する

Firefoxは曲者… AppleScriptさえ使えません。

「%WindowName%1%」でタイトルを所得し、URLは⌘ + Lでアドレスバーにフォーカスしてコピーします。

  • タイトル:%WindowName%1%

  • URL:がんばって取得(command + Lからのcommand + C)

QRコードを画像ファイルとして書き出す

QRコードの画像の場合には、Get URLアクションで指定した画像をクリップボードに入れ、それをPNGとして書き出すという流れです。

Amazonリンク

option + AキーでクリーンなAmazonリンクを生成します。

AmazonのURLはたいてい、次のように長く、メールやチャットでURLだけを知らせたいとき、不便です。

https://www.amazon.co.jp/Amazon%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%A0-%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AB-%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%BA-32%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%81%E3%81%BE%E3%81%A7/dp/B00MIBN16O

そこで、次のように整形します。

http://www.amazon.co.jp/dp/B00MIBN16O

URLに「amazon.co.jp」「/dp/」と「10桁の商品番号」が含まれているとき、「10桁の商品番号」を取得してURLを再構成します。

ダブルタップ

option + Aキーをダブルタップすると、でAmazonアフィリエイトリンクを生成します。生成後のURLはクリップボードに入ります(URLのみでタイトルは入りません)。

QRコードを生成

デスクトップに「qr-開いているページタイトル.png」というファイル名でQRコードを画像として書き出します。

weblocファイルを生成

weblocファイルはウェブサイトにリンクするファイルです(web location)。次の2つのマクロを用意しました。

  • 書き出し先を聞いてくるバージョン

  • デスクトップに書き出す

次のようなダイアログボックスが開き、保存先を指定します。

weblocファイルの中身を設定し、指定したディレクトリに書き出します。

URLリストを開く

クリップボードのURLリストを、それぞれ別のタブで開きます。

  • キーボードショートカット:⌘ + option + control + Lキー

  • Google Chrome、Safari、Firefoxが最前面のアプリケーションの場合には、そのブラウザーが対象です。

  • Notionは非対応

  • URL以外のテキストが含まれていても問題なく実行できます。

選択した文字列を連続検索

選択した文字列を連続検索し、別タブで開きます。
デフォルトのキーボードショートカットはcommand + option + control + Sです。

カンマを削除してペースト

オンラインバンキングなどの利用時に、桁区切りのカンマがエラーになってしまうことがあります(これはインターフェイス内で処理してほしいところ)。

⌘ + option + Vキーのキーボードショートカットで、桁区切りのカンマを削除してペーストします。

セル内改行使用時に付加される「"」を削除

別記事にて「(Excelや)Google スプレッドシート上でコピーするタイミングでクリーンアップする」のがよいと結論づけました。

しかし、ついつい普通にコピーしてしまうことが多いため、コピー後にクリーンアップするマクロです。

前のタブに移動

現在、Google Chrome、Safari、Firefox、Notionともに次のキーボードショートカットでタブを切り替えられます。

  • 次のタブに移動:control + tab

  • 前のタブに移動:control + shift + tab

「control + tab」はよいとしても「control + shift + tab」は指がつりますので、「control + option + tab」を設定しました。

開き直し

(1)別のブラウザーで開き直す

あまりニーズは少ないかもしれませんが…

自分の場合、「Firefoxは個人用、Google ChromeはDTP Transit用…」のように、アカウントごとにブラウザーを使い分けています。

そこで、「Firefoxで見ているサイトを、Google Chromeで開きたい」という場面がよくあります。

Google Chrome、Safari、Firefox、Notionで開くマクロ集です。

(2)プライベートウィンドウ(シークレットウィンドウ)で開き直す

クッキーなど除外した状態で確認したいときに、プライベートウィンドウ(シークレットウィンドウ)を使います。

⌘ + option + shift + Rキーを押すと、すべてのブラウザーで、現在開いているページをプライベートウィンドウ(シークレットウィンドウ)で開き直します。

(3)開いているタブをGoogle 翻訳で開く

BUNさんの記事を参考に、Firefox、Google Chromeでも対応できるように調整


Notefileに追加

そもそもNotefileを使っている人が少ないと思いますが…

  • ブラウザーで開いているページのタイトルとURLを新しいメモとして追加

  • ブラウザーで選択しているテキストとURLを新しいメモとして追加


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最新版はv7.1です(2024年1月21日更新)。

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