画像の埋め込み解除をスクリプトで行う

Illustrator CS6（Creative Cloud版）以降、標準機能で画像の埋め込み解除を行えるようになりました。

ファイル形式は次の2つから選択します。

• Photoshop（.psd）

• TIFF（.tif）

Illustratorの埋め込んだ配置画像、 #今のイラレなら ［リンク］パネルメニューの［埋め込みを解除］でファイルとして取り出せます。

— DTP Transit (@DTP_Transit) July 21, 2022

操作そのものが手間ですし、たくさんの埋め込み画像を解除したい場合には絶望的です。

この操作はアクションに登録できません（［メニュー項目を挿入］でもNG
）。そのため、半自動化するにはスクリプトが必要です。

スクリプトで行う（1）

タクトシステムさんが無料のスクリプトを公開されています。

Illustrator・埋め込み画像を抽出 | カタログ制作のご相談はタクトシステム

埋め込まれた画像を縦×横サイズのピクセル寸法とカラーモードはもとに72dpiサイズのPSD画像に書き出します。

説明を読むと「ダウンサンプルするの？」と思ってしまいますが、その心配はありません。

スクリプトで行う（2）

USのAdobe Support Communityでやりとりされています。

Re: Is it possible to convert RasterItem to placedItem?

「Correct answer by m1b」の回答のグレーのエリアをコピーし、拡張子JSXで保存します。

タクトシステムさんのスクリプトとの違い

• すべての画像が対象

• 画像はすべてPSD

• Illustratorファイルと同階層の「Links」フォルダーに書き出し（「Links」がない場合には生成）

埋め込みをスクリプトで

Webrandumさんが解説されています。

Illustratorの「埋め込み」を行うスクリプトで、画像の埋め込みをショートカットで行う！

DTPの小部屋（ベータ）

Twitterのコミュニティ「DTPの小部屋（ベータ）」でのやりとりを記事化しました。ぜひジョインなさってください！