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【2021年5月アップデート】ワンポイントとして使う、テキストへのアピアランス
テキストへのワンポイント装飾について思いつく限り考えたものをIllustratorのアピアランスとして実装してみました。このIllustratorのアピアランス集を販売いたします。
![画像14](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53021092/picture_pc_5bd4807f485b3e36ce71b5b1a8949cb7.gif?width=1200)
次のような利用が考えられます。
デザイン装飾の引き出しを増やす
Illustratorのアピアランスに関してのスキルアップに
後者の場合には[アピアランス]パネルを調べる前に、ご自分でチャレンジされるとベターです。
アピアランスですので、テキストの増減にも対応しますし、また、使い回しがラクです。ストレステスト(文字の増減への対応)は行っていますが、1行で使うことを前提にしています。
Illustrator CC 2020形式(およびCS6にダウングレードしたもの)にて提供します。
フォントはAdobe Fonts版の「DNP 秀英丸ゴシック Std」にて設定しています。
サンプル(スクリーンショット)
次のアピアランスで構成しています。
![画像14](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53060336/picture_pc_48ba5596f11894360f5b37653c7a2c77.png?width=1200)
![画像15](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53060343/picture_pc_6fca7e4b1ac5680909a9d902f8a73a1d.png?width=1200)
![画像16](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53060347/picture_pc_e5a1d13b068c6066ff82ab6458947d6d.png?width=1200)
基本的な使い方
[オブジェクトのアウトライン効果]は、オブジェクト全体でなく、主たるテキストの以外の塗りアピアランス/線アピアランスに対して設定しています。よって、[アピアランスの分割]を実行しても、テキストはアウトライン化されません。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/9222248/picture_pc_14d709643de8bd6755a028c88fbf7ea2.png?width=1200)
グラフィックスタイルに登録していませんので、適宜、登録しながらお使いください。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/9215809/picture_pc_4bdd23f36dd67f3ce513b6121797deb5.png?width=1200)
グラフィックスタイルを使わず、スポイトツールを使うこともできますが、適用したいテキストサイズによってはうまくいかないことがあります。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/9216297/picture_pc_ad3cf1e247b7449935778132cdb621bb.png?width=1200)
そこでオススメしたいのは、いったん文字サイズを12ptにすること。
[文字]パネルのTTアイコン(文字サイズ)を⌘ + クリック(WindowsではCtrl + クリック)すると12ptに初期化されます。
12ptに変更後、(スポイトツールまたは)グラフィックスタイルを適用し、その後、テキストを拡大します。
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53021797/picture_pc_940ba1fdab99ba582642a840f14376c0.png?width=1200)
テキストオブジェクトの拡大・縮小には、文字サイズを変更せずに、拡大・縮小コマンドを使います。
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53022281/picture_pc_6952fe26595bc7950d538bae645077d4.png?width=1200)
毎回、拡大・縮小コマンドを呼び出すのは面倒ですので、アクションを利用しましょう。一緒にダウンロードいただけるaiaファイル(アクション)を読み込むと、次のアクションが利用できます(これらのアクションは線幅も拡大・縮小になっています)。
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53021330/picture_pc_0cdf2c5936c953e947f12c2840810de3.png)
[アクション]パネルメニューからボタンモードに切り替えて使うのもオススメです。
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53021350/picture_pc_4bf5ad1587fac7efc35363e406b29395.png)
カラー変更
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53021791/picture_pc_1cc10e80d3f4644e6347ea52e8d7996a.png?width=1200)
カラー変更を行う場合には、ライブカラーを使うのがよいでしょう。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/9215967/picture_pc_d0e95f1c171697f1c717b5e010da6075.png?width=1200)
アピアランスやグラフィックスタイルの詳しい使い方については、下記などをご参照ください。
拡大縮小について
拡大縮小を行うときには、フォントサイズではなく、拡大縮小コマンドを使うようにしましょう。
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/9231185/picture_pc_465b2e1804545be5bcc9e0b620525c8a.png?width=1200)
事前準備として、環境設定の[一般]カテゴリ(または[変形]パネル)で、次の2つのオプションをオンにします。
角を拡大·縮小
線幅と効果も拡大·縮小
[パターンも変形する]オプションもチェックしておくとよいでしょう。
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/9231201/picture_pc_0adf2fbffcbbac9dd6a4390cfeb2c23c.png?width=1200)
変形には、次の3つのアプローチがあります。
[拡大・縮小ツール]を利用する
[オブジェクト]メニューの[変形]→[拡大・縮小]
[変形]パネルで変形
このほか、アクションを使うのもよいでしょう。Keyboard MaestroやSPAiを使ってキーボードショートカットを割り当てれば、サクサク作業できます。
ドロップシャドウ
デフォルトはオフですが、ドロップシャドウを仕込んでいます(すべてではありません)。
![画像17](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53060490/picture_pc_7a31ba69ccde36ac8c5d8d0633ac5ac1.gif?width=1200)
1行で使うことを想定
文字の形状に影響されないように[変形]効果を仕込んでいます。
Illustratorで“座布団”を付けるために[形状に変換]効果を使うとき、余白が生じることを避けるために[オブジェクトのアウトライン]効果を適用します。
— DTP Transit (@DTP_Transit) April 8, 2021
しかし、文字によって極端に大きさが変わってしまいます。
[高さ]を0にした[変形]効果をはさむことで解決します。#アピアランス100本ノック pic.twitter.com/w3VQfko0GP
そのため、2行にすると崩れてしまいます。その場合には、[変形]効果をオフにし、必要に応じて[形状に変換(長方形)]効果を値を調整されてください。
![画像18](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/53060524/picture_pc_85787fa9a5628d6bbb8a3a540ff4f91b.png?width=1200)
価格
1,200円
このnoteを購入されると記事の末尾にダウンロードリンクが表示されます。そこからダウンロードしてください(おそらくいつまでも、何回でもダウンロードできます)。
アップデート時に通知されるように、noteのアカウントを作ってからがオススメします。
商用可です。というか単なる部品でしかありませんので、手を加えて、ご自身のライブラリを充実なさってください!
謝辞
こちらを完成するにあたって、テクニカルなアドバイスやインスピレーションをいただきました。改めて、お礼を申し上げます。
コロさんのクリエイターさんの素材直売所にも掲載いただきました(感謝)。
日々、アピアランスに関してツイートされている方をTwitterのリストにまとめました。
アップデート
2023年5月3日:「くの字型の矢印アイコン」をオープンパス化して再整備しました。
ダウンロード
これ以降にはファイルのダウンロードのリンクを掲載しています。
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