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“Notefileにメモを加える”をKeyboard Maestroから行う

10年ほど前からメモアプリに「Notefile」を使っています。

  • iPhone、iPhone、Macで使える

  • 各デバイスで同期できる(早い)

  • 機能が最低限

  • URLは自動でリンク設定される

  • すべてのメモを対象に〈検索〉は可能

次に挙げる機能はサポートされていません。

  • スタイル(太字とか)

  • リスト(箇条書き)

  • Markdown

  • 画像の挿入

実は何度か浮気しそうになったのですが、「ただ、文字を入力するだけ」が重要かもと… 戻ってきています。8,000近くのノートが入っているので、「今年こそ整理しなければ…」と思いつつ、Notionに移したりもしたのですが、あきらめました…

ただし、もう6年近くアップデートされていないので、いつまで使えるのか…

アップル純正のメモ.app?

ちなみに、アップル純正のメモ.appを使うのがよさそうですが、「Aの付く会社のサーバーソリューションは信用しない」を信条にしているため(連絡先.appのダブりとか、ひどくないですか?…)、自分には、メモ.appを使う選択肢はないです。

“Notefileにメモを加える”をスピーディに

Notefileの開発元Junecloudから、AlfredのWorkflowsが提供されています。

「n 」に続けてテキストを入力(ペースト)し、returnキーを押せば、Notefileを前面にすることなく、新規メモを加えられます。

これはこれでいいのですが、もうちょっとラクできないのか…と試行錯誤してみました。

URLスキーム

NotefileのAlfred Workflowsを探ってみましょう。

すると、次のようなURLスキームが見つかります。

notefile://add?text={query}

「notefile://」の部分がURLスキーム。これによってNotefileを開くことを指定しています。

テスト(1)単純なURLスキーム

Keyboard Maestroを使い、{query}の部分を「test」にして実行してみましょう。

すると、Notefileに無事「test」が追加されます。

テスト(2)変数化

文字列部分を変数化するみると、これも問題ありません。

テスト(3)スペースのエンコード

変数の値に「abc xyz」のようにスペースを入れると、実行されません。

「NotefileのAlfred Workflowsのなかに、Encode spacesがあったな…」と思い出します。

Search and Replace Variableアクションを使って検索置換すると、問題なく実行できます。

テスト(4)Filter

検索置換もよいのですが「Filter Variable “local__query” with Percent Encode for URL」アクションを使うのがスマートそうです。

テスト(5)日本語

「Filter Variable “local__query” with Percent Encode for URL」アクションを使えば、日本語も問題なさそうです。

こちらにも入っています。

選択しているテキストの引用

その後、いろいろ格闘して、次をひとつのマクロで次を実現できるようになりました!

  • テキストを選択しているときは、そのテキストとURLを追加

  • テキストを選択していないときには、タイトルとURLを追加

「Clipboard Changed Trigger」でなく、マクロ内でクリップボードが変化したかどうかを調べることに悩んでいましたが、Forumの記事が参考になりました。

マクロはこんな感じ。

備考(検索用のAlfredのWorkflows)

Junecloudから提供されているWorkflowsには、検索用もあります。これはAlfredで使うのがよさそう。

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最新版は6.95です。

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