![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44025509/rectangle_large_type_2_55f9ec77282cb42544a6e3f8b5059878.png?width=1200)
Illustratorで「アートボードのエッジがぼやける」への対処方法
Illustratorからアートボード書き出ししたとき、「エッジがぼやけてしまう」というお困りの声を聞きます。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43977758/picture_pc_4f4726cd9857f8f7ba8b1396b01b226d.png?width=1200)
ピクセルパーフェクトにして解決
原因は、アートボードの座標や大きさ(幅・高さ)がピクセルパーフェクトでないことです。
アートボードツールを選択している状態で[オブジェクト]メニューの[ピクセルグリッドに最適化]を実行すれば解決します。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43977986/picture_pc_b8c9b0638a857b0db8ed29c56808e444.png?width=1200)
単位を「ピクセル」にすれば、小数点以下の端数が消えることを確認できます。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43978126/picture_pc_5ed8c1b5733d9dfafcbbea64a66c92db.png?width=1200)
ウィンドウ定規でチェック
高橋としゆきさんからのアドバイスです。
ポイントは「アートボード定規」ではなく「ウィンドウ定規」での座標を見ること
#AdobeIllustrator愛 #イラレ知恵袋 アートボードを画像として書き出したとき、サイズが勝手に1ピクセル増えたりするときは、アートボードの座標が端数になっているかもしれません。ポイントは「アートボード定規」ではなく「ウィンドウ定規」での座標を見ることです pic.twitter.com/F28gBz2of2
— 高橋としゆき (@gautt) November 19, 2019
アクションに登録する
最背面に長方形を置いている場合には、次の手順をアクションにしておくとよいでしょう。
[オブジェクト]メニューの[ピクセルグリッドに最適化]
[オブジェクト]メニューの[アートボード] → [選択オブジェクトに合わせる]
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43978869/picture_pc_d42fce5f192ef7a05a73e83d9dab068c.png?width=1200)
頻繁に使う方は、アクションにキーボードショートカットを設定します。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43978635/picture_pc_697a0616bc24c6436332e06314d9250b.png?width=1200)
ただし、2つのメニューコマンドは、操作してもアクションに登録されません。そこで、[アクション]メニューの[メニュー項目を挿入…]をクリックします。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43979011/picture_pc_25d7b9f5512b41b6d37b0885b5c09491.png?width=1200)
[メニュー項目を挿入]ダイアログボックスが表示されている状態で、メニューからコマンドを選択すると登録されます。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43983244/picture_pc_2f9cafc2537bb8b86da930afce1cb193.png?width=1200)
Keyboard Maestroなら
Keyboard Maestroで[Select or Show a Menu Item]アクションを使って組みます。
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43983279/picture_pc_a292c5f200b2c6bd60c2437794046984.png?width=1200)
ピクセルパーフェクトについて
アートボードがピクセルピクセルパーフェクトでも、たとえば、次のような条件ではボケます。
ぴったりアートボードサイズの大きさの四角形
1pxの線幅、中央
これを回避するには、次がポイントです。
ピクセルプレビューで表示する
奇数の線幅の場合には[線の位置]を「内側」にする
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44024006/picture_pc_3a218b805d9cfb0b514ee9be2efa2359.gif?width=1200)
ピクセルにスナップ
タスクマさんからコメントいただきました。
この設定、印刷目的で小さなオブジェクトを扱うときは、移動やパスの制御が制限されてうっとおしいヤツだね。
— タスクマ (@taskumalpha) June 3, 2023
ウェブ目的で使うときは必須なんだけど、問題は、どっちでも使うけど小さな(細かい)制御が必要な場合。。。
そうなんです!! これ、イライラしますよね…
「思いどおりの場所にオブジェクトを移動できない」「思いどおりの場所にアンカーポイントを打てない(移動できない)」ときには次の2つをチェックしましょう。
[表示]メニューの[ピクセルにスナップ]
[表示]メニューの[ピクセルプレビュー]
〈ピクセルプレビュー〉はONになっていればわかりますが、〈ピクセルにスナップ〉が見落としやすい。ドキュメントプロファイルで「Web」を選択すると、[ピクセルにスナップ]がONになります。
〈ピクセルにスナップ〉の設定はドキュメントごとに記憶されるので、外部から来たファイルでは要チェックです。
ここから先は
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/7425662/profile_a5ee2a599e9dc5d7e0de3dfdbdf04018.jpg?fit=bounds&format=jpeg&quality=85&width=330)
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