Illustrator:同じようなパーツをたくさん作って個別のアートボードにしたい
現在、取りかかっている案件で、Illustratorで同じようなパーツをたくさん作って個別のアートボードにしたい画面がありました。
その日はチカラ技でこなしてしまったのですが、そのワークフローの最適化について考えてみます。
そもそもグループ化するのが面倒い…
1つのアートボードに次のようなアートワークがあります(実際には70個以上)。それぞれをグループ化しておきます。3つくらいならいいのですが、70個となるとしんどいです。
こんなときに役立つのが三階ラボの宮澤さん謹製の「Add groups by base objects」スクリプト。
後で消すことを前提に適当な大きさの図形を背面に描きます。
スクリプトはこちらから。
BOOTHで500円にて販売されていますが、お仕事内容によっては狂喜するものだと思います!
グループ化されたオブジェクトからアートボードを生成
よそいちのDTPメモさん謹製のスクリプトを使うと、グループ化したオブジェクトをそれぞれアートボードにしてくれます。
デフォルトでは、元あったアートボードが残ります。不要な場合には次のコードを最終行に加えましょう。
var artrem = app.activeDocument.artboards[0].remove(); //元あったアートボードを削除
アートボードをフィット
アートボードが70近くあると、ちまちまとアートボードサイズをフィットさせるのは気が遠くなります。
それっぽいのを見つけたのですが、グループ化したオブジェクトに追加した線アピアランスが欠けてしまいます。
そんなツイートをしていたら、したたか企画さんがサクっと書いてくださいました!感謝!!!
したたか企画さんのスクリプトを実行すると、期待通り、アートボードがぴったりのサイズになります。
ブログにまとめていただきました。サムネール画像がさすが!
マスクしたイラストの扱い
これで解決できそうですが、ちょっと余白が出てしまいます…
アウトラインモードで見ると、イラストのマスクが無視されていることがわかります。
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