見出し画像

Super Incremental Paste(連番ペースト)

ごんさんがこんなツイートをされていました。

一度コピーした値をペーストするたびに、「数字だけ1ずつ増やしてく」というアクションです。例えばPremiereProでChapter1、Chapter2....というシーケンスを一気に作成したいときに、設定したキーを押すだけで増えていきます。Excelとかで連続データを入力するみたいなイメージ

なるほど、この発想はなかった!! と関心しました。

FIFO

というのは、自分だったら、まず、Excel(やGoogle スプレッドシート)で文字列を作成し、1行ごとペーストしていくことを考えます。

ちなみに、「1行ごとペーストしていく」のはFIFO(First-In First-Out、先入れ先出し)と呼ばれます。

「クリップボード FIFO」で検索すると対応するツールが出てきます。

私の場合、ある方が配布されていたAppleScriptを使ったKeyboard Maestroマクロを使っています(現在はサイトが消滅。再配布できないのでご容赦ください)。

連番ペースト

話は戻って「連番ペースト」。この考え方だと、ほかのアプリを経由する必要がなくスマートです。というより、非常にクレバー!

ごんさんとやりとりしながら、次に対応できるようにしました。

ぜんかくの[]にも対応

このKeyboard Maestroマクロ、無料で配布しますので、お使いになる方は、ごんさんをフォローなさってください!

「これが足りない」「ここでうまくいかない」があれば、お知らせください!

ただ、現状はチカラ技で実装しているので、追って再構築の予定。

連番ペーストのロジック

番号のみ

「Search and Replace System Clipboard Using Regular Expression (case sensitive)」アクションを使って「^(\d+)$」を「%Calculate%1+CALCULATE(\1)%」に置換後、Pasteします。

「末尾が数字の場合」、「ハイフン+数字の場合」などで条件分岐させたいので、ifアクションで「^(\d+)$」にマッチしたら、を付加します。

アルファベット(大文字)の場合

コピーしたアルファベットが「A, B, C, D…」の配列の中で何番目かを調査し、その数字に2を加えます。そして配列の+1番目を取り出してクリップボードを入れ替えます。

Keyboard Maestroの配列は0からスタートするため、
+1ではなく+2とします。

ダウンロード

hot key(キーボードショートカット)はoption + Vにしています。使いやすいものに変更してお使いください!

ここから先は

0字
月に10-20本くらいの記事を投稿しています。定期購読されると、更新のお知らせを受け取ったり、マガジン限定記事やサンプルファイルをダウンロードできます。 購読を開始した月に更新された記事から読むことができます(初月無料)。

DTP Transit 定期購読マガジン

¥100 / 月 初月無料

マガジン限定記事やサンプルファイルをダウンロードできます。

定期マガジンを購読されるとサンプルファイルをダウンロードいただけます。 https://note.com/dtp_tranist/m/mebd7eab21ea5