見出し画像

はじめに変更したいPhotoshopの設定

必ずチェックしておきたいPhotoshopの環境設定について。

詳細ツールチップ

現在のPhotoshopでは、ツールにマウスオーバーすると、そのツールの使い方の動画付きの小さいウィンドウ(詳細ツールチップ)が表示されます。

画像1

これからPhotoshopを学ぶ方や時間に余裕があるときには最適のコンテンツですが、多少お使いの方は「これ、いらない…」と思う方も多いでしょう。

詳細ツールチップをオフにするには、[環境設定のツール]カテゴリで[詳細ツールチップを表示]オプションをオフにします。

画像2


変形の際のshiftキーの挙動

「縦横比を固定したまま変形するには、shiftキーを押す」を基本の挙動ですが、Photoshopのみ、これが逆になっています。

• shiftキーを押している:縦横比を保持せず自由に変形できる
• shiftキーを押していない:縦横比を保持して変形

便利といえば便利ですが、困ってしまうのが「Photoshopだけ」という点。

設定を変更するには、環境設定の[一般]カテゴリの[従来の自由変形を使用]オプションをオンにします。

画像5

Photoshopの再起動は必要ありません。


取り消しのキーボードショートカット

ほとんどのアプリケーションでは、取り消しのキーボードショートカットに⌘ + Zキーが割り当てられています。一方、Photoshopのみ異なる挙動でした。

最新のPhotoshopでは、ほかのアプリケーションと同様、⌘ + Zキーを繰り返すと、どんどん遡って取り消ししていくようになっています。

従来のように変更したい場合には、[キーボードショートカットとメニュー]を開き、[従来方式の取り消しショートカットを使用]オプションをオンにします。

画像3

Photoshopの再起動が必要です。

画像4

Before and Afterを並べて表示しない設計になっているPhotoshopでは、⌘ + Zによって直前直後を見られるのは理に適っていますが、色調補正系のコマンドをスマートフィルターとして適用できるようになり、その意義も薄れてきました。


その他

下記についても確認しておきましょう。

✔ フリックパン
✔ スクラブズーム
✔ ピクセルグリッドの表示


コピーを保存

2021年5月リリースのPhotoshop 22.4.0で[保存]ダイアログボックスが変更されています。

Photoshop保存の変化-03

ポップアップメニューで表示されるフォーマットの数が減っています。目的のフォーマットが表示されない場合には、[コピーを保存]ボタンをクリックして切り替えます。

Photoshop保存の変化-02

従来の[複製を保存]が[コピーを保存]になり、[別名で保存]ダイアログボックスから簡単に切り替えられるというものです。

Photoshop保存の変化-04

しかし、しかし、「誰得!?」の変化です。2021年6月リリースのPhotoshop 22.4.2で環境設定に[従来の「別名で保存」を有効にする]が追加されています。[保存]ダイアログボックスで不便を感じている方は戻しましょう。

画像9

なお、[コピーの保存時にファイル名に「コピー」を追加しない]オプションも連動します。


定期購読のお願い01


ここから先は

0字
月に10-20本くらいの記事を投稿しています。定期購読されると、更新のお知らせを受け取ったり、マガジン限定記事やサンプルファイルをダウンロードできます。 購読を開始した月に更新された記事から読むことができます(初月無料)。

DTP Transit 定期購読マガジン

¥100 / 月 初月無料

マガジン限定記事やサンプルファイルをダウンロードできます。

定期マガジンを購読されるとサンプルファイルをダウンロードいただけます。 https://note.com/dtp_tranist/m/mebd7eab21ea5