透過は当然、「利用者がカラー変更できる」イラスト素材の動向からのMaterial You
どんどん進化しているイラスト素材サイトを紹介しつつ、今後のイラスト素材の動向について。
比較
(ファイル形式、透過できるか、色変更できるかについて)
①Loose Drawing
「シンプルなタッチのフリーイラスト素材サイト。商用利用可。 毎週更新!」とのことです。
Loose Drawingは商用利用可能なイラストを無料でダウンロードできるwebサービスです。名前の通りみなさんが当サイトのイラストを“Loose”(自由)に利用してくれることを私たちは願いながら制作・運営をしています。
PNGのみですのでDTP系には適しているとはいえませんが、なんともテイストがステキなサイトです。
特徴的なのが、サイト上で「Red/Green/Blue/Yellow/Black」へのカラー変更と「Line」(線画のみ)への変更が可能なこと。
動画にしてみました。
運営の方から、こんなツイートをいただきました!
今っぽいスタンスもナイスです。
描かれているのはCali Boyaさん。
②ちょうどいいイラスト
名前のとおり主張しすぎず、使い勝手がよさそうなイラストです。
サイト上での色変更には対応していませんが、カラーやテイストのバリエーションが事前に用意されています。
「加工は自由に行っていただいて構いません」とのことですので、必要な場合にはEPS形式でダウンロードしてカラー変更するとよさそうです。
③unDraw
まずはunDrawのカラー変更についてご覧ください!
どんな色調のサイトでも「どんとこい!」ですね。
テイストとしてスタートアップっぽい感が強いというか、使い勝手としては限定されそう…
SVG形式でダウンロードすれば、Illustratorで再編集できます。
④shigureni free illust │ 素朴で可愛い、女の子のイラスト素材サイト
「名前に偽りなし」、まさに素朴で可愛い、女の子のイラストです。色合いもステキです。
なお、こちらはSVG形式のダウンロードは有料(380円)です。
⑤ Linustock(ライナストック)
こちらもセンスいい。
利用の際には確認の上
利用される際には、下記などを確認の上でお使いくださいね。
・商用利用が可能か
・改変してもよいか?
・クレジットの記載が必要か?
イラストのリクエストを受け付けていることもあるようですし、新作をチェックできるようにTwitterをフォローしておくとよいでしょう。
今後のクリエイティブの方向性とMaterial You
こちらのnoteにて、次のように書きました。
コンテンツはデザイナーのこだわりから自由になろうとしている
さらに、ユーザーの意図だけでなく、スマートフォンの普段使いの設定によって、コンテンツが自動調整されるという未来が来そうです。
・ライトモード/ダークモード
・フォント(種類、太さ)
・モーションの有無
・デフォルトの壁紙
カラー変更できるイラストは、今後のクリエイティブ制作において「当たり前」の配慮となっていきそうな予感がします。
さっそくICSの池田 泰延さんが記事を書かれていました。
画面サイズだけではなく、デバイスのユーザー設定に対してレスポンシブにできる新しいCSSのメディアクエリーが登場しています。
(中略)
新しい世代のレスポンシブ手法は、画面サイズだけでなくユーザー設定に対して挙動やスタイルを変更させることができ、ユーザービリティーやアクセシビリティーの向上に役立ちます。
動くインフォグラフィック #モーデザことはじめ
「Illustratorで制作した素材をAfter Effectsで動かす」ことに注目が集まりつつあります。
この動きが加速していった場合、イラスト素材もAfter Effectsで動かすことを前提したレイヤー分けやパーツの重なり処理が求められるようになります。
ビデオSALON 2021年8月号はインフォグラフィック特集。連動したセミナーも開催されていますので要注目です。
ちょっとした加工を使い手が行う
ミヤマ|営業部デザイナーさんの「イラストをシルエットにしたり、線のみにするアイデア」、とよとよ/ストックイラストさんの「瞬間塗り絵アピアランス」を含めて用意しておけばスピーディに準備できます。
番外編
イラストから話題がずれますが、これまた新しい流れ!!!
3Dのモデルを角度決めてpngでダウンロード
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