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アピアランス適用時のオーバープリント処理について

印刷時の設定でスミ(K100)にオーバープリント処理されると重なり部分が透けてしまいます。

これについては以前、ブログでも取り上げましたが、

CMYいずれかを1%にすることで自動でオーバープリント処理がかからなくするのがセオリーです。

それ以外の方法を紹介します。

塗りを太らせる

線ではなく、塗り+[パスのオフセット]効果で太らせて重ねます。

スミがオーバープリント処理されようとも平気という考え方です。

副次効果として[パスファインダー(分割)]効果を適用することで“マド埋め”できます。

実際には、アピアランスを分割したときにパスがキレイになるように、[パスファインダー(追加)]効果も適用して仕上げます。

アピアランスを分割しても、スミ文字のテキストはアウトライン化されません。

スミが重ならないようにする

[パスファインダー(合流)]効果を適用することで、スミ部分が“抜き合わせ”になります。

前提条件として線属性に[パスのアウトライン]効果を加える必要があります。

重なりが生まれないため、部分的に透けることがありませんが、アピアランスを分割するとテキストはアウトライン化されます。

線を塗りに変換する

線に対して、次の効果を適用することで線を塗りに変換します。

  • [パスのアウトライン]効果

  • [パスファインダー(合流)]効果

  • [パスファインダー(追加)]効果

難点は窓が埋まってしまうこと…

はらだよしのりさんのブログで紹介されています。

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上記を設定したIllustratorファイルを用意しました。

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