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アピアランス適用時のオーバープリント処理について
印刷時の設定でスミ(K100)にオーバープリント処理されると重なり部分が透けてしまいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1674008393486-bBIBkS56UX.png?width=1200)
これについては以前、ブログでも取り上げましたが、
CMYいずれかを1%にすることで自動でオーバープリント処理がかからなくするのがセオリーです。
![](https://assets.st-note.com/img/1674008545058-cx2YiuhEuX.png?width=1200)
自動オーバープリントを排除したいなら、K100にC1を混ぜたスウォッチを作っておいて使う、とか。あとは塗りアピアランスを増やして白またはフチ色を下に引く、とか。http://t.co/7kJoqN2x
— あかつき@おばな (@akatsuki_obana) September 14, 2012
それ以外の方法を紹介します。
塗りを太らせる
線ではなく、塗り+[パスのオフセット]効果で太らせて重ねます。
![](https://assets.st-note.com/img/1674009116072-GeF17gY5gr.png?width=1200)
スミがオーバープリント処理されようとも平気という考え方です。
![](https://assets.st-note.com/img/1674009098064-QA6m7iwvCA.png?width=1200)
副次効果として[パスファインダー(分割)]効果を適用することで“マド埋め”できます。
![](https://assets.st-note.com/img/1674009167635-fnDkPe29Gt.png?width=1200)
実際には、アピアランスを分割したときにパスがキレイになるように、[パスファインダー(追加)]効果も適用して仕上げます。
アピアランスを分割しても、スミ文字のテキストはアウトライン化されません。
スミが重ならないようにする
[パスファインダー(合流)]効果を適用することで、スミ部分が“抜き合わせ”になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1674009403551-vtcgONKhpA.png?width=1200)
重なりが生まれないため、部分的に透けることがありませんが、アピアランスを分割するとテキストはアウトライン化されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1674009526131-FZ5buZmG5j.png?width=1200)
線を塗りに変換する
線に対して、次の効果を適用することで線を塗りに変換します。
[パスのアウトライン]効果
[パスファインダー(合流)]効果
[パスファインダー(追加)]効果
難点は窓が埋まってしまうこと…
![](https://assets.st-note.com/img/1674021150240-8COeJNnYLw.png?width=1200)
はらだよしのりさんのブログで紹介されています。
ダウンロード
上記を設定したIllustratorファイルを用意しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1674021932621-LKNUV4O6UD.png?width=1200)
ここから先は
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