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2024年6月の記事一覧

再設計が必要だと思われるIllustratorの[ファイル]メニュー

IllustratorとPhotoshopで[ファイル]メニューを比べると、Illustratorの方は明確なグルーピングの指針がないように思えます。 Photoshopは、並び順やグルーピングの意図が理解できます。 Illustratorは混沌としています。 〈PDF書き出し〉をメニューにInDesignでは[ファイル]メニューの[PDF書き出しプリセット]があり、そこからダイレクトにPDF書き出しを行えます。 そもそも[ファイル]メニューの[書き出し…]のサブメニ

さっき選択したフォントに〝リバウンド〟するには(Illustrator)

Illustratorを使っている人なら、おそらく全員思うペインポイントの話です。 それは、さっき選択したフォントに戻って欲しいのに… リストの一番上に戻ってしまうという仕様。 フォントメニューを開いたときのリストの一番上は、〈最近使用したフォント〉が表示されます。これはこれで便利なのですが、優先順位からしたら、「さっき選択したフォント」に軍配が上がります。 フォントによっては、〈最近使用したフォント〉ではウエイト変更ができないこともありますし。 回避策実は回避策が

カテゴリ別Illustrator 2023/2024の新機能、機能強化

Illustrator 2023/2024の新機能、機能強化をカテゴリ別にまとめました。 ツール[寸法ツール]が追加 [スターツール]がライブシェイプに 選択、レイヤー選択範囲内のオブジェクトのみを選択するモード [レイヤー]パネルに[選択範囲を保存]が追加 レイヤーのフィルタリング(種類や名前、ロック、非表示) リンク配置ファイルの再リンク時に同じフォルダー内の無効なファイルを自動的に検索 [サイズ順]のソート システム間でのシームレスな移動 [削除]ボタ

チケット風アートワークの扱い

セールやイベントなどで用いるチケット風アートワークをIllustratorで扱う方法についてまとめてみます。 ストック素材を使うAdobe Stockで「チケット」と検索し、Illustratorで使えるベクター素材をダウンロードして使えます。 Adobe ExpressやCanvaのテンプレート、Pinterestで検索するのもよいですね。 Adobe Expressのテンプレート Canvaのテンプレート Pinterest チケットらしさチケット風グラフィッ

Illustratorのアピアランスで実現する「下辺だけが抜けているカプセル型のカコミ」

6月9日に発売予定のタマケンさんの著書『Photoshop & Illustrator & Firefly 生成AIデザイン制作入門ガイド』のカバーに、次のようなあしらい処理がありました。 こちらをIllustratorのアピアランスで実装することを考えてみました。 アプローチ13本の線で構成します。 [形状に変換]効果で線アピアランスを長方形化後、[変形]効果で罫線に [ワープ(アーチ)]効果で縦罫線を半円化 大きさ変更が必要なとき 3つの線の[形状に変換]効果