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2022年12月の記事一覧

「7ステップのうち、どの状態かを表す」パーツをスピーディに作成する

カバー画像みたいなパーツをメンテナンスしやすく、かつ、スピーディに作る方法について考えてみました。 スクリプトでナンバリング三階ラボ宮澤さんの「Add Texts」を使うと、ナンバリングを手軽に行えます。「A、B、C…」にも対応。無料でも使えますが、カンパウェアです。 ポイントは、中央の[選択したテキストの内容]を「維持する/無視する」の選択。 維持する:「あああ」「いいい」 → 「1. あああ」「2. いいい」のようにテキストを残し前後に指定文字列を付加します。 無

InDesignでの[選択ツール]の切り替え

InDesignでは[選択ツール]に切り替えるために次のキーボードショートカットが用意されています。 Vキー Escキー しかしながら、次のような仕様のため、テキストや表の編集中、Vキー/Escキーでの切り替えはうまくありません。 テキスト編集中にVキーを押すとテキスト「V」が挿入されてしまう 表の編集中にescキーを押すとセルが選択されてしまう これに関してツイートしたところ、いろいろアイデアをいただきましたので共有します。 まずは選択解除をはさむ999xyz

エリア内文字で実装するコラムボックス風のアクセント

なんて呼ぶのか迷っているのですが、カバー画像のようなパーツを作る機会って少なくないと思います。 左右別々に作って、グループアピアランスで…をやってきたのですが、エリア内文字を利用して、1つのオブジェクトで実現するのがよさそうに思えてきました。 構造次のような構造です。 「Creative Cloud活用セミナー」のテキストは、文字アピアランスで着色しています。 テキストの位置調整 「参加無料」「Creative Cloud活用セミナー」の前にタブ記号を入れ、タブルー

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InDesignでセルの内容に応じて、行揃え(左・中央・右)を変更したい

セルの内容に応じて、行揃え(左・中央・右)を変更したいことがあります。 テキスト:左揃え 「○」や「×」:中央揃え 数字や金額、%:右揃え たいてい隣接していますのでチカラ技でやってきたのですが、ミス・やり残しの元ですので、ベストプラクティスを考えてみました。 正規表現スタイル?InDesignの正規表現スタイルとは、(正規表現による)条件付けによって文字スタイルを自動適用することといえます。 ところが、文字スタイルは行揃えをカバーしませんので、正規表現スタイルで

Illustratorの箇条書き(記号、自動番号)機能にキーボードショートカットを設定する

2022年8月リリースのIllustrator 2022(26.4.1)から箇条書き(記号、自動番号)機能がサポートされました。 正直、「帯に短し…」ですが、Illustrator 2023(27.1.1)でようやく「テキストに変換」機能がつきました。 キーボードショートカットがないとり急ぎ、必要なのに標準で実装されていないのがキーボードショートカットです。 なければ作ろう、とKeyboard Maestroで実装しました。 記号:⌘ + shift + 8 自動番

非破壊の円の欠けの表現

昨年の今ごろ、こんなツイートが話題になりました。 そのときには「グループの抜き」を使ったアプローチを考えた。 異なるアプローチを思い付いたので紹介します。 2つの塗りをグループ化、[パスファインダー(アウトライン)]効果と[パスファインダー(切り抜き)]効果を適用すると、追加した線がオープンパスになります。 オープンパスですので、線端を丸くできます。 手順テキストを隠しておきます。 円に塗りを設定します。追って消えますので、何色でもOKです。 円を複製し、ひと回

エリア内文字とアピアランスで作る上下の“ワーイ線”

テキストでも「\新製品/」のように使うことが多い“あしらい”、名前はやっぱりワーイ線でしょうか? エリア内文字+アピアランスで作成すれば、線の位置やテキストとのマージンの変更を自由に行えます。 1つの線だけでもがんばれますが… オープンパスのメリット線端を丸めたり、ドット点線にするには、オープンパスにする必要があるため、線は2本必要です。 全体を回転一番下に[変形]効果を加え、全体を回転させています。 さらにワーイ感![ワープ]効果でちょっと曲げると、さらにワーイ感

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Illustrator 2023(27.1.1)アップデート

Illustrator 2023のアップデート27.1.1がリリースされました。アップデートのポイントを深掘りします。 前提として、2022年10月リリースのポイントを押さえておきましょう。 「クロスと重なり」のビットマップ化問題の解決「おー!これは!!!」と狂喜する人が多い反面、「クロスと重なり」には次のような問題があり、ガッカリした方が多い機能です。 拡張機能がない。[分割・拡張] → パスファインダーの[合流]を実行するしかない(さらに、多くの不要なパスが残りがち

Photoshopでクイック書き出し後、書き出したファイルを選択する

Photoshopの「クイック書き出し」のワークフローの最適化について。 なるべく手間をかけたくない 書き出し後に、そのファイルをすぐに使いたい 書き出し先の変更Photoshopでクイック書き出しを実行すると、その度に書き出し先を聞かれます。 環境設定の[書き出し]カテゴリで[現在のドキュメントと同じ階層のアセットフォルダーにファイルを書き出し]オプションを選択すると、開いているファイルと同じ階層に「ファイル名-assets」というフォルダーが作成され、その中に書き

Illustratorで白バックの写真の輪郭をパスにする

そこそこの精度であれば、Illustratorの[画像トレース]を利用するとスピーディです。 [画像トレース]を作成次のいずれかの操作で[画像トレース]を作成します。 コントロールパネル、または[プロパティ]パネルの[画像トレース]ボタンをクリック [オブジェクト]メニューの[画像トレース] → [作成]をクリック 画像トレースの設定[画像トレース]パネルを開き、[しきい値]を調整。 詳細を開いて、[ホワイトを無視]オプションをONに。 拡張[拡張]を実行すると、そ

たくさんのIllustratorファイルをJPEGに書き出す

「たくさんのIllustratorファイルを、できるだけ手をかけずにJPEGに書き出したい」という質問をいただきました。 Illustratorでアクションを作成し、指定したフォルダーに対してバッチ処理を行ってみてください。 アクションの作成新規アクションを作成し、[記録]ボタンをクリックします。 [ファイル]メニューの[書き出し] → [書き出し形式…]をクリックします。 [書き出し]ダイアログボックスが開くので、[ファイル形式]に「JPEG(jpg)」を選択します

IllustratorのアクションをKeyboard Maestroのマクロにする

IllustratorのアクションをKeyboard Maestroで使うには、さまざまなアプローチがありますが、アクションそのものをKeyboard Maestroのマクロに埋め込んでしまえば、アクションを読み込む準備が不要になります。 IllustratorのアクションをKeyboard Maestroのマクロにする手順「初期設定アクション」設定に入っている「未使用のパネル項目を削除」アクションを使って解説します。 新規セットを作成します。 セット内にアクションを1

Illustratorの[グリッドに分割]を拡張するKeyboard Maestroマクロ(パレット)

Illustratorの[グリッドに分割]を使うと、オブジェクトを分割できます。 [行]数や[列]数を指定すると、[高さ]や[幅]は自動計算 [間隔]の指定も可能 とても重宝する機能ですが、次のような懸念ポイントがあります。 キーボードショートカットが用意されていない(自分で設定すればよいのですが…) 分割後、「中心」が消失してしまう 特に「中心」は整列のガイドとして重要です。 [グリッドに分割]から「中心」を表示をアクションに登録する[グリッドに分割]から「中

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IllustratorやPhotoshopでオブジェクト数をカウントする

10個くらいまでなら、ディスプレイを見ながら数えればいいのですが、数が多くなると大変です。 Illustratorでオブジェクトを数えたり、Photoshopで対象をカウントする方法についてまとめてみました。 Illustratorシンプルなパスの場合には[ドキュメント情報]パネルを開き、「オブジェクト」「選択内容のみ」にチェックを付けます。 グループ化されているオブジェクトは[ドキュメント情報]パネルではカウントされません。 JavaScriptを使えば、1行で可能