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2021年6月の記事一覧

スクリプトを用いてスピーディにテキストを加工する

スクリプトをうまく利用すると、こちらのムービーのような速度で加工できます。 テキストをパーレン(丸括弧)で囲む使わない日はないくらいにお世話になっているスクリプト。 テキストだけでなく連番も設定できますので、各アートボードに適当に文字を置いておいて選択し、「せーの」でノンブルを通せます。 その際は、[選択したテキストの内容]を「無視する」にします。 複数行に見えるテキストを1行にまとめる「バラバラのテキストを連結」 → 「改行削除」のような流れで、2つのスクリプトを使

アピアランスで「欠け」を実装する3つの方法

同じ結果に至るのに道は1つでだけではありません。アピアランスに限らず、逆に複数の道を意識的に確保しておくことが大切ですし、理解を深めるのに役立ちます。 [A]変形コピー+パスファインダー古くから広まっている方法です。 ①[変形]効果で、基準点を左上に45°回転して(位置調整などを行いつつ)コピー ②[パスファインダー(背面オブジェクトで型抜き)]効果 [B]3つの長方形を組み合わせる確実な方法ですが、パディング(=内側マージン)を増減したいとき、3箇所設定しなければなら

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「コンじる」を代表とするPhotoshopの便利機能

「コンじる」=「コンテンツに応じる」、選択範囲の作成に関しての便利機能、地道に進化しています。昨年、出演したAdobe MAX 2020での講演にて、これをギュッと26分にまとめています。 「コンじる」に絞った実装ヒストリー。それぞれ使いどころやコツがありますので上記のムービーで、ぜひチェックしてみてください! 補足や裏話などを、DTP Transitにまとめています。 背景の削除実は、倍以上のアウトテイクがあるのですが、その一部です。 オマケ特設サイトでは、なんとキ

オンライン朝礼「Morning Sprite」はじめました

ロックオン柳田さんと話していて、「朝礼」というキーワードが出てきました。 で、これをオンラインにてウイークリーくらいにてやってみようと思い立ちまして第一回目を6月28日に放映しました。 YouTubeにアーカイブを残していますので、よかったらご覧になってください。 補足:Photoshop関連Photoshop関連では、LightroomプリセットとLUTが熱いです。 2021年6月のアップデートで「プレミアムプリセット」と呼ばれる編集プリセット(定義済み編集設定)の

角度を保持したままパスを伸ばす

「角度を保持したままパスを伸ばす」というか、延長したいことってありますよね。改めて、やり方をまとめてみました。 スマートガイド:線の延長「線の延長」が表示されることを確認しつつ[ダイレクト選択ツール]でドラッグします。 ドラッグ時に「線の延長」というヒントが出るようになったのは2015年のIllustrator CC 2015.2(19.2)から。同じタイミングで実装された〈間隔ガイド〉も重宝します。 スマートガイドは、不要なときにはサクっとオフに。 個別のアンカーポ

アートワークをシンメトリーにする

ロックオン柳田さんから「こういうアイコンをシンメトリーにしたいんですけど…」と相談いただきました。 いまなら、「リピートミラー」ですね。 ライブペイントやブレンドのように[拡張]がありませんので[オブジェクト]メニューの[分割・拡張]でまず拡張。 さらに、パスファインダーの[合流]で仕上げます。 これについては、しぶみゃむさんがぶっとんだアイデアをツイートされていました。 樋口さんがさらに後追いで。 リピートミラーって? リピートアート(ラジアル、グリッド、ミラー

バウンディングボックスのアピアランス

まず、バウンディングボックスとは、Illustratorでオブジェクトを選択しているときに表示されるものです。 テクニカルライティングや教材のようなものを作る方以外には、使いどころがないものですが、バウンディングボックスのアピアランスを整備しました。 結構、力技です… いまどきのアプリっぽい、丸バージョン。 ダウンロードいったん、グループ化してから適用してください。 ファイルを更新しました(2021年6月27日21:17)。

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変わりつつある「ロゴを作る上で考えておくこと」

言うまでもなく、ロゴは形や色だけの次元でなく、企業/サービスのあり方を抽出したもの。時代もロゴも変わりつつあります。 これからのロゴ制作に不可欠な配慮ロゴを制作する際には、使用規定(ガイドライン)を細かく定めます。 近年、ロゴの使用箇所が増えつつありますが、当然、過去の使用規定には盛り込まれていません。また、封筒、名刺などの自社制作物での規定は定められていても、他社のロゴと並べられたときを規定に盛り込んでいることは少ないと思われます。 さらに、近年もっとも生活者の目に触

マウスポインターをディスプレイの中央に移動

マウスをシェイクして見つけるmacOSには[マウスをシェイクして見つける]が標準機能としてあり、デフォルトでオンになっています。 しかし、次のような理由で不満を持っています。  • 意図せぬタイミングで発生してしまう(講義などを行っているとき、不用意に注目させてしまう)  • デュアルディスプレイを利用時に、シェイクしても見つからないことがある Keyboard Maestroで解決次のようなマクロを設定します。  • Move Mouse to (0,0) from

URLをコピーして直前のアプリに戻り、すぐにペースト(Keyboard Maestro)

「ウェブサイトのURLをコピーし、ほかのアプリに切り替えてペーストする」一連の作業をKeyboard Maestroを使ってラクにしましょう。 何をするの?次の作業を自動化します。 1. アドレスバーをクリック(⌘ + L:location)  → URLが選択される 2. (URLを)コピー 3. 直前のアプリケーションに戻る Keyboard Maestroの設定上記の一覧の操作をKeyboard Maestroでマクロとして登録します。 ダウンロード

アピアランスで作るT字の引き出し線

「T字の引き出し線」を2本の罫線で作成すると、幅を調整したり、中央揃えにしたり…と何かと面倒です。 四角形に対してアピアランスを設定することで、幅だけを変更するようにするとスピーディです。 手順とロジック【1】長方形を作成し、線幅を設定します。便宜上、太めに設定しています。 【2】[変形]効果で[拡大・縮小]の[水平方向]を「0」(%)にします。元の線の位置は中央ですが、[変形]効果によって長方形の中に収まります。 【3】塗りのカラーを設定します。線と塗りの位置は

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Illustrator 25.3.1(2021年6月リリース)でのスクリプトの実行

Illustrator 25.3.1(2021年6月リリース)でスクリプトを実行しようとすると、次のアラートが表示されます。 [続行]をクリックしなければスクリプトが実行されないわけですが、絶望的に面倒です。 回避方法次のように回避するとのことです。 1. 以下のコンテンツを含むJSXファイルを作成 app.preferences.setBooleanPreference("ShowExternalJSXWarning", false); 2. [ファイル]メニュー

アドビの写真とビデオの製品群

「せっかくCCに入っているから使っていきたい」「そろそろ取り組みたい」けれど、「違いがわからない」「どれを使えばいいか、わからない」という声をよく聞きます。 自分なりにまとめてみました。 【写真】LightroomとLightroom Classic 《Lightroom》 ・デバイス間でシームレスに作業したい人向け ・モバイル端末でのレタッチを重視 → いわば「Lightroom Cloud」 《Lightroom Classic》 ・高機能で、じっくりレタッチ ・

アプリのアイコンを画像として取り出す

アプリのアイコンをファイルとして取り出したいことがあります。スクリーンショットではアイコンの背面が透過できません。 透過できるようにアイコンをファイル化、または、コピー&ペーストできる方法を3つ紹介します。 【A】 FinderでアプリアイコンをコピーFinderでアプリアイコンをコピーし、Photoshopで新規ファイルを作成してペーストします。 上記の動画では、ペースト後に背景レイヤーをオフにしていますが、新規ファイルを作成時、[カンバスカラー]を「透明」に設定すれ