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Illustrator使い倒しテク

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もっと速く、もっとラクに、もっと楽しく、Illustratorを使うためのアレコレ。
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2023年2月の記事一覧

なんでもアイソメ(風)

Figmaはプラグインでできるそうです! 私たちにはアピアランスがあります。 重なりの構造を図解したい場合には、グループ化せず、オブジェクトごとに適用します。 追加スタイルすでにアピアランスが適用されている場合には、option + クリックで適用します(重ねがけになります)。 塗り属性・線属性がない状態でグラフィックスタイルに登録すると、効果のみをグラフィックスタイルに登録できます。 3D効果やドロップシャドウなど、繰り返し利用したい効果を登録しておき、optio

どんな文字でも多角形アイコン風にするアピアランス

多角形アイコンを見る機会が増えているように感じます。 多角形ツール+効果で作成し、テキストを乗せてもよいのですが、テキストに対してのアピアランスとして設定しておくとハンドリングがよさそうです。 「フォントサイズ:12pt」を前提にしているので適用後、フォントサイズでなく、[線幅と効果を拡大・縮小]オプションをONにして、オブジェクトとして拡大・縮小してください。 線属性を「塗り」として扱う 運用としては、線アピアランスを埋められるようにしておくとハンドリングがよさそ

互い違いの表現 2023

2022年10月、Illustratorに「クロスと重なり」機能が追加され、互い違いの表現がむっちゃラクに行えるようになりました。 とんちパスを切断してしまうのは、ちょっと…ですが、非破壊のまま、かつ、セパレーションカラーにも対応できます。 [パスのアウトライン]効果からのシェイプ形成ツールある意味直感的ですが、非破壊ではなくなってしまいます。 クロスと重なり「クロスと重なり」を適用したオブジェクトには次のようなグラフィックスタイルを適用しておくと、[アピアランスの分割

文字の閉じた領域だけにカラーリングする

文字の閉じた領域だけにカラーリングするには、追加した塗り属性に対して[パスファインダー(分割)]効果を追加し、[分割およびアウトライン適用時に塗りのないアートワークを削除]オプションをOFFにします。 最後に[パスファインダー(合流)]効果を適用しておくと、アピアランスを分割すると、次のようになります。 重なった領域が消える テキストはすべてアウトライン化される スミ(黒い部分)が部分的にオーバープリントされてしまって、カラーが異なる恐れはないため、[パスファインダー

テキストの塗りに適用する水玉パターン

こちらのツイートを拝見していて、テキストの塗りに適用する水玉パターンっていいな!と思い、Illustratorのアピアランスで再現してみました。 水玉パターンは、スウォッチライブラリの[パターン]→[ベーシック]→「ベーシック_点」内から選択するのが早いです。 [変形]効果の[パターンの変形]をONにし、拡大・縮小の値を変更して濃度を調整します。 パターンは透けているので、線属性が太く見えてしまいます。 そこで白い塗り属性をはさんでおくのがコツです。 Illustra

YouTube視聴を便利にするキーボードショートカット集

SGさんがこんなツイートをされていました。 いい機会なので、自分なりに図解してみました! 常日頃「キーボードショートカットを貼っておいても意味がないので、時間があったら素振りした方がいい」と言っているのですが、まとめることで規則性がつかめたり、頭に入りやすくなることもあります。 再生に特化すると、次のようにまとめられます。 1フレーム:,/. 5秒:←/→ 10秒:J/L 前後のチャプター:option + ←/→ 頭出し:0 再生時間を10%刻みで移動:1

Illustratorバージョン別比較表 2020/2021/2022/2023(新機能、機能強化、変更点)

仕事の資料として、Illustrator 2020/2021/2022/2023の新機能、機能強化、変更点をカテゴリ別に表にまとめました。 ダウンロードPDF版、InDesign版を共有します。自由に加筆して再利用なさってください!

構成する線で図形を作成する

構成する線で囲まれた領域を図形化する構成する線で囲まれた領域を図形化することを考えてみます。 シェイプ形成ツール [シェイプ形成ツール]でoptionキー(Altキー)+ドラッグすると、 余分は線は消えますが、実はつながりません。 パスの連結(⌘ + J)を行えばいいのですが、ひと手間かかります。 連結ツール [連結ツール]でドラッグすれば連結しますが、 アンカーポイントに不要なハンドルが生じてしまいます。 また、[連結ツール]は2本ずつしか実行できないので、

Illustratorで実現する「右インデントタブ」

InDesignでshift + tabキーを押すと「右インデントタブ」という記号が入り、その文字以降が右揃えになります。 Illustratorで「右インデントタブ」的なものを実現する方法を紹介します(エリア内文字が対象です)。 1行の場合1行の場合には「行揃え:右」に設定します。 気持ち的にしっくりきませんが、行頭の文字は左寄せになっています。 段落の場合段落の場合を考えてみましょう。 [タブ]パネルで「右揃えタブ」のタブストップを挿入すると、そこに揃います。

Illustratorのリピートアート用のKMパレット

Illustrator 2021で追加されたリピートアート(ラジアル、グリッド、ミラー)ですが、設定が面倒です。 メニューをたどるの面倒 [プロパティ]パネルに出てこない キーボードショートカットを当てるまでもない そこでKeyboard Maestroのパレットを作成しました。 呼び出し:control + Yを設定しています。 ラジアル、グリッド、ミラーを適用後、[選択ツール]に持ち替えます。 メニューコマンドにない[選択リピートを編集]と編集終了を入れまし

ひとつの辺だけギザギザの長方形

ひとつの辺だけギザギザの長方形について考えてみます。 まずは罫線からドット点線の破線設定で[線分と間隔の正確な長さを保持]オプションを選択している場合、破線を[分割・拡張]すると、それぞれキレイな丸になります。 ところが、[コーナーやパス先端に破線の先端を整列]オプションを選択している場合、事情が異なります。 [分割・拡張]の前に、[アピアランスの分割]を実行する 両端の●のアンカーポイントが異常に多くなる [パスのアウトライン]効果をはさめば、[アピアランスの分割