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人材紹介会社の選び方(4)

3回にわたってお話ししてきた人材紹介会社についての話題ですが、これまで触れてこなかった事と、まとめをしてこの話題の終わりとしましょう。

人材紹介会社は企業に人材を紹介することによって紹介手数料を収益とする事業モデルでした。では、紹介会社はこの収益で自社の社員の人件費やその他の経費を賄う訳です。ただ、”その他の経費”というのはピンとこないのではないでしょうか。以下は私の想像です。

広告費にかなりの経費を費やしているのではないかと思われます。「広告費?」そうです、広告費です。
広告費には二つ考えられます。
一つは、人材会社自身の宣伝。知名度を上げ、安心感を持ってもらい、多くの求職者との接触を増やし、求人している会社との接触を増やす効果が見込めます。ただ、こちらはそれなりの規模の紹介会社に限るでしょうね。
もう一つは、紹介会社が受け付けた求人情報の広告です。ほぼ100%Web広告だと思います。求職者がWebで求人を検索した時に、できるだけ上位・高露出させるためには相当の広告費が必要です。
そう考えると、人材紹介会社は案外儲からない事業なのかもしれません。会計的に言うと、粗利率は高くても営業利益率はそう高くないように思います。

そこで、少しでも効率よく稼ぐために”特徴”を持つ作戦を取る場合があります。例えば特定職種に特化した紹介会社や、役員位等アッパー人材に特化した紹介会社等です。
また、特化とはではいかなくても、得意な職種とか得意な業界というのを強みにしている紹介会社もあります。
求職者は人材紹介会社を一括りにせず、こういった特徴も見極めて利用しましょうね。


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