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たまの旅日記 海外旅行トラブル編 その4足止め

こんにちは、猫のたまです。
海外旅行トラブル編、最終回は「足止め」です。
猫のたまは、帰国しようと思った日に帰れなかった経験が2回あります。

少し古い話ですが、1度目は、2010年春。
オランダ出張の最終日に、あとは、ホテルをチェックアウトして午後の飛行機で帰るだけ、という日の朝、アイスランドの火山が噴火した、というニュースが飛び込んできました。最初は全く他人事だったのですが、その内、火山灰が航空機の運航に支障をきたす、とのことでヨーロッパのほぼ全ての空港が閉鎖になってしまったのです。結局、その時は期せずして5日間、オランダで足止めとなりました。友人の家に転がり込んだ私はまだラッキーな方で、同じ日の午前中に帰国予定だった中国人の同僚は、飛行機に搭乗後に全員降ろされ、空港で一夜を明かした後、自力でホテルを探していました。ホテルが手配できなかった人たちは空港のターミナルでひたすら運行が再開するのを待っていたそうです。また、ミラノに出張していたオランダ人の同僚は、友人の古い自家用車を借りてオランダを目指しましたが、途中、スイスで車が壊れ、結局、鉄道とタクシーを乗り継いで帰国。この時は、みんな、色々な場所で散々な目に遭っていたのですが、今、思い返せば、こういう時に慌てて家に帰ろうとジタバタしても始まらない、ということがよく分かります。

2度目の足止めは、2022年冬。
仕事で訪れたモルディブ。コロナ禍がまだ収まっていない時期でしたが、オミクロン株も落ち着いてきたタイミングでした。2021年はコロナ禍だったこともあり、一度も海外に行きませんでしたので、2022年初頭のモルディブは本当に久しぶりの海外でした。インド洋の楽園モルディブでの滞在を満喫した後、帰国時のPCR検査を受けたところ同行者5人の内2人に陽性反応が出てしまいました。陰性だった3人も濃厚接触者扱いということで、結局、5人全員が滞在していたビーチヴィラにそのまま1週間隔離されました。幸い、全員無症状で、目の前のビーチには出られないものの、ビーチヴィラでの優雅な滞在中にリモートで仕事をしたり、ヨガをしたり、VPNで日本のテレビドラマを見たりして過ごしました。さらに、モルディブ滞在中に日本の入国条件が変更されていて、日本出国時、モルディブからの帰国は隔離なしだったのが、3日間の施設隔離になってしまっていたのです。ようやく、成田に着いたと思ったら、今度は、和光市にある隔離施設に3日間滞在し、結局、10日遅れで帰宅しました。

写真:モルディブのビーチヴィラでの隔離中は3食ルームサービス。朝ごはんを頼んだら、いつも食べる量の3倍くらいだったので、朝昼兼用にしました。
写真:和光市の隔離施設は、猫のたまにとっては、それなりに快適でした。

猫のたまの教訓(分かりきったことですが、、、

1)火山の噴火、地震などの天災はジタバタしても始まらない。無理に移動せず、事態が好転するまで命を守る行動を優先。(たまは猫なので、じっとしているのは、どちらかと言えば得意です)
2)とにかく情報収集が大事です。信頼できる情報源を持ちましょう。

「トラベル」の語源は「トラブル」だそうですね。自分が慣れ親しんだ環境を離れ、ましてや海外に行けば、色々な事が起こるのは当たり前。どんな突発事項が起こっても慌てず行動してくださいね。とにかく、「家に帰るまでがトラベル」ですから。

たまのプロフィール
千葉県船橋市にあるトラベルサロンの飼い猫で、親切な社長に拾ってもらいました。前職はヨーロッパのとある国の観光プロモーションの仕事を30年以上続けていた旅好き、鉄道好き、手芸好き猫。ブログで旅日記を掲載中。

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