週刊ブレックス(仮) ~2020/01/07
こんにちは、hiroです。新年1発目のnoteになります。
とりあえず今年の目標として今シーズン最後までnoteを書き続けると誓ったのでお付き合いして頂ければ幸いです。よろしくお願いします!
では行きましょう!
12月の結果と1月の日程
ブレックスは12月天皇杯を含む11戦全勝。リーグ戦はクラブレコード更新中の15連勝です。厳しい日程でしたがよく勝ちきりました。
1月はリーグ戦7試合に天皇杯最大3試合の最大11試合をプレーする日程です。オールスターをプレーするメンバーは最大12試合というブレックスにとっては過酷な日程が続きますが、連勝を伸ばしていきたいところです。
第16節 vs琉球ゴールデンキングス(A)
新年1発目の対戦は琉球でのアウェイ戦です。
琉球は今シーズン18勝7敗で西地区首位。昨シーズン後のオフに主力選手が大量に抜け、佐々HCも心労で12月に退任という状況ですがここまで勝ち続けています。琉球は現在8連勝中、ホーム10連勝中と抜群の強さを誇っています。
▼琉球の特徴やプレビューなどをまとめたnoteがこちら
このnoteを木曜日に更新した後に新たな情報がありました。
ブレックスはランドルフが契約解除されました。以前ランドルフのコンディションが一向に上がらないことに首脳陣が不満を抱いていたという話を聞きました。ジャワッド加入時3人体制で回していくことは意外だと思っていましたが、今回このような結果に。ランドルフのここまでの活躍に感謝するとともに、今後の活躍をお祈りしております。
GAME1 琉球 84-82 宇都宮
ブレックスはこの試合も遠藤は欠場で、竹内公輔もインフルエンザで沖縄には帯同していないとリリースがありました。また、比江島が今シーズン初めてスタートを外れました。試合後の会見でHCが病み上がりだからと語っていました。
対する琉球もここまで欠場が続いていたキャプテン田代の欠場が発表され、フェルプスがベンチを外れました。スタメンを見てみると、琉球は岸本が戻ってきました。
沖縄の独特の雰囲気に飲まれたと言えるような立ち上がりで、ナベがPnRから展開できずに2度ターンオーバーから失点したり、岸本にオープンスリーを決められたりと琉球が素晴らしい立ち上がり。ブルックスやクーリーの良さも出た時間帯で、それに対抗するかのようにライアンとジャワッドも得点した前半でした。2Qからは途中出場の比江島も病み上がりだと感じさせない得点力を発揮。彼が入ったことでオフェンスの風通しが良くなり一時逆転に成功。ですが、2Q並里のブザービーターを決められ琉球リードに変わって前半終了。その前のオフェンスで時間使い切れという意見もありますが、ナベがファウルすらさせてもらえず、高速で抜き去って決めきった並里を褒めるべきかなと思います(チームファウルは3つでした)。
琉球の強力なインサイド陣に対して我慢強く守って、辛抱強く戦っている印象だった前半でしたが、無駄が非常に多いとも感じました。無駄なターンオーバー、無駄なオープンスリーを打たれてたのは勿体なかったです。また、この日もスリーが不発で後半も苦しみそうだなと感じた前半でした。
琉球の6-0のランからスタートしましたが、3Q残り8分半の段階でブルックスがファウル3つに。そんなのお構いなしにクーリーがオフェンスリバウンドからダンクを決め琉球の流れに行きそうでしたが、喜多川のスリーで断ち切る。このタイミングで岸本が負傷退場。キックアウトした時に捻挫したっぽいです。痛いやつ。一旦流れを切れたとはいえブレックスの劣勢は変わらず。喜多川のスリー以外は来ず、インサイドにアタックするも中を固める琉球のディフェンスに大苦戦。スリーが無いと見るや2-3ゾーンを見せる琉球に対して結局ブレックスは3Qで12点しか取れませんでした。非常に苦しい展開ではあったものの、よく8点差で終えたなぁというのが本音です。
4Q『on3』を使ったりと何とかきっかけを作りたいブレックスでしたが、10点差前後からは中々縮まらない展開がオフィシャルタイムアウト辺りまで続く。直後のオフェンスでナベのスリーが決まるも、並里とクーリーを止められない。ひたすら我慢我慢で付いていく。残り2分を切るタイミングでジャワッドがバスケットカウントを沈める。ワンスローを外すも比江島がオフェンスリバウンドを拾い、セカンドチャンスからレイアップを決め4点差に。ただ止まんねぇクーリー。再度琉球が6点差に広げる。残り1分でライアンがバスカン決めるもワンショット決まらず(みんな決めて)。琉球のオフェンスを止めてライアンがアタックするもクーリーがブロック、自ら拾って喜多川に託すもスリーが外れてファウルゲームに突入。ブレックスはその後ライアンがスリーを決めたり、ジャワッドがブザービーターを決めるも琉球がリードを守りきりホームで連勝を伸ばしました。これで琉球は9連勝のホーム11連勝!対するブレックスは15連勝でストップ。
この日はクーリーを止められず30得点12リバウンド(4オフェンスリバウンド)という暴れっぷりでしたが、ブレックスはクーリーに対して辛抱強く守っていたと思います。琉球の特徴をまとめたnoteにも書いた通り、ブレックスとの対戦前の段階で39.0%だったOR%を29.4%にまで抑えています。ただ、勝負所ではクーリーさすがでしたね。流石に35分半は使いすぎだろと思いましたが。あとはブレックス戦に相性の良い並里が15得点5アシストとアンストッパブルな活躍。彼を止められずだったので中々琉球との差を詰めることができませんでした。
ブレックス側で言うと、この日もスリーが低調で、ディフェンスがイマイチ噛み合わずでスティールが今シーズン最少。日本人選手の得点も伸びず。スクリーンがヒットしていないのも気になりました。全体的に元気がなかったのは気になるのですが、こういったチーム状況でもあるので普段プレータイムが少ない選手が奮起してほしかったのも事実。負けるべくして負けた試合かなと。
ポジティブな面としては、この負け試合な展開でも離されず最後2点差まで喰らい付けたことはとても大きいと思っています。今シーズン2回しか対戦のない琉球にGAME2で得失点差で上回れば良いのです。現状CSでセミファイナルまでホームコートアドバンテージを得るには全体2位になる必要があります。東地区首位争いは置いておくとして、そこを争うのが中地区1位の川崎、西地区首位争いをしている琉球と大阪かなと思います。勝ち星が並んだ時を考えると直接対決で勝ち越さないと上にはいけないのです。そういう意味でも翌日のGAME2は非常に重要なゲームになりますし、絶対に勝たないといけない試合です。
BOXSCORE
ハイライト
ゲームレポート
GAME2 琉球 62-86 宇都宮
ブレックスは前日のスタメンからナベと比江島をチェンジ。どちらも病み上がりっぽいです。琉球はGAME1と変わらず、岸本も普通に出てきて良かったです。
美しいセットオフェンスで喜多川のスリーからスタート。前日とは違いブレックスのハードなディフェンスがスタートから決まり、開始2分で8-0のランで走り琉球が早くもタイムアウト。ブレックスが理想的なスタートを切りました。この日はPnRのヒットする回数も増え、状況判断も良いので良いシュートを打つ回数が多かったです。また、前日以上にブレックスはミスマッチを利用したオフェンスを展開していたのが印象的でした。
ディフェンスはHCの喝が効いたようで前半は素晴らしかったです。前半27失点のうち日本人選手には6失点しかされていないというスタッツでもわかると思います。いつもこれくらい始めからやれって言うのは禁止です。クーリーに対してブレックスは珍しくダブルチームで潰しに行く、潰せなくても簡単にやらせない、最悪ファウルで切る。前半ブレックスがした10個のファウルのうち8個がクーリーに対するものですから、クーリーに簡単にやらせたくなかったという意図が伝わりますよね。前半終了時にクーリーにテクニカルファウルが宣告されていたので、少なからず効いていたと言えるかなと。
問題はブレックスが後半どのような戦いができるかというところです。引き離せるか、詰められるか。
クーリーのテクニカルファウルで貰ったフリースローをギブスが決めてスタートした後半戦。琉球が立て直し7-0のランで走られると岸本のスリーも決まって13点差に。そこで琉球の流れを断ち切ったのが小さな巨人ジェフ・ギブス。スリーとゴール下を制して連続得点し、ライアンもミスマッチを活かしてバスケットカウント。ただしワンスローは決まらず…琉球はその後、特指の牧のロングツー、長谷川と満原の連続スリーが会場が盛り上がる展開に。山崎がこの日2本目のスリーで会場を静まらせて結局15点差に縮まり3Q終了。
4Q残り9分の段階で並里が4ファウル。岸本のスリーなどで流れに乗りそうになるが、ジャワッドの安定した得点力で15点前後の点差で試合をすすめる。残り6分で岸本も4ファウルになり、1分後には並里がファウルアウトと琉球は更に苦しい状況に。その後はライアンとギブスの連続のアンドワンで勝負あり。ブレックスは新年初勝利で前日の雪辱を果たす結果となりました。
ブレックスは後半は引き離すことはできずでしたが、前半から素晴らしいディフェンスで琉球のFG%を35.9%に抑えました。これはブレックスが今シーズン戦った中で最低の確率です。速攻とターンオーバーからの失点を今シーズン最少に抑えたことも大きかったです。
オフェンス面では喜多川と山崎がそれぞれ2本のスリーを含む二桁得点で、ともに今シーズン最長のプレータイムで台所事情の苦しいバックコート陣を救いました。とはいえ、この試合のヒーローはジェフ・ギブスです。22得点10リバウンドのダブルダブル、彼がプレーしている時間帯で+22ですから圧倒的存在感でした。クーリー相手にシーズンハイの22得点は「ギブス半端ないって」の一言。日本トップリーグ通算6000得点もおめでとうございます!
BOXSCORE
ハイライト
ゲームレポート
琉球戦の雑感
1勝1敗の痛み分け。琉球はブレックスの15連勝を止め、ブレックスは琉球の9連勝とホーム11連勝を止めました。琉球の独特の雰囲気も凄かった。ブレアリでやるか沖縄でやるかでだいぶ変わりますよね。ホーム&アウェイでやらないのはレギュレーション的に不公平だよねw来シーズンはホーム&アウェイでやりたいなぁと思います。ブレアリでもやりたいし、沖縄の新アリーナにも行きたい。あとは喜多川が古巣との対戦ということで彼が活躍して、それをブースターが見れたのは良かったですよね!
とりあえず、得失点で上回れたので上出来かなと思ってます。あと、遠藤がシュートアラウンド出てきてたってTwitterで見て復帰そろそろっぽいので安心しました。天皇杯で戻れるかな?
プレビューnoteで書いたこと
ありがたいことにたくさんの方に読んでいただいた琉球の特徴をまとめたnote。取り上げた特徴をお互いに出し合い、クーリーとギブスのバッチバチのやり合いは見てて本当に面白かった。ナベは今シーズンも抑えられ(それ以上に体調がしんどそうだったけど)、岸本はGAME1途中で怪我しちゃったけど良いようにやられててGAME2は抑えました。やはり3P%の高いほうが鍵を握りました。ORはしょうがない部分はあったけど参考になったとは思うので書いてよかったと思いました。今後もアウトプットに書いていこうと思っております。よろしくお願いします。
準備の段階で負けている
GAME1後の会見。厳しいですが正論過ぎる。
要約すると「体調管理から準備が始まっている。連勝が途切れたことよりも準備のできてなさが残念過ぎる。」竹内インフルで帯同せず、比江島とナベが体調不良からの病み上がり。その前の三遠戦ではギブスがインフルエンザと体調を崩しやすい時期ですから、この経験から選手だけでなくファンも社会人として体調管理を気をつけて行きたいところです。そういえば去年も同じ時期に体調不良者が出ていましたね…気をつけましょう。
意外と会見動画を見ている人少ない気がするけど面白いですよ〜。
琉球の感想
クーリー凄かった。17-18のマブンガとスミスを擁した京都戦くらいどうすればいいかわからなかった。多分ブレックスがスタートからダブルチームに行った選手はスミスとクーリーしか思いつかない。あとは今シーズンインサイド手薄だった時のガードナーくらいかな?ただ、クーリー使いすぎじゃね?って感じは気になりました。渋谷との4試合と船橋での千葉戦でどんな感じになるか楽しみにしてます。あと、田代見たかった。
あとあと、一番気になったのは並里のバッシュどこで入手したんだろ?ってことです。Flight 5生産終わって昨シーズンまではasics履いてたんですけどね。あのバッシュは個人的にも履いてたので復刻してほしいです。
▼コレ。タマの部分がハゲるんですよね。ワタシはアウトソールが剥がれました…
第16節の試合結果
新年一発目の結果はこんな感じ。気になるトピックは以下の通り。
暗闇を抜けた三河が6連勝!
大補強を行い前評判が高かったものの負けが混んでいた三河でしたが、秋田に連勝し6連勝達成!それにより中地区2位になりました。6連勝の相手は同じく負け越しているチームばかりですが、中地区2位に入らなければ降格プレーオフ直行ですし、天皇杯に向けても大きい連勝でした。三河の場合は内容よりも結果がまず大事かなと思います。天皇杯では今シーズン連敗している滋賀です。殴り合いに期待しましょう!
一方の秋田は対象的に6連敗。アルバルクとブレックス相手に負けてはいましたが、三河相手に連敗は正直予想していなかったんじゃないでしょうか?後半で点数を上回れる秋田に対して中村和雄氏が『on3』を同時起用した2-3ゾーンで体力を温存させる方法を提案を提案していましたがどうでしょうか?天皇杯ブレイクを得て秋田の対戦相手は千葉です。
千葉がアルバルクに連勝!
第16節で一番注目だったと言っても過言ではないアルバルクvs千葉は千葉がアウェイで連勝!大野HCも我慢強く戦えたとコメントしていました。前回のnoteで触れていたフリッピンが連日二桁得点で攻守に躍動していました。その千葉が天皇杯ブレイク明け秋田と対戦です。
今シーズン初の連敗を喫したアルバルクは田中がハムストリングスの負傷で欠場。彼がいないことでタスクのバランスが崩れていたのは気になります。それだけ田中が優秀ということも言えますが。田中の怪我がどの程度なのか気になるところですが、ハムなら復帰は今月下旬なのかなと思ったり。アルバルクは天皇杯で川崎と対戦です。
川崎はクラブレコード更新も16連勝でストップ
カルファニと篠山が怪我で離脱した全体トップの川崎はクラブレコードで16連勝を達成!でしたが、GAME2では富山に32点差と完敗でした。川崎の16連勝は14勝は勝率5割以下のチームからで、実は東地区のチームとの対戦はありませんでした。なので、天皇杯でのアルバルク戦は非常に興味があります。
GAME2圧勝で天皇杯に向けて素晴らしい勝利だった富山ですが、川崎相手に2勝2敗。とどろきでは富山が2勝1敗で勝ち越してます。ボールも人もよく回りましたね。
ブレックス今週の試合
今週はリーグ戦はお休み。天皇杯ファイナルラウンドがさいたまスーパーアリーナで行われます。ブレックスはELITE8で富山と対戦します。今シーズンはアウェイで1勝1敗という対戦成績。
現在富山はスミスと宇都2人の柱を欠いた状態ではありますが、上記の通り川崎の16連勝を32点差の圧勝で止めた侮れない相手です。富山6試合連続でライオンズとペッパーズの外国籍選手コンビを起用して4勝2敗と戦い方が見えてきたように思います。ちなみに相手は川崎3北海道2秋田1で川崎に2敗です。ペッパーズが出ることにより走る展開に持ち込み、ボールと人がよく動くと富山のペースになっていきます。ただ、苦しい展開になると個に偏りがちというところは中川聴乃さんが言っていました。特に好調のサトル・マエタには要注意です。途中加入のオルトンは契約満了です。
▼天皇杯もLP作るようになったんですね!!
おわりに
とういうことで新年1発目のnoteも読んで頂きありがとうございます。2020年になったので、これから東地区の年間成績グラフを載せていこうかなと思います。アルバルクやっと離れた。
今週は天皇杯!まずは木曜日勝てるように応援しましょう!幸いブレックスは第4試合で19時ティップオフ予定なので行きやすいと思います!さいたまスーパーアリーナで僕と握手(しません)!体調管理気をつけて天皇杯獲りましょう!天皇杯は特徴をまとめたnote書かないかな?
おしまい
P.S.
ブレックスに合いそうな選手とか移籍したら面白そうだなぁって選手をnoteにまとめようと思っているんですけど、まとめる時期が難しい。シーズン終わりだと先に終わったチームのリリースが出ちゃうし、シーズン中だと今いる選手にも悪いなぁと思ったりもするし。うーん。
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