【1分要約】ホウレンソウに代わる「雑草+相談」ザッソウ 結果を出すチームの習慣
1.この本をおすすめな方
・マネージメントでメンバーやメンバー間でとどのようにコミュニケーションを取れば良いのか悩んでいる方
・1on1などでメンバーとの話題が尽きてしまう。いつもタスクの話になりがち
・チームの心理的安全性を高めたい
・楽しいチームを作りたい\(^o^)/
内容(「BOOK」データベースより)
ざっそう“ザッソウ”。「雑談+相談」「雑な相談」。雑談があることで相談がしやすくなり、人間関係が構築されて心理的安全性を高めることができる。チームビルディングを成功させるのは、ホウレンソウではなくザッソウ。
2.要約するとこんな感じ
#なぜ雑談と相談が大事なのか ?
・相談と雑談の間に明確な境界線を引くことは難しい。雑談から気がつけば相談になっている場合も多い。普段から雑談していない状況で、相談することは心理的ハードルが高い
・相談が気軽に出来ると、作っているものに対するフィードバックも早い段階から受けられることで、手戻りが減って完成度や品質を高めることに繋がる
・以前であれば飲みニケーションやタバコ部屋でそれが出来ていた。さらに効率化やリモートによって雑談する機会がどんどん減っている
#ザッソウがもたらす6つの効果
1.助け合いのできる信頼関係が構築される
2.共通の価値観やカルチャーが醸成される
3.社員のキャリアや将来への不安が少なくなる
4.気軽なフィードバックで仕事の質と速度が向上する
5.マニュアル化されにくい暗黙知が共有される
6自分たちで判断して仕事を進められる社員が育つ
3.学び
・部下に「何があったのか」「気付きはなにか」「次にどうしていくか」上司は「自分だったらどう考えたか」を振り返ることで、自らで判断出来る力を付ける
・チームを作ったり、新規プロジェクトのときはレベル3相互理解まである状態の上で、共通のゴールをもつことでチームワークが形成される
・不可解な点や指摘すべき点があったときは、まず本人がどういった意図をもってそうしたのかを聞いてみる。先の先まで考える力を鍛え、戦略的思考をきたえることにつなげる
・若手メンバーとYWT(やってきたこと・わかったとこ・つぎにやること)を実践し、Wを本人が言語化できるまでじっと待つ。
・自己組織化したチームをつくる。メンバーそれぞれがミッションや目的を達成するために、自律的に考え行動しつつも相互に助け合い、作用し合う状況にする
・毎月1回はふりかえりを行う。振り返ることで目指すのは自己改善出来るチーム
・チーム内に「ザッソウいいですか?」のコミュニケーションが自然と出る状況を作る
4.書籍情報
【著者】
倉貫 義人(くらぬき よしひと)
株式会社ソニックガーデン代表取締役
大学院を修了後、大手システム会社でエンジニアとしてキャリアを積みつつ「アジャイル開発」を日本に広げる活動を続ける。自ら立ち上げた社内ベンチャーを、2011年にMBOし、株式会社ソニックガーデンを創業。月額定額&成果契約という「納品のない受託開発」を展開し、注目を集める。新しいワークスタイルにも取り組み、リモートワークを実践し、そのノウハウも発信し続けている。
著書に『管理ゼロで成果はあがる 「見直す・なくす・やめる」で組織を変えよう』(技術評論社)、『「納品」をなくせばうまくいく』、『リモートチームでうまくいく』(ともに日本実業出版社)がある。
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