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アジサイの育て方 花屋の裏技教えます!

「アジサイの水が下がってしまったんです… どうしたらいいですか?」というお問合せが良くあります。そんな時のお花屋さん裏技をお教えします!

アジサイの水が下がってしまったら…
鉢がすっぽり入る桶に10〜15cmぐらいの高さまで水を溜め、鉢ごと水の中に入れてください。2〜4時間、水の中に入れたまま放置してください。こうするとアジサイの根が鉢底穴から水を吸います。これを『腰水』といい、元気に復活します。

水が下がるとこのように花びらがクタッと萎れてしまいます。写真はこちら💁‍♀️


上の写真のような状態が『水枯れ』『水切れ』を起こしている状態です。

水の中に2時間程度つけておいたアジサイ

水が下がってしまったアジサイを水の中に2時間つけておくと、花びらがクタッとなっていたのが、写真のようにシャッキとして元気な状態に復活しました!

アジサイは水が大好きな植物なので、毎日水やりを欠かさず行うことが管理のコツです🙆‍♀️

水が下がっても水やりをすると復活するので、
もしクタッと元気がなくなっても焦らず水やりをしてください!
でも水が下がった状態を放置し続けると枯れてしまう原因になるので水やりは欠かさずやりましょう!


花の色

アジサイの花の色は、土のpH(酸度)によって変化することはよく知られています。

これはどんなメカニズムかというと、
色のベースになる『アントシアニン』という色素は通常赤色ですが、
土壌から溶け出してきた『アルミニウム』と反応すると青色に変化します。
逆に、アルミニウムが吸収されないと赤色に発色します。

アルミニウムは酸性土壌でよく溶け、アルカリ土壌では溶けません。

なので、土が『酸性』だと『青』に、『中性』だと『紫』に、
『アルカリ性』だと『赤』のアジサイに変わるのです。

日本は火山大国であるため、酸性の土壌が圧倒的に多く、青色のアジサイが多いです。
ちなみに『白』のアジサイはもともとアントシアニンを持っていないため、
土の影響では色は変化しません🙅‍♀️


今回は鉢植えにアジサイについて紹介いたしました💐
詳しい育て方は、また今度紹介しますね😊

次回は切り花のアジサイについて紹介します!