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すりキズの正しい治し方【モイストヒーリング療法】

こんばんは、中学生の時にハードルでコケた跡が激しく残っているケイタです。


いやー、後ろ足が長すぎました。


………。



さて。


誰しもがやることと言ったら、すり傷ですね。



すり傷の治し方って、時代と共に正反対になっているのご存知でしたか?



特にアラフォー以上の方はよく読んでくださいね、子どもの頃にしてもらった事はほぼ否定されているのでよく読んでください。



▼すり傷の治し方、昔と今



僕をはじめ、アラフォー以上の方は子どもの頃こう言われたはず。



「すり傷は、よく消毒して、乾かして、かさぶたにしなさい」



懐かしいですね。



でもこれ、全部間違っているんです。



今は


「すり傷は、消毒せず、乾燥させず、かさぶたにしないようにしましょう」


なんです。


▼消毒の弊害


すり傷をするとまず消毒…という方もいます。



マキロン、オキシドール、泡の出る消毒剤、絆創膏、ガーゼ…



全部いりません。



いりません…と言うより、使わないでください。



確かに消毒する事によって雑菌を殺菌する事はできます。



しかし、消毒は強いので自分の細胞も壊してしまうのです。



すり傷程度なら消毒はいりません。



逆に治りが遅くなります。



人間の身体は、雑菌に打ち勝つ「免疫」を持っています。



大丈夫、身体が雑菌なんてやっつけてくれます。



消毒はせずに水道水で洗い流して、清潔な布かティッシュペーパーでふき取って、モイストヒーリングを行います。



▼消毒が必要なケース


とは言え、消毒が必要なケースもあります。



それは「深い切り傷」と「広いすり傷」。



あ、これもう病院行かないとマズいやつ…って傷は病院で消毒します。



軽いキズは消毒せずに水道水で洗い流せば充分です。


▼モイストヒーリングとは


モイストヒーリング=湿潤療法 と言います。



要は、乾燥させずに潤いを保つ治療法です。



概念をカンタンに説明します。


キズ口からジュクジュクした液が出てきますよね。
滲出液と言いますが、昔はこれを乾かしてかさぶたにしていました。
この滲出液は「キズ口を治すために身体が出した液」です。
この滲出液を乾燥させずに保つと、キズは早く治ります。


モイストヒーリング療法は、この滲出液を乾かさないようにするだけの療法です。



メリットとデメリットです。



まずメリット。

・早く治る
・痛みが緩和する
・かさぶたにならないので跡が残りにくい


次にデメリット。

ありません。



従来の治し方をすると

痛い、治りが遅くなる、跡が残る、の三拍子が揃ってしまいます。



また、絆創膏やガーゼはこの滲出液を吸い取ってしまいますし、はがす際に細胞を傷つけてしまいます。



これからはモイストヒーリング療法を行いましょう。



ドラッグストアに行けば売っています。



バンドエイドキズパワーパッドです。



これを使ってください。


絆創膏とは概念が違うため、全面が治療面です。


サイズがあるのですが、後述する通り滲出液が溢れたら貼り替えなので、キズ口よりひと回り大きいサイズがオススメです。


バンドエイドブランドでなくても、どのメーカーのものでも効果は変わらないので、店頭で選んでください。


また、普通のパワーパッドは伸縮性がないため、関節部位には専用のものを使ってください。


表面がウロコ状になっているものが伸縮性のある関節部位用です。



▼すり傷の対処方法


では対処方法です。



①キズ口を水道水で洗います。

この際に消毒はしないでください。

消毒液を使ったらキレイに洗い流してください。

洗ったらキレイな布やティッシュペーパーで拭き取ります。



②モイストヒーリング用の絆創膏を貼ります。

冬期は少し手のひらで温めてから貼ってください。



③そのまま数日間貼りっぱなしでOKです。

完全防水なのでお風呂もそのまま入ってください。



④貼り替えタイミング

滲出液が溢れてきたり、パッドが剥がれたら貼り替えてください。

剥がれた時にキズ口がふさがっていたら貼らなくてOKです。



カンタンでしょ?


めっちゃ早く治りますよ。


特に子ども(2歳以上推奨)はとてつもなく早く治ります。


若いってすごいですね。。。



ではまた。

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